ゴミ屋敷からそのまま引越しは可能?自力で脱却する方法や注意点を解説
住まいがゴミ屋敷になってしまうと、自分の意志で脱却するのは非常に難しいです。そのため、思い切って引越しするのは、ゴミ屋敷から強制的に脱出できる機会になるためおすすめです。
しかし、引越し業者がゴミ屋敷でも対応してくれるのか気になるところです。
本記事ではゴミ屋敷から引越しする流れや注意点を解説します。
会社の都合で引越しを余儀なくされる場合、引越しまで時間に余裕があるとは限りません。自宅がゴミ屋敷でどのように引越しを進めるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むための時間:5分
ゴミ屋敷からの引越しは可能?
結論からお伝えすると、引越し業者がゴミ屋敷に対応できる可能性は低いです。
対応できる業者はあるものの、作業量が膨大になり、タイムスケジュールを立てにくく断られることがほとんどです。
荷造りや梱包作業を依頼できる引越し業者はありますが、ゴミ屋敷では適用できないケースが多いです。
片付けは引越し業者の業務外の可能性が高い
ゴミ屋敷の片付け業者が引越しの業務を行っているとは限りません。ゴミ屋敷からの引越しの1つの業者に依頼したいのであれば、以下のすべての業務に対応できる業者を選ぶ必要があります。
- 引越し業務
- ゴミ屋敷の清掃
- 不用品回収
- ハウスクリーニング
業者を使うのであれば、ゴミ屋敷の片付け業者と引越し業者を分けて依頼するのが現実的といえるでしょう。
ゴミ屋敷から引越しする流れとは?
ゴミ屋敷から引越しする流れを7つの手順で解説します。
-
ゴミ屋敷の片付け業者を選ぶ
-
見積もりを取り契約する
-
業者に片付けてもらう
-
ハウスクリーニングを行う
-
引越し業者を選ぶ
-
引越しの見積もりを取り契約する
-
引越しする
ゴミ屋敷の片付け業者を選ぶ
まずはゴミ屋敷の片付け業者を選びます。
ゴミ屋敷の片付け業者は口コミや実績を見て選ぶことをおすすめします。口コミは第三者が忖度なく記載してくれるため、信頼できる優良業者を見つけるための材料になります。
見積もりを取り契約する
業者を選んだら見積もりを取りますが、可能な限り複数の業者から見積もりを取りましょう。
相見積もりを取れば安い業者を選べますし、ゴミ屋敷の片付けにかかる費用相場を把握できます。
見積もりに納得できたら契約に踏み切りましょう。
業者に片付けてもらう
当日に業者に片付けてもらいます。日中に作業してもらえるため時間がない方でも問題ありません。
また、片付け業者はゴミ屋敷を片付けていることが近隣にバレないように配慮してくれるため安心です。
ハウスクリーニングを行う
ゴミ屋敷は片付けが終わっても、長年ゴミが蓄積していたことで部屋が汚れている場合がほとんどです。そのためハウスクリーニングまで依頼しましょう。
引越しで部屋を引き渡す際にハウスクリーニングは行いますが、片付け業者にまとめて依頼する方が安く済むことも多いです。
ハウスクリーニングまで作業してもらい、清潔な状態にして部屋を引き渡しましょう。
引越し業者を選ぶ
ゴミ屋敷の片付けが終わったら引越し業者を選びます。
ゴミ屋敷を片付ける前に業者を決めておきたいですが、新居に持っていく荷物の量がわからないため、片付け後の作業になります。
引越しの見積もりを取り契約する
ゴミ屋敷の片付け同様に見積もりを取ります。
複数の見積もりを取り、納得できる業者に依頼しましょう。
引越しする
引越し当日に立ち会い、荷物を運んでもらいます。時間があるときに荷造りを進めておきましょう。
引越しまでの間に片付いた部屋を汚してしまわないように注意しましょう。
ゴミ屋敷から自力で脱却する方法とは?
ゴミ屋敷の片付けを業者に頼らず、自力で脱却したい方もいるでしょう。その場合は以下の方法で行いましょう。
-
ゴミと不要なものと新居に持っていくものを仕分ける
-
ゴミや不用品を処分する
-
部屋を清掃する
-
自力での脱却が難しければ業者に依頼すべき
ゴミと不要なものと新居に持っていくものを仕分ける
ゴミ屋敷の片付けではゴミと不要なものと残すものの3つに分けられますが、引越しの場合はゴミと不要なもの、新居に持っていくものの3つに仕分けることになります。
「残そうと思っていたけど新居に持っていくほどではない」と感じる方もいるはずです。通常のゴミ屋敷の片付けよりも多くのものを捨てることになるでしょう。
ゴミや不用品を処分する
片付け業者を利用すればゴミや不用品を引き取ってもらえますが、自力で脱出する場合は片付け後の処分も自分で行わなければなりません。
自治体の回収日に間に合うように逆算して片付けを行いましょう。片付けを自力で行い、ゴミや不用品の処分のみを業者に依頼する方法もおすすめです。
部屋を清掃する
ゴミの片付けが終わったら部屋を清掃しましょう。
壁や床、水回りが汚い状態だとハウスクリーニングの料金が高くなってしまうため、できる限りきれいな状態にしておきましょう。
自力での脱却が難しければ業者に依頼すべき
ゴミ屋敷のレベルによっては、どれだけ頑張っても自力での脱却が難しい場合があります。
引越しの完了日が決まっている場合、ゴミ屋敷の片付けに多くの時間を割けません。
業者に頼らなかった結果、予定日までに引越ししてくれる業者が見つからない、退去予定日に間に合わなかったという結果になりかねないため、無理だと感じたら業者に依頼しましょう。
ゴミ屋敷から引越しする際の注意点とは?
ゴミ屋敷から引越しする際は、以下の3つに注意しましょう。どちらも大掛かりな作業となるため、単体で依頼するよりも注意すべき点が多いです。
-
ゴミ屋敷の片付けは早めに開始する
-
ハウスクリーニングや害虫駆除が必要か判断する
-
引越しを機にゴミ屋敷へのリバウンドを防ぐ
それぞれ解説します。
ゴミ屋敷の片付けは早めに開始する
ゴミ屋敷を脱却する目的で引越しする場合もありますが、引越しが目的なのにゴミ屋敷が引越しを妨害している場合もあります。
引越しが目的であれば、期限が決まっている可能性が高く、ゴミ屋敷の片付けを早く行わなければ引越しが進みません。想像以上に時間がかかる可能性があるため、ゴミ屋敷の片付けには早めに取り掛かりましょう。
ハウスクリーニングや害虫駆除が必要か判断する
ハウスクリーニングや害虫駆除はゴミ屋敷の片付けとは別料金になることがあります。
ゴキブリをはじめとする害虫が大量発生していた場合、引き渡し時に管理会社から害虫駆除を求められる可能性が高いです。
まとめて依頼することで安く対応してもらえることもあるため、ゴミ屋敷の片付けと同時に業者に依頼しましょう。
引越しを機にゴミ屋敷へのリバウンドを防ぐ
自ら引越しを決めた方、会社の都合で引越しが決まった方などさまざまですが、引越しすることが決まったのであれば、それを機にゴミ屋敷生活を卒業しましょう。
引越し先も最初はきれいな状態ですが、これまでと同じように過ごしてしまうとゴミ屋敷生活にリバウンドしてしまう可能性は十分あります。
ゴミ屋敷化してしまった原因がどこにあるのか究明し、ゴミ屋敷にリバウンドしてしまわないように注意しましょう。
まとめ:ゴミ屋敷からの引越しには片付け業者を利用しよう
ゴミ屋敷からの引越しは作業が多く、充てられる時間が短い場合もあるため迅速に行わなくてはなりません。
それぞれの作業に業者を利用しても、本人が対応しなければならない範囲は多数あります。自力での作業が難しいと感じたらすぐに業者を利用しましょう。
エコトミーでは、ゴミ屋敷の片付け業務を行っています。引越しまでに片付ける時間が取れない方はご相談ください。
自力で片付けた際に出た不用品の回収のみでの利用も可能です。ゴミや不用品でお困りのことがあればお伝えいただければと思います。