水槽を処分する方法6選|砂利や砂の捨て方についても解説
魚の飼育に欠かせない水槽ですが、もし魚が死んでしまったり、飼育をやめたくなったときに、その処分方法に悩むことも少なくありません。特に大型の水槽を自力で処分しようとして割れてしまい、ケガをしてしまっては大変です。
そこで今回は、水槽の正しい捨て方について詳しくご紹介します。水槽だけでなく、敷いていた砂利や飼育していた魚処分方法も含めて解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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水槽の処分方法6選
水槽の処分方法は主に6つあります。難しそうに見える水槽の処分も、方法が分かれば簡単に手放す方法が分かるはず。詳しく見ていきましょう。
そのまま不燃ごみとして捨てる
水槽の処分で最も簡単な方法は、不燃ごみとしてそのまま捨てるやり方です。自治体のゴミ収集ルールを確認し、指定された不燃ごみの日に出しましょう。
特に30cm以下の小さな水槽は、一般的に不燃ごみとして処理されるケースが多いです。ただし自治体によっては30cmを超える水槽は粗大ゴミに分類される場合もあるため、事前に確認しましょう。
ガラス製の水槽をゴミ袋に入れる際は、破損によるケガを防ぐために新聞紙やタオルで包むなどの工夫をすると〇。
また水槽の蓋や装飾品などがプラスチック製の場合は、不燃ごみとは別に分別が必要なケースもあるため、各パーツの素材も確認してから処分してくださいね。
ガラス部分を細かく砕いて不燃ごみとして捨てる
水槽が大きくて不燃ごみとしてそのまま出せない場合は、ガラス部分を細かく砕いて処分しましょう。
割ったガラスは不燃ごみとして出せますが、破片で手を傷つける恐れがあるため、十分に注意が必要です。
作業する際には必ず厚手の手袋を着用し、ハンマーなどで慎重にガラスを小さく砕きましょう。割ったガラス片は新聞紙や古い布で包んでから、厚手のビニール袋に入れ、破片が飛び出さないようにします。
自治体によっては、細かく砕いても水槽として粗大ゴミ扱いとなる場合もあるため、必ず確認してから行いましょう。
手間はかかるものの、手軽に不燃ごみとして出せるため、処分費用を節約したい方にはおすすめです。
粗大ゴミで捨てる
水槽が大きい場合は粗大ゴミとして捨てるのが一般的です。粗大ゴミの場合、事前予約や処理費用がかかるため、自治体の粗大ゴミ回収方法を調べたうえで処分しましょう。
自治体によっては、インターネットや電話で予約を取り、指定日に回収してもらうのが可能です。
サイズが大きい水槽や重い水槽を運ぶ場合は、搬出作業に手間がかかるため、運びやすいように梱包しておくとスムーズでしょう。
リサイクルショップに売る
状態の良い水槽は、リサイクルショップで買い取ってもらえるケースがあります。特に高品質なガラス製水槽や、大型で特殊なデザインの水槽は需要があるため、リサイクルショップでの買取を検討するとよいでしょう。
売却を考える場合は、持ち込み前に水槽の汚れをできる限り掃除し、傷やひび割れがないかを確認しておくことが大切です。
リサイクルショップでの買取価格は、水槽の状態や年式・デザインなどによって異なるため、複数のショップで査定してもらうと納得のいく査定額が出るでしょう。
リサイクルショップによっては出張買取を行っている場合もあるので、持ち運びが難しい場合には相談してみるのがおすすめです。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者に水槽を引き取ってもらう方法もあります。不用品回収業者に依頼すると、自宅まで引き取りに来てくれるため、自分で運ぶ手間がかからず便利です。
特に大きな水槽や、ガラス製で重い水槽は運搬が大変なため、業者に依頼するのがおすすめ。不用品回収業者のサービス内容や料金は業者ごとに異なるため、事前に見積もりを取ってから依頼すると安心です。
複数の業者で相見積もりを取ると、価格交渉がしやすくなるため、より安くサービスを利用できる可能性があります。
水槽以外のアクアリウム用品や不要な家具なども同時に処分したい場合、まとめて回収も可能。自宅の不用品を大量に処分したい時にも便利です。
フリマアプリやオークションサイトで販売する
フリマアプリやオークションサイトを通じて、水槽の引き取り手を探すのもよいでしょう。特に使用期間が短く、状態の良い水槽は購入希望者が見つかる可能性が高いです。
販売する際には、水槽のサイズや材質・状態を詳しく説明し、状態の分かる写真を掲載すると、買い手がつきやすくなります。
販売価格は新品価格や相場を参考にして設定しましょう。大型の水槽は梱包や配送が大変ですが、出品時に「直接引き取り限定」などの条件を記載し、自宅まで取りに来てもらう方法も可能です。
配送する場合は、ガラスが割れないように緩衝材でしっかり梱包するなど、発送準備を十分に行いましょう。
専門店で引き取ってもらう
アクアリウム専門店での引き取りサービスを利用するのもよいでしょう。状態の良い水槽を買い取ってくれることが多く、特に希少な水槽や高価なものは積極的に引き取ってもらえる可能性があります。
引き取りサービスは店舗によって異なり、出張引き取りや配送手配が可能な場合もあるため、購入元や近隣の専門店に問い合わせてみるとよいでしょう。
専門店に引き取ってもらうと、再利用される可能性が高いため、環境に優しく処分できる点もメリットです。
他にも専門店で新たに水槽を購入する場合、下取りサービスとして利用できるケースもあるため、引き取りだけでなく購入の際にも一度相談してみましょう。
水槽を捨てるときの注意点
水槽を捨てる際、中に入っている魚や砂利・石を誤った方法で処分すると環境に影響する恐れがあります。ここでは魚や砂利を正しく処分する方法について知っておきましょう。
魚などの生物を川に放流するのはNG
水槽の処分時、飼育していた魚や水草を自然環境に放流するのは避けるべきです。特に外来種の魚や水草は生態系に影響を与える可能性があり、他の生物に悪影響を与える危険性もあります。生物の引き取り先を探すか、ペットショップに相談するのが望ましいでしょう。
石・砂利などを川や公園では捨てない
水槽の底に敷かれた石や砂利も自然環境に捨ててはいけません。川や公園に捨てると環境を汚染したり、生態系に影響を与える恐れがあります。自治体の指示に従い、家庭ゴミとして適切に処分しましょう。
水槽は無理に割らない
水槽を処分する際、無理に割ることは避けましょう。ガラスは破損すると鋭利になり、ケガの原因になるだけでなく、破片が飛び散りやすくなります。
もしもサイズを小さくする必要がある場合は、安全対策を十分にとった上で作業を行い、割らずに処分する方法が可能かどうかを検討するのがよいでしょう。
水槽を処分する手順
ここでは水槽を処分する手順について解説します。
飼育していた魚を引き取ってもらう
水槽を処分する際は、まず飼育していた魚を適切に引き取ってもらいましょう。友人や家族に譲るか、ペットショップでの引き取りサービスを利用するのもおすすめ。新しい飼い主に渡す際には、魚の種類や性格に関する情報も伝えましょう。
水を抜く
魚を引き渡した後、水槽の水を丁寧に抜きます。水をそのまま下水に流すのではなく、砂利などで排水口が詰まるのを防ぐために排水口用のネットを使用しましょう。
水道水と異なり、水槽内の水にはバクテリアや他の微生物が含まれていることが多いため、台所ではなくトイレや風呂場に流すのが無難です。
砂利や砂を取り除いて処分する
水槽の底に敷いてあった砂利や砂も取り除きます。砂利や砂は不燃ゴミとして処分するか、自治体のゴミ分別ルールに従いましょう。汚れがひどい場合は、事前に水で洗っておくとよいです。
ヒーターなどパーツを取り出す
水槽内の設備やパーツ類(ヒーターやフィルターなど)も取り外します。パーツは、リサイクルに出すか、壊れている場合は電子機器として分別して処分します。配線やプラグ類は別に分けて処理しましょう。
水槽を解体する
最後に水槽を解体します。ガラス製の水槽は分解時に注意が必要で、手袋などを使用して手を保護しながら作業してください。ガラス部分とフレーム部分を分けて分解し、各部分を不燃ゴミや粗大ゴミとして処分できます。
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