ダンボールを処分する方法は?捨てる時の注意点も解説
「段ボールを簡単に処分する方法が知りたい」 「大量の段ボールをまとめて捨てたい!」
そんな悩みはありませんか。
段ボールは、私たちの日常生活に欠かせません。特にネットショッピングや引っ越しの際には大量の段ボールを溜め込んでしまうケースもあるでしょう。
そんな身近な段ボールですが、いざ捨てるとなると処分に困ってしまう経験があるのではないでしょうか。
今回は、段ボールの正しい捨て方や処分方法について詳しくご紹介します。捨てる際に注意すべきポイントも合わせて解説するため、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むための時間:5分
ダンボールと紙の違いって?
ダンボールと紙は、似ているようですが、構造や用途によって明確な違いがあります。まず紙は単層の薄い素材で、通常は書くためや印刷するために使用されます。
紙の厚さや質感は、使用目的に応じてさまざまですが、基本的には非常に薄くて軽いのが特徴。新聞紙、コピー用紙・ノート用紙などがその代表例です。
一方、ダンボールは複層構造を持つ厚手の素材で、特に耐久性や衝撃吸収性が求められる場合に使われます。
波状の中芯(コルゲート)を平らな紙で挟み込むことで作られている点も紙とは異なるため注意しいましょう。紙と比べてクッション性も高いため、外部からの圧力や衝撃に対して強い耐性があります。
また構造だけでなく、リサイクル方法や廃棄時の扱い方にも違いがあるため注意しましょう。紙は簡単にリサイクルでき、自治体でも古紙回収が行われるケースがほとんど。
しかしダンボールは分厚もあるため、回収や処分方法が自治体によって異なります。
段ボールは可燃ごみで処分できる?
ダンボールが可燃ごみとして処分できるかは、地域のルールによって異なります。多くの自治体では、ダンボールは資源ごみとして回収され、リサイクルされるケースが大半です。
ただし一部の地域では、ダンボールを可燃ごみとして扱うケースもあります。しかし、ダンボールを焼却処分するのは、環境保護の観点からもあまりよくありません。
焼却処分されることで、二酸化炭素やその他の有害物質が排出される可能性があるため、環境への影響を考えなければなりません。
そのためダンボールは可能な限り資源ごみとしてリサイクルに出しましょう。地域のゴミ分別ルールを確認し、適切な方法で処分する必要があります。
段ボールを処分する方法は?
ダンボールを処分する方法は様々ですが、主に以下の方法がとられています。
- 資源ごみとして出す
- 地域の古紙回収ボックスへ入れる
- 商業施設の古紙回収ステーションへ入れる
- 引っ越し業者に引き取ってもらう
- 古紙回収業者に依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれ詳しくみていきましょう。
資源ゴミとして出す
ダンボールを処分する最も一般的なやり方は、資源ゴミとして出す方法です。多くの自治体では、週に一度程度資源ゴミの回収日が設けられており、その際にダンボールが出せます。
回収日は地域によって異なるため、自治体のホームページなどで確認してみるとよいでしょう。
地域の古紙回収ボックスに入れる
一部の地域では、公共施設やコンビニエンスストアの駐車場などに古紙回収ボックスが設置されています。
回収ボックスは24時間利用可能なことが多いため、いつでもダンボールが持ち込めます。ダンボールを入れる際には、事前に伝票やテープを剥がし、平らにしてから投入するとスムーズです。
商業施設の古紙回収ステーションへ入れる
大型のショッピングモールやスーパーマーケットには、古紙回収ステーションが設置されています。
古紙回収ステーションは、消費者が持ち込んだダンボールや新聞紙をリサイクル業者に引き渡すのが目的です。回収ステーションを利用すれば、簡単にダンボールをリサイクルに回すことができるでしょう。
引っ越し業者に引き取ってもらう
引っ越しをした際に、使用したダンボールが大量に残るケースがあります。もし処分に困ったら、引っ越し業者に依頼してダンボールを引き取ってもらいましょう。
多くの引っ越し業者では、引っ越し後のダンボール回収サービスを行っており、無料もしくは低料金で回収を引き受けてもらえます。
古紙回収業者に依頼する
大量のダンボールが発生した場合、古紙回収業者に依頼して回収してもらえます。古紙回収業者に依頼する場合、回収のスケジュールや料金について事前に確認しておくとスムーズでしょう。
業者によっては、定期的な回収サービスを提供しています。調べておくと便利に利用できるでしょう。
不用品回収業者に依頼する
ダンボールだけでなく、他の不用品も一緒に処分したい場合、不用品回収業者が便利です。不用品回収業者は、家電製品や家具などの大きな不用品と一緒に、ダンボールをまとめて回収してくれるため、一度に大量の廃棄物を処分したい場合に便利でしょう。
ただし不用品回収業者を利用する際には、費用がかかる場合が多いので、事前に見積もりを取って料金を確認しておくとトラブルになりません。また業者の評判も確認し、悪徳業者に注意しながら契約を進めましょう。
ダンボールの捨て方の手順
ダンボールはそのまま捨ててしまうと、個人情報の漏洩に繋がる恐れがあります。トラブルを防ぐためにも、以下の方法で進めましょう。
宅配伝票や粘着テープを剥がす
まず、ダンボールに貼られている宅配伝票や粘着テープをすべて剥がします。宅配伝票には個人情報が含まれていることが多いため、情報漏洩を防ぐためにも、必ず剥がしてください。
またテープが付着したままではリサイクルできない可能性があるため、できる範囲できれいに剥がしておくことが大切です。
開いて平らにする
ダンボールに付いたテープ類を全て剥がしたら、開いて平らにします。平らにすることで、より多くのダンボールを一度にまとめることができ、回収作業もスムーズに行われます。また平らにすることで保管スペースも節約できます。
紐で縛る
平らにしたダンボールを紐でしっかりと縛ります。紐で縛っておけば、風で飛ばされたり、回収作業中に散らばったりすることを防げるでしょう。きちんと束ねておけば、回収業者が扱いやすくなり、スムーズな回収が可能となります。
段ボール処分における4つの注意点
ここではダンボールを捨てる際に、注意したい点について解説します。
臭いや汚れがひどいダンボールは資源ゴミで出せない
食品が付着していたり、臭いや汚れがひどいダンボールは、資源ゴミとして出すことができません。状態のひどいダンボールは、リサイクル工程でトラブルを引き起こす可能性があるため、通常は可燃ごみとして処分しましょう。
回収日の天気に注意
ダンボールは紙製品であるため、雨や湿気に弱いのが特徴。回収日が雨天の場合、ダンボールが濡れてしまうと、リサイクルが難しくなったり、回収がされない可能性があります。
そのため天気予報を確認し、必要に応じてビニールシートで覆うなど、ダンボールが濡れないように工夫しましょう。
個人情報の漏洩に注意する
ダンボールに貼られている宅配伝票やラベルには、個人情報が含まれていることが多いため、処分する際には、個人情報の漏洩に注意しましょう。
伝票やラベルは、必ず剥がしてシュレッダーにかけるか、個人情報部分を切り取ってから処分します。情報が隠せるスタンプも販売されています。状況に応じて活用するとよいでしょう。
大量処分の際はスペースに注意
大量のダンボールを一度に処分する場合、保管スペースに注意が必要です。ダンボールを積み上げると場所を取るだけでなく、重ねすぎると崩れる危険性もあります。
そのため処分する前に適切な場所を確保し、安全もまとめましょう。また回収日までの保管場所を確保し、回収がスムーズに行えるよう準備しておきます。
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