遺品整理で出てきた大量の本はどうする?処分方法を解説
遺品整理中の際、故人が大切にしていた本が大量に見つかることがあります。本は重さもあるため、大量処分は簡単ではありません。
今回は遺品整理で出てきた本の処分方法について解説します。ゴミとして捨てる以外の方法も紹介するので、悩んでいる人は参考にしてください。
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遺品整理で出てきた本を処分する際の注意点は?
遺品整理は故人の思い出や遺品を整理する大切な作業ですが、特に本は多くの家庭で大量に保管されていることが多く、処分に困ることも少なくありません。本を処分する際には、以下の注意点を守ることでスムーズに整理を進められるでしょう。
- 処分をする際は必要な道具を用意する
- 貴重な本がないか調べる
- 本に現金などが挟まっていないか確認する
それぞれ具体的な注意点について詳しく説明します。故人の思い出を大切にしながら、本を処分しましょう。
処分をする際は必要な道具を用意する
遺品整理において本を処分する際には、まず必要な道具を揃えてから始めましょう。作業がスムーズに進み、効率的に本を整理できます。必要な道具には以下の通りです。
ゴミ袋やダンボール箱
本を分類するためには、多めのゴミ袋やダンボール箱が必要です。捨てる本やリサイクルに回す本・寄付する本など、種類ごとに分けて収納するために使います。
手袋
古い本にはホコリや汚れがついていることが多いため、手袋を着用しましょう。作業中に手を洗いに行く手間も省けます。
マスク
ホコリが舞うのを防ぐためにマスクを着用つけるとよいでよう。特にアレルギーがある方やホコリに敏感な人は注意してください。
照明器具
本棚の奥や裏など暗い場所を照らすため、ヘッドランプやポータブルライトを用意しておくと、細かい作業がしやすいです。稀に本棚の奥や裏に本が落ちてしまっているケースがあります。隅々まで探しましょう。
貴重な本がないか調べる
遺品整理で出てきた本の中には、価値が高いものが含まれている可能性があります。すべての本を一度確認し、貴重な本がないか調べることが大切です。特に以下の本は価値をチェックしてから処分を検討しましょう。
- 初版本や限定版
- サイン入りの本
- 絶版になっている本
- 古書
- 限定特典付きの本
本の価値を調べるには、オークションサイトやフリマサイトでタイトルを検索してみましょう。またグーグルレンズを使い、表紙から検索する方法もおすすめです。
初版本や限定版
初版本や限定版の本は価値が高い作品も多いです。特に著名な作家の初版本はコレクターに人気があり、高値で取引されることがあります。
サイン入りの本
作家のサインが入った本は、その作家のファンやコレクターにとって非常に価値があります。サインだけでなく、手書きのメッセージが書かれている場合も同様です。
絶版になっている本
すでに絶版になっている本も、需要が高くなり価値が上がることがあります。特に専門書や特定の分野に関する本は、絶版後に高価で取引されることが多いです。
古書
特定の年代に発行された古書も価値がある場合があります。アンティーク本や歴史的な価値がある本は専門の古書店やオークションで高値がつく可能性ががあるでしょう。
限定特典付きの本
ポストカードやブックカバー、ポスターなどの限定特典が付属している本も価値があります。特典が揃っていれば、高い査定額がつきやすくなるでしょう。
本に現金などが挟まっていないか確認する
本の間挟まっている物を誤って捨てないためにも、必ず中身を確認しましょう。現金や重要な書類、その他の貴重品が挟まれていないか確認することが大切です。
現金や宝石類
故人が本を隠し場所として使用していた可能性があります。特に現金や宝石類などの貴重品が挟まっていることがあるため、慎重に確認しましょう。
写真や手紙
家族や友人との思い出の写真や手紙が挟まれているケースもあります。遺族にとっても大切ものであるため、見逃さないように注意します。
重要書類
パスポートや保険証書、契約書などの重要な書類が挟まれているかもしれません。重要な書類は後々必要になることがあるため、しっかり確認したうえで本を処分しましょう。
メモやノート
故人が大切にしていたメモやノートも、本の間に挟まれている可能性があります。もしかしたら遺書やエンディングノートが紛れ込んで切るかもしれません。
遺書やエンディングノートは故人にとって最後の遺志です。見逃がさないよう、しっかりと確認しましょう。
その他の小物
しおりや切手、チケットなどの小物が挟まれている可能性があります。故人にとって大切なものだった可能性があるため、丁寧に確認しましょう。
遺品整理で出てきた本の処分方法
遺品整理で出てきた本の処分情報に悩んだら、以下の方法があります。
- 古紙回収に出す
- 可燃ごみとして処分する
- ネットで売る
- 古本屋に持ち込む
- 形見分けする
- 供養する
- 不用品買取に引き取ってもらう
本の処分方法や、遺品整理時の状況や自身の気持ちを考えながら選ぶとよいでしょう。それぞれの方法について詳しく見ていきます。
古紙回収に出す
古い本や価値のない本を処分する場合、古紙回収に出すのが一般的です。ただし自治体によって古紙回収のルールや日程が異なります。事前に確認しておくことでスムーズに処分できるでしょう。
処分の際は本をまとめて紐で束ねると回収が楽になります。紐がない場合は紙袋に入れるのもおすすめです。
可燃ごみとして処分する
一部の地域では、本を可燃ごみとして処分可能です。自治体のゴミ処理ルールを確認し、本が可燃ごみとして処分可能かどうかを確認したうえで出しましょう。
この際、大量の本を一度に出すと収集が困難になるため、少量ずつ分けて出すとスムーズです。
ネットで売る
価値のある本や状態の良い本は、ネットで販売すればお小遣い稼ぎにもなります。
例えばメルカリやヤフオク、Amazonなどのオンラインマーケットプレイスを利用すると、簡単に本を販売できますよ。
人気のある本や希少価値のある本は、高値で売れる可能性があるため、相場をチェックしてみましょう。
古本屋に持ち込む
近くの古本屋に本を持ち込めば、大量の本も簡単に処分できます。売却する際は、事前に電話で買い取りの可否や条件を確認しておくとスムーズです。
大量の本がある場合は、出張買い取りサービスを利用すると手間がかかりません。もし「急いで現金化したい」と思ったら、店舗に直接持ち込むのがおすすめです。
査定結果に納得できれば、その場で現金化できます。納得できない場合は、断わっても問題ありません。
形見分けする
故人の思い出が詰まった本は、形見分けとして家族や友人に譲る方法もあります。まずは故人と親しい関係にあった人々をリストアップし、本を譲ることを提案しましょう。
受け取りたい人がいたら、形見分けする本を選びます。思い出深い本や故人の愛読書などが良いでしょう。
形見分けを行う際には、故人の思い出話を交えながら本を渡でば、感謝の気持ちを伝えられます。
供養する
「そのまま捨てるのは忍びない」と感じたら、本を供養する方法もあります。特に宗教書や遺品として特別な意味を持つ本を処分する際におすすめの方法です。
まずは近くの寺院や神社に相談し、本の供養を相談してみましょう。供養の形式や費用について事前に確認しておくとスムーズです。
不用品買取に引き取ってもらう
本を含む遺品をまとめて処分したい場合、不用品買取業者に相談するとよいでしょう。依頼方法は以下の通りです。
業者を選ぶ
まずは信頼できる不用品買取業者を選ましょう。口コミや実績を参考にし、気になる業者をピックアップしてきます。遺品に宝飾品やブランド物が多い場合は、鑑定士のいる業者を選ぶと、高額査定に結びつきやすいでしょう。
見積もり依頼
業者に見積もりを依頼し、本の買い取り価格を確認します。見積もりは複数の業者に依頼するのがおすすめ。自分が最も納得できる業者に売りましょう。
引き取りの手配
見積もりに納得したら、引き取りの日程を調整します。本は当日着たスタッフにそのまま渡すだけでOK。不用品買取業者によっては、本棚ごと回収も可能です。当日はスムーズに作業が進むよう、不用品は一箇所に集めておきましょう。
本を高く売りたい時の注意点
いくつかのポイントを押さえれば、本がもっと高く売れるかもしれません。ここでは、その具体的なポイントを説明します。
シリーズものはまとめて売る
シリーズものの本は、単品で売るよりもセットで売る方が高値がつきやすいです。コレクターやファンにも、全巻揃ったセットは人気があります。
初版やサイン入りなど、希少な巻が含まれている場合、その価値が一層高くなる可能性があるでしょう。
できるだけキレイな状態にする
本の状態が良ければ良いほど、高値で売れる可能性があります。ホコリや汚れを取り除き、シワや折り目を出来る限り伸ばして、本の見た目をよくしましょう。
直射日光を避けて保管することで、日焼けや色あせを防げます。特に表紙やカバーの状態はキレイな状態をキープできるよう、保護カバーをつけるのもおすすめです。
新しいうちに売る
本は新しいほど市場価値が高くなる傾向があります。発売直後の本や人気作品は需要が高いため、早めに売れば高い価格が期待できるでしょう。
時間が経つと市場に出回る数が増え、価値が下がる可能性があるため、できるだけ早く売るのがおすすめです。
付属品も一緒に売る
本に付属していた特典や限定品がある場合、一緒に売れば価値が上がります。ポストカードやブックカバー・ポスターなど、付属品が残っていないか探してみましょう。付属品の状態もできるだけよい状態に保ち、本と一緒に持ち込みます。
遺品整理で出てきた本は、エコトミーへ!
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