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ゴミの不法投棄が起きる原因とは?放置する危険性や対処法も解説

 

ゴミの不法投棄は歴とした犯罪ですが、残念なことに身近に溢れています。ガムやタバコなどの小さなもののポイ捨てであっても不法投棄になります。

 

不法投棄に対する具体的な罰則について知らない方も少なくありません。しかし、ゴミの不法投棄に対する罰則は厳しく、非常にリスクの高い行動だといえます。

 

本記事では、ゴミの不法投棄や不法投棄が起きる原因、放置する危険性、対処法について解説します。

 

不法投棄は重罪ですので、正しいゴミ捨ての知識を身に付けて処分しましょう。

 

この記事を読むための時間:5分

 

ゴミの不法投棄とは?

 

 

ゴミの不法投棄にはいくつかの種類があります。人気のない山道に捨てられているゴミは不法投棄のよくある例ですが、もっと身近な不法投棄も存在します。

 

  • ゴミ出しの場所を守らない

  • ゴミの分別を守らない

  • ゴミの不法投棄の罰則は重い

 

それぞれ解説します。

 

ゴミ出しの場所を守らない

 

ゴミ出しの場所を守らずに捨てるのは不法投棄になります。

 

よくあるのが、山道や人通りの少ない場所に捨てる行為であるものの、中には道端に捨てられることもあります。

 

また、ガムやタバコ、空き缶などのポイ捨ても、もちろん不法投棄です。よく見かけるため身近に感じやすい不法投棄ですが、ゴミの大きさにかかわらず許されるものではありません。

 

一般家庭で出たゴミをゴミ置き場に捨てるケースでも、区域を守らずに別のゴミ置き場を利用すると不法投棄に該当すされる場合があります。

 

ゴミは自治体や自治会によって決められた場所に捨てなければなりません。

 

ゴミの分別を守らない

 

ゴミは分別して処分しなければならず、分別していない状態でゴミ出しするのも不法投棄とみなされます。

 

その場合、収集日にゴミを持っていってもらえず、ゴミ置き場に残されたままになるでしょう。

 

分別できていると思って収集され、焼却場まで運ばれてしまった場合、電池のように発火する恐れのあるものが混入していると、大惨事につながるかもしれません。

 

ゴミの不法投棄の罰則は重い

 

個人による不法投棄では、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金が科せられます。軽い気持ちで不法投棄を企てる方もいるかと思いますが、非常に重い罰則が設けられています。

 

個人ではなく、法人や不法投棄を前提として業者がゴミを収集した場合などでは、さらに重い罰が下る可能性もあります。

 

ゴミの不法投棄が起きる原因とは?

 

 

正しくゴミを処分している方からすると、どうして不法投棄が起きてしまうのか理解できないかもしれません。

 

ゴミの不法投棄が起きる2つの原因について解説します。

 

  • ゴミの処分にコストをかけたくないから

  • 不法投棄が多い場所だから

 

ゴミの処分にコストをかけたくないから

 

不法投棄されるものは利用価値のなくなった家具や家電などです。

 

自治体に処分してもらうと、申請の手間や引き取るためのお金がかかります。処分に手間をかけないために不用品回収業者を利用すると、すぐに処分できるもののコストが高くなるケースが多いです。

 

サイズの大きい家具や家電リサイクル法の対象品目は処分費用が高くなるため、不法投棄されやすいです。

 

特に悪質な不用品回収業者は、不用品の中から利用できる部分や価値がある部分だけを回収し、不要な部分を不法投棄する前提としているケースもあります。

 

バレなければ労力をかけず、タダで処分できますが、バレると本来の数十倍以上の金額を支払うことになるかもしれません。非常にリスクの高い行為なので絶対にやめましょう。

 

不法投棄が多い場所だから

 

ゴミの処分にお金をかけたくないからという理由だけで、どこにでも捨てようと考えるほどモラルの低い人はそこまで多くいません。

 

しかし、不法投棄が頻発している場所であれば話は変わってくるでしょう。

 

本来ゴミを捨ててはいけない場所であっても、不法投棄が横行していてたくさんゴミが放置されているような場所であれば、不法投棄へのハードルが下がってしまうものです。

 

「一つくらいゴミが増えたところでバレないだろう」という考えから行為に及んでしまいます。

 

ゴミを不法投棄を放置するとどうなる?

 

 

不法投棄されているのを知りながら、それを放置してしまってはいけません。不法投棄は以下のような問題に発展していく可能性があります。

 

  • 不法投棄が加速する

  • 土壌汚染

 

それぞれ解説します。

 

不法投棄が加速する

 

不法投棄をそのままにしておくと、その場所に対する不法投棄が加速します。

 

ゴミ屋敷のように大量の不法投棄されたゴミがある場所に、ゴミを捨てたところで気付くのは困難です。

 

不法投棄が放置された状態が続くと、罪悪感が薄れてしまいます。不法投棄に対するハードルが下がってしまい、ルールを守っていた方の気持ちも揺らがせてしまうことでしょう。

 

また不法投棄のみでなく、不良の溜まり場になるなど治安の悪化にも発展しかねません。

 

土壌汚染

 

土壌汚染は本来、工場で発生した有害物質や大気汚染が原因となることが多いですが、不法投棄が原因になる場合もあります。

 

有害物質を含んでいるため専門の業者に依頼して処分しなければならないものを不法投棄してしまうと、有害物質が溶けて土に広がっていく可能性があります。

 

土壌汚染は農作物に影響を与えたり、直接土壌に触れることによって健康被害が発生したりすることもあります。

 

土壌汚染はかつて、足尾銅山鉱毒事件やイタイイタイ病などの公害の原因にもなっています。不法投棄が深刻になると、このような公害を引き起こしかねません。

 

ゴミを不法投棄させないための対処法とは?

 

 

ゴミを不法投棄させないためには以下のような取り組みが重要です。

 

  • 周辺の環境を整える

  • 監視カメラを設置する

 

それぞれ解説します。

 

周辺の環境を整える

 

周辺の環境を整えることで不法投棄の減少につながります。

 

まず、不法投棄されているものがあれば処分し、きれいな状態にしておきましょう。空き缶が1つ捨てられているだけでも不法投棄のターゲットにされる可能性が高まるため、すぐに処分しましょう。

 

草が生えっぱなしの状態になっているのも、ゴミを捨てても気づかれにくい理由から目を付けられやすいため、よく見渡せるように手入れしましょう。

 

管理しにくい場所や訪れる頻度が少ない場所は、フェンスやロープを設けることで不法投棄されにくくなります。

 

監視カメラを設置する

 

管理が難しい場所には監視カメラの設置がおすすめです。すでに不法投棄のターゲットになっている場所には、監視カメラを設けるだけで抑止につながることもあります。

 

不法投棄されたとしても、監視カメラを仕掛けていることで犯人を特定しやすくなります。

 

また、自分の土地であったとしても、自治体に掛け合うことで監視カメラの費用を補助してくれる可能性もあります。

 

お金が出せない場合、ダミーのカメラを設置したり、「監視カメラ作動中」と記載された看板を設置しておくだけでも効果的です。

 

まとめ:ゴミの不法投棄がないきれいな街づくりを行おう

 

 

不法投棄のような悪事を企てる人は一定数いるため、不法投棄を完全になくすことは難しいです。

 

しかし、不法投棄をなくすためにさまざまな対処が可能です。

 

不法投棄を放置し、不法投棄のハードルを下げたり、不法投棄が横行する場所にしてしまわないように努力しましょう。

 

エコトミーは必要な資格を取得して不用品回収業務を行っています。お客様から回収した不用品は正しい方法で責任を持って処分しています。

 

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