遺品整理をする時は、業者に依頼をすると負担がかかりにくいです。しかし、業者には遺品整理業者や不用品回収業者などがあり、どちらに依頼するべきか迷うこともあるでしょう。そこでこの記事では、遺品整理と不用品回収の違いや業者ごとのメリット・デメリットもご紹介します。

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遺品整理と不用品回収の違い

遺品整理と不用品回収の違いについて、以下の5つより解説します。

• 作業する目的
• 作業する内容
• 物品の扱い
• 物品の処分方法
• 依頼する人

作業する目的

遺品整理の目的は、遺品の整理と供養、部屋の復元です。故人の持ち物を適切に仕分けして、必要なものは形見として残し、不要なものは供養します。また、部屋を使えるように清掃するのも、遺品整理での目的の一つです。一方、不用品回収の目的は、要らないものを回収することです。

作業する内容

遺品整理では遺品の仕分け、整理、持ち出し、供養、部屋の清掃など、遺品整理と部屋の復元に関わること全てを行います。一方不用品回収では、要らないものを回収するだけなので、部屋の片付けや清掃などは作業内容に含まれていません。

物品の扱い

物品は、遺品整理では「遺品」、不用品回収では「不用品」という扱いです。遺品の場合は、必要なものは形見として残し、不要なものは業者の方で供養をしてくれます。一方不用品の場合はもう必要ないものを指すので、そのまま処分したり業者が買い取ったりします。

物品の処分方法

遺品整理で物品を処分する時は、すぐに捨てるのではなく、お焚き上げなどの供養をした上で適切に処分します。一方不用品回収では、回収した物品は要らないものなので、廃棄処分をしたり他の人に売却したりします。

依頼する人

遺品整理を依頼するのは、基本的には相続人を含めた親族です。遺品は全て故人の財産なので、相続人ではない人が依頼をするとトラブルになる可能性があります。一方不用品回収では、要らないものを引き取って欲しいという人なら誰でも依頼できます。

遺品整理業者に依頼するメリット・デメリット

遺品整理業者に依頼するメリットとデメリットを解説します。

メリット

遺品整理業者に依頼するメリットは、以下の2つです。

• 遺品整理をトータルで任せられる
• 遺品を適切に供養・処分してもらえる

遺品整理業者では、遺品の仕分けや整理、運搬、供養、部屋の清掃など、遺品整理に関わることをトータルで任せられます。物品に関しても、プロの業者が適切に扱ってくれるので、故人や親族の思いを大切にしながら作業してくれます。

デメリット

しかし遺品整理業者は、不用品回収に比べると依頼費用が高いのがデメリットです。全てトータルで任せられるため依頼側はとても安心ですが、その分作業内容が多いので費用も高くなります。

不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット

不用品回収業者に依頼するメリットとデメリットを解説します。

メリット

不用品回収業者に依頼をするメリットは、以下の2つです。

• 遺品整理に比べて費用がかからない
• 短時間で作業が終わる

不用品回収業者は要らないものを回収するだけなので、遺品整理よりも作業内容が少なく、費用もかかりません。また、作業内容が少ないとその分時間もかからないので、数時間で終わらせてくれます。

デメリット

しかし不用品回収業者は、物品の回収以外のサービスは基本的にありません。稀にオプションで部屋の片付けを請け負っている場合もありますが、通常は回収のみになります。そのため、遺品整理で色々な作業を頼みたい場合は、遺品整理業者に依頼した方が適切でしょう。

遺品整理と不用品回収は違いを理解して依頼しましょう

遺品整理と不用品回収では、作業する目的や内容、物品の扱いと処分方法などが異なります。遺品整理は遺品の整理と供養、部屋の片付けが主な仕事で、不用品回収は要らないものを回収することだけが主な作業内容です。業者ごとにメリット・デメリットもあるので、それぞれの違いを理解して依頼しましょう。