遺品整理はどこまで自分でやるべき?生活環境別の作業目安を解説
身内が亡くなった時は、相続人や親族が遺品整理を行います。しかし、片付けはどこまで行うべきか、作業の終わりがわからない人もいるでしょう。そこでこの記事では、遺品整理をどこまで自分でやるべきか、故人の生活環境別に目安を解説します。
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遺品整理はどこまで自分でやるべきか
遺品整理はどこまで自分でやるべきか、明確な決まりがあるわけではありません。作業範囲は故人の生活環境によって変わるため、どのくらい作業をするのかは人によりバラバラです。しかし、生活環境ごとに大体の目安はあるので、それに基づいて行うと自分でどこまでやるべきかがわかりやすいでしょう。
生活環境別の遺品整理の作業目安
生活環境別の遺品整理の作業目安を、以下の3つより解説します。
- 賃貸物件に一人暮らしをしていた場合
- 持ち家で一人暮らしをしていた場合
- 家族と一緒に住んでいた場合
賃貸物件に一人暮らしをしていた場合
故人が賃貸物件に一人暮らしをしていた場合は、どこまで作業するかがおおむね決まっています。部屋の明け渡しが必要なので、賃貸契約の更新日までに持ち物を全て持ち出し、部屋全体を綺麗に掃除して他の人が住める状態にまで復元しなくてはいけません。賃貸は期限が決まっていて作業量も多いので、事前に計画を立てて進めると良いでしょう。
持ち家で一人暮らしをしていた場合
持ち家で一人暮らしをしていた場合は、作業目安は家庭によって変わります。賃貸のように全ての持ち物を片付ける必要はありませんが、家の売却や取り壊しを予定している場合は、故人の私物や家具家電などを全て整理しなくてはいけません。
また、遺産相続の関係上、相続放棄の申告前や相続税の申告前までに行う必要もあるので、期限にも注意しましょう。故人が持ち家に住んでいた時はまず空き家をどうするかを考え、それに合わせて遺品整理を進めると作業目安がわかります。
家族と一緒に住んでいた場合
故人が家族と同居していた場合は、遺品整理は故人の私物だけで大丈夫です。共有の家具家電などは、今後もご家族の方が使用するのであればそのままでも問題ないです。同居の場合は作業量が少ないので、期限は特に設けずに気持ちの整理がついたタイミングで、少しずつ始めると良いでしょう。
遺品整理をどこまでやるべきかわからない時の対処法
遺品整理をどこまでやるべきかわからない時の対処法は、以下の2つです。
- 役所や行政に相談する
- 遺品整理業者に相談する
それぞれについて解説します。
役所や行政に相談する
遺品整理をどこまでやるべきかわからない時は、役所や行政へ相談すると良いでしょう。死亡後の手続きは役所で行うため、今後のことでわからないことがあれば気軽に相談できます。役所では同様の質問をする人が多く、職員の人は賃貸なのか持ち家なのかに合わせて答えてくれるでしょう。
遺品整理業者に相談する
遺品整理をどこまでやるべきかわからない時は、遺品整理業者に相談するのもおすすめです。遺品整理のプロなので、どこまで作業するかだけでなく、先に整理が必要なものなどのアドバイスもしてくれます。また、遺品整理を自分で行うのが難しい場合は、業者に全てお任せすることもできます。
遺品整理が大変な時は業者への依頼も検討しましょう
遺品整理をどこまで自分でやるべきかは、明確に決まりがあるわけではありません。故人が賃貸に住んでいたのか、持ち家に住んでいたのかにより作業範囲は変わるため、生活環境に合わせて行う必要があります。どこまでやるべきかわからない時は、役所や遺品整理業者に相談すると適切なアドバイスをしてくれます。また、遺品整理の量が多く作業が大変な場合は、業者へ依頼して負担を軽減させると良いでしょう。