リサイクルできる遺品とそのリサイクル方法を解説!
遺品整理を行うと、大量の不用品が出てくることでしょう。
手元に残すもの、形見にするもの、処分するものなど、仕分けにも手間がかかります。
特に高齢の方の一軒家となると、ものが溢れていることも多く、大変な作業になるでしょう。
遺品の中にはリサイクルできるものも数多く存在しているため、使えるものは有効活用し、環境に配慮して再利用することをお勧めします。
本記事では、リサイクルできる遺品やリサイクル方法について解説します。
この記事を読むための時間:5分
遺品をリサイクルするのはNG?不謹慎?
遺品をリサイクルに出すことに対して不謹慎ではないか、と感じてしまう方は少なからずいるようです。
しかし、ただ処分するだけでなく、使わなくなったものが誰かの役に立つのであれば、故人も嬉しく感じるのではないでしょうか。
大事にしていたものは残しておくべきですが、特別なものでない限りはリサイクルに出して問題ありません。
リサイクルできる遺品とリサイクル方法
遺品はさまざまなものがリサイクルできます。以下の6つは遺品になることが多く、リサイクルできる場合が多いです。
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漫画や雑誌などの紙類
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衣類
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家電リサイクル法の対象となる4品目
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小型家電
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家具
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自転車
それぞれ解説します。
漫画や雑誌などの紙類
漫画や雑誌などの紙類はリサイクル可能です。
製紙工場でリサイクル紙になり、新聞紙や段ボール、トイレットペーパーとして使用されます。
リサイクル方法は複数あり、自治体によって決められた日程に回収してもらうのが最も簡単な方法です。
新聞紙は新聞社でも回収しています。その他の紙類も、スーパーの入り口に古紙回収ボックスが用意されていることが多いため、紙類はまとめてリサイクルに出しましょう。
衣類
衣類は遺品としてどの家からも必ず出てくるものです。
衣類も自治体で回収してくれることがありますが、NPO法人や団体に寄付する方法や、衣服の製造メーカーの回収ボックスを利用する方法もあります。
まだ着られる服は支援物資として届けられますが、着れずに加工されるものは布やプラスチックに変えられます。
状態がよいものはリサイクルショップやフリマアプリで売却できるため、活用をおすすめします。
家電リサイクル法の対象となる4品目
家電リサイクル法の対象となるのは以下の4品目です。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫(冷凍庫)
- 洗濯機(衣類乾燥機)
これらは法律によってリサイクルが必要になります。また、リサイクル料金がかかります。
- 購入したお店で引き取ってもらう
- 指定引取場所に持ち込む
- 一般廃棄物収集運搬業許可業者に運搬してもらう
いずれの方法もリサイクル料金が必要になります。
小型家電
パソコンやスマホなどの小型家電には、貴金属やレアメタルが多く含まれているため、リサイクルが推奨されています。
自治体の回収ボックスを使用したり、家電量販店やメーカーに依頼したりして引き取ってもらうことも可能です。
小型家電のリサイクルでは、金属を粉砕して再利用することになりますが、小型家電そのものに価値があり、まだ使用できるものであれば売却も可能です。
家具
家具も遺品としてあげられることが多いです。
家具はサイズが大きくなるため、すぐにリサイクルに出すのは難しいでしょう。
自治体の粗大ゴミとして回収してもらうか、販売店やメーカーに引き取ってもらうのがおすすめです。
また、状態のよい家具であれば、リサイクルできることもあります。
搬出が難しくなるためネットオークションやフリマアプリとは相性が悪いですが、自宅まで査定、引き取りに来てくれるリサイクルショップを活用するとよいでしょう。
自転車
自転車は自治体の廃品回収やゴミ処理施設に持ち込みリサイクルしてもらいます。
寄付されることもありますが、解体されて資源として再利用されることもあります。
ものによってはリサイクルショップや自転車買取店で売れる場合もあるでしょう。
遺品のリサイクルにおすすめの方法とは?
遺品のリサイクルは、自治体や販売店に回収してもらう以外の選択肢も豊富にあります。
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リサイクルショップで買い取ってもらう
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フリマアプリやネットオークションへの出品
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遺品整理業者に買い取ってもらう
これらをうまく利用すればお金に変えられる方法もあるため、頭に入れておきましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
リサイクルショップで買い取ってもらうという選択肢もあります。
高値で買い取ってもらうのは難しいかもしれませんが、査定を依頼するものを選別する必要がなく、手っ取り早く対応してもらえます。
買取できないものであっても、お店によってはそのまま引き取ってくれることもあります。
出張買取に対応しているリサイクルショップを利用すれば、自宅からの搬出が難しい大型家具も引き取ってくれるため、うまく活用しましょう。
フリマアプリやネットオークションへの出品
フリマアプリやネットオークションを使えば、自身で金額設定できるため高値での買取に期待できます。
しかし、出品に手間がかかります。時間や労力、発送の手配、送料なども考慮して行いましょう。
手間を考えると大量の出品はおすすめできませんが、需要や価値があり、高値になることが期待できるものはネットを活用するとよいでしょう。
遺品整理業者に買い取ってもらう
遺品整理に業者を利用する方は多いですが、買取に対応している場合も少なくありません。
ただし、古物商許可証を取得している業者でなければ買い取ってもらえず、許可なく買取を行うのは違法となります。
遺品整理業者での買取を希望する方は、資格取得を確認して業者を選びましょう。
遺品整理業者の利用には費用がかかるため、その場で遺品を買い取ってもらうことで料金が相殺され、支払いが安くなります。
遺品のリサイクルを遺品整理業者に依頼するメリットとは?
遺品のリサイクルにはさまざまな方法があります。中でも遺品整理業者に依頼することでどんなメリットがあるのか解説します。
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その場で査定してもらえるため手間がかからない
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買い取ってもらえなくても引き取ってくれる
その場で査定してもらえるため手間がかからない
遺品整理業者であれば、リサイクルショップのようにものを運んだり、ネットに掲載するための写真を撮影する必要がありません。
現物を見てその場で査定してもらえるため、お互いに手間が少なくて済みます。
買取専門業者ではないため、高額買取には期待できませんが、売却するための労力がかからずに手放せるため、遺品整理業者での買取はおすすめです。
買い取ってもらえなくても引き取ってくれる
遺品整理業者は作業が完了したら、不用品を引き取ってくれます。
「ネットに掲載したけど売れなかった」「買い取ってもらえず持ち帰ることになった」となると、自分で処分しなければならず二度手間です。
不用品の引き取りがメインの作業であり、買取は付随業務という位置付けです。買取が不可能であればそのまま引き取ってもらうだけです。
まとめ:不要な遺品は積極的にリサイクルしよう
遺品整理では必要なもの、形見になるものを選別しても、不用品がたくさん出てくるはずです。
大量の不用品が出た場合はエコトミーが回収に向かいますので、ぜひご利用ください。
また、遺品整理業務にも対応しているため、遺品整理に時間が取れない方、精神的に苦しくて作業が進まない方は弊社をご利用いただければと思います。
不要な遺品は買取しますので、遺品整理を一式依頼したい方はお声がけくださいませ。