遺品整理の親族間トラブル!起こりやすい問題と防止方法を解説
身内に不幸があった時は、親族で話し合って遺品整理を行います。しかし、遺品整理では親族間トラブルに発展することもあるので、お互いにマナーや思いやりを持って行動する必要があります。この記事では、遺品整理で起こりやすい親族間トラブルと揉め事を防ぐための対処法を解説します。
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遺品整理で起こりやすい親族間トラブルの例
遺品整理で起こりやすい親族間トラブルの例を、6つご紹介します。
- 形見分けをどうするか
- 遺品を誤って処分した
- 誰が遺品整理を行うか
- 遺品整理の費用は誰が負担するか
- 勝手に遺品整理を始めた
- 財産相続で揉めた
形見分けをどうするか
遺品整理では、形見分けをどうするかで親族間トラブルが起きやすいです。誰が何を貰うか、誰かが勝手に形見を持ち出した、他の人に形見をあげてしまったなどのトラブルがあります。形見分けではもらう側とあげる側でマナーがあるので、親族間で揉めないようお互いに気を遣いましょう。
遺品を誤って処分した
遺品整理の際に、遺品を誤って処分するのも親族間トラブルの原因になります。自分には必要のないものでも、他の親族にとっては思い出の品かもしれないので、遺品整理では物に対する価値観が人それぞれだということを念頭に置いて作業を進める必要があります。
誰が遺品整理を行うか
遺品整理を誰が行うかも、親族間トラブルの原因になります。基本的には相続人が行うのものですが、遠方に住んでいてなかなか来られない場合は、誰が行うか揉めてしまう場合があるようです。故人が亡くなっても親族の関係は続くものなので、お互いに思いやりを持つのが大切になるでしょう。
遺品整理の費用は誰が負担するか
遺品整理を業者に依頼する場合は、誰が費用を負担するかでも親族間トラブルに発展します。業者の費用は数十万円ほどと決して安くはないので、金銭的なトラブルになると関係性の修復も難しくなるでしょう。金銭面に関しても、親族みんながお互いに助け合うのが遺品整理では大切です。
勝手に遺品整理を始めた
遺品整理を誰かが勝手に始めた場合も、親族間トラブルに発展しやすいです。勝手に進めてしまうと、必要なものを処分したり、形見を持ち出したりなど、他のトラブルも起きやすくなります。そのため、遺品整理を誰にも相談せずに一人で始めるのはやめましょう。
財産相続で揉めた
遺品整理では、財産相続で親族間トラブルに発展することもあります。基本的には遺品を含む土地や保険金などの全ての財産は相続人のものになり、故人が遺言書で分配を決めている場合は、親族の間で分配することになります。
しかし、近年は遺言書により相続人を決めていない場合も多く、相続に関するトラブルが増えているようです。また、誰が相続するのかだけでなく、空き家などは誰も相続したがらないという問題もあるので、親族間での話し合いが大切になります。
遺品整理で親族間トラブルを防ぐ方法
遺品整理で親族間トラブルを防ぐ方法を、3つご紹介します。
- 遺品整理をする前に話し合う
- 親族間で手分けして作業する
- 作業中に迷ったら相談する
遺品整理をする前に話し合う
遺品整理での親族間トラブルを防ぐためにも、事前に話し合いを行いましょう。主に決めなければいけないのは、以下の3つです。
- 誰が遺品整理を行うか
- 業者の費用負担はどうするか
- 形見分けはどうするか
上記について、親族間でお互いに納得できるまで話し合う必要があります。葬儀や四十九日の法要後など、親族が集まる時なら話し合いの時間も設けやすいでしょう。
親族間で手分けして作業する
遺品整理は一人で行うとトラブルに発展しやすいため、なるべく親族が集まれる日程に決めて手分けして作業すると良いでしょう。一人での作業は、体力的に負担がかかるだけでなく、遺品を勝手に持ち出したなどの疑いをかけられる可能性があります。親族間での良い関係を保つためにも、それぞれで分担して作業しましょう。
作業中に迷ったら相談する
遺品整理をしていて、処分するか残すか迷うなど、わからないことがある時はこまめに相談しましょう。勝手に判断して進めると後々トラブルになる可能性があるので、迷ったらその都度確認をして価値観のすり合わせを行うのが大切です。
遺品整理を行う時は事前に話し合いましょう
遺品整理では、形見分けや遺品の誤処分、誰が遺品整理を行うかなどで親族間トラブルに発展する可能性があります。身内でトラブルが起きると関係を修復するのに時間がかかり、お互いに大変な思いをするので、遺品整理を行うときは事前によく話し合って作業を進めましょう。