押入れの上手な整理方法を解説!押入れの基本的な使い方や考え方も紹介
上手に片付けするためには押入れの活用が重要です。
片付けや収納が上手な方は押入れの中が整理されており、正しい押入れの使い方を知っています。
しかし、押入れの整理の仕方を学ぶ機会はないため、上手く活用できていない方は少なくありません。
本記事では押入れの使い方や上手な整理方法を解説します。
この記事を読むための時間:5分
押入れの基本的な使い方とは?
押入れの基本的な使い方を解説します。そもそも押入れは以下の3つの区画に分けられています。
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天袋
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上段
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下段
それぞれ解説します。
天袋
天袋は押入れの最上段の部分を指します。
脚立を使用しないと届かない部分になるため、押入れの中でも使用頻度は低くなるでしょう。
高さがあるため、落ちると危険な重いものを置くのには適していません。また湿気を避けやすい特徴もあります。
天袋は季節の違う洋服や布団、軽くて使用頻度の低いものの収納に利用しましょう。
上段
上段は押入れの中央に位置する部分で、最も使用頻度の高い場所です。
毎日使用することもあると思うので、使い勝手を重視して収納すべきです。
たとえばカラーボックスを用意すれば収納しやすくなります。カラーボックスを使用する際は、利用する人の目線より下になるように高さを調節することで、一目で探しものがしやすくなります。
洋服やカバン、タオル、その他の日用品などを収納するのがおすすめです。
下段
下段も使用しやすい部分になりますが、上段ほどの使い勝手はありません。しかし、下段は重さがあるものでも楽に収納できます。
また、子どもの目線に近い高さになるため、子どもの使うものの収納にも適しています。
注意点として、下段は押入れの中で湿気が溜まりやすい場所になります。湿気が気にならないものの収納に使ったり、床にすのこを置いたりして湿気を対策しましょう。
押入れの上手な整理方法とは?
ここまで確認して、「初めて押入れの使い方を知った」「全く活用できていなかった」という方もいるのではないでしょうか?
押入れの中がいっぱいになっている方のために、上手な整理方法をお伝えします。
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押入れの中身を確認する
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必要なものと不用品を分類する
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必要なものを種類で分ける
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収納の計画を立てる
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収納する
押入れの中身を確認する
まずは押入れの中身を確認しましょう。
カラーボックスを活用していなかったり、押入れの使い方にこだわりがなければ何を収納しているか把握できていない場合があります。
必要なものと不用品を分類する
押入れの中にあるものを必要なものと不用品に分けます。
押入れの中だけで作業すると効率が悪いため、押入れの外に出して分類していきます。
押入れを使用する機会が少ない方だと、たくさんの不用品が出てくることもあるでしょう。不要なものを再び押入れに片付けてしまわないように、捨てられるものを整理しましょう。
必要なものを種類で分ける
必要なものが残ったら種類で分けていきましょう。洋服や日用品、文具、家電、趣味など、もののジャンルで分けていきます。
次に使用頻度で分けています。頻繁に使用するものは上段で手間の方に置き、使う頻度が低いものほど奥や天袋に収納します。
さらに収納するものの特徴と収納場所の相性が悪くないかも確認しましょう。使用頻度が高くが重量があるため下段に配置するなど、柔軟に考えましょう。
収納の計画を立てる
種類分けが完了したら、収納の計画を立てていきます。この作業はゾーニングとも呼ばれます。
適切な収納場所を判断し、区切り方やカラーボックスの活用も考えます。
「押入れを整理する際の考え方とは?」でより詳しく解説します。
収納する
計画どおりにものを収納していきましょう。
不要なものを処分し、乱雑に収納していた状況を変えられるため、元の状態よりスッキリと収納でき、収納場所にも余裕が生まれていることでしょう。
押入れを整理する際の考え方とは?
押入れを整理する際の考え方を紹介します。
上手く収納できない方や、収納に苦手意識がある方は参考にしていただければと思います。
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使う頻度に応じてスペースを使い分ける
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ドアの開閉を考慮して収納する
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詰め込みすぎない
それぞれ解説します。
使う頻度に応じてスペースを使い分ける
使う頻度に応じて3つのスペースを使い分けましょう。
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天袋…あまり使わないもの、軽いもの、湿気を避けたいもの
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上段…頻繁に使うもの、苦に感じない程度の重さ、湿気を避けたいもの
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下段…頻繁に使うもの、重いもの、湿気に強いもの
さらに使用頻度に応じて手前と奥を使い分ければ、きれいに収納した状態から崩すことなく押入れを使用できるでしょう。
ドアの開閉を考慮して収納する
押入れの収納は、ドアの開閉を考慮しなければなりません。
押入れは、引き戸、折れ戸、開き戸の3つに分けられます。
引き戸の場合は、ドアをスライドさせて開閉できるため、ドアの前に空間が必要ありません。
また、引き戸には引き違い戸、片引き戸などの種類もあり、開閉する扉に合わせた収納が必要です。
折れ戸は二つ折りに開閉するタイプで、コンパクトに開閉できますが、開閉時に10cm程度の扉の厚みができてしまうため、押入れの端の方に置いてあるものは取り出しにくくなります。
開き戸の場合は収納も取り出しもしやすいですが、ドアの前に広めの空間が必要になるため部屋の使い方に注意しましょう。
詰め込みすぎない
押入れにものを詰め込みすぎてしまう方が多いですが、これはよくない例です。
詰め込みすぎてしまうと、押入れからものを出すのに苦労してしまいます。また、押入れからものを出した後、また押し込んで片付けることになるはずです。
片付けることだけを考えるのではなく、取り出すときのことも考えて押入れを活用しましょう。
押入れの整理に関するよくある質問
押入れの整理に関するよくある質問をまとめてみました。
押入れには形やサイズに違いがあり、収納するものによっても使い方が違ってくるため、参考にしていただければと思います。
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深い押入れぼ上手な使い方とは?
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押入れは閉めっぱなしにしても問題ない?
それぞれ解説します。
深い押入れの上手な使い方とは?
深い押入れは使用頻度に応じて前後で使い分けましょう。
たとえば使用頻度の高い洋服を手前に置き、季節的に使用しないものやストックしていて今すぐに使わなくていいものを奥に置きましょう。
天袋もすぐに使わないものを収納するため、重さによって使い分けるとよいでしょう。
押入れは閉めっぱなしにしても問題ない?
押入れは閉めっぱなしにしていると湿気がこもりやすいため、カビが生える原因になります。
特に下段に湿気が溜まりやすいため、こまめに換気したり、すのこを敷いて通気性をよくしたりするのがおすすめです。
オシャレに収納するために、開けっぱなしで押入れの中身を見せる収納もありますが、これはカビ対策にも効果的です。
扉がなく使い勝手もよくなるため、湿気が気になる方は検討してみましょう。
まとめ:不要なものを処分して押入れをきれいに整理しよう
押入れの正しい使い方が理解できたのではないでしょうか。
これまではただ詰め込むだけで、押入れの中を整理する意識がなかった方もいると思いますが、天袋、上段、下段の使い分けができれば出し入れが楽になります。
押入れを収納するために、まずは押入れに眠っている不用品の処分から始めてみましょう。
エコトミーは、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の一都三県で不用品の回収を行っています。
小さなものや少量の処分にも対応しておりますので、部屋の片付けで不用品が出た方は気軽にご利用ください。
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