遺品整理で一歩を踏み出そう!心と荷物を整理する方法
「遺品整理をしたいけれど、どうやって進めればいいの?」
「気持ちの整理をつけるにはどうしたらいい?」
そのような悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
遺品整理は故人を偲ぶ大切な作業ですが、同時に悲しみが強く、思ったように進まないことも。
今回は遺品整理の基本から、具体的な手順・気持ちの整理をつける方法を解説します。
最後まで読めば、気持ちを穏やかにしながら遺品整理に取り組めるでしょう。
また当社Eco Tommyでは遺品整理に悩む方の相談を受け付けております。お話だけでも、是非一度お問い合わせください。
この記事は7分で読めます。
遺品整理とは?
遺品整理は、故人の持ち物を整理し、部屋を美しく整える作業です。「物を片付ける」や「捨てる」と聞くと、大掃除をイメージするかもしれませんが、実際は少し違います。
遺品整理は故人と改めて向き合う機会となるため、気持ちが前向きになる人も少なくありません。
故人の持ち物には遺言書のほか、金銭に関わるものや思い出の品が含まれていることも。遺品整理では、物だけでなく思い出の品を仕分け、保管や形見分けなども検討します。
遺品整理の目的
遺品整理の目的は様々ですが、主に以下の3つです。
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- 故人の思い出を整理する
- 生活空間を整える
- 相続手続きを円滑に進める
遺品整理は、故人を偲びつつ、遺族が次のステップに進むための大切な作業です。感情的に大変な部分もありますが、家族全員が新たな生活に向けて前向きになるためにも必要といえるでしょう。ここでは遺品整理の目的についてくわしく見ていきます。
故人の思い出を整理する
遺品整理の最も重要な目的は、故人が残した品々を通じて偲び、思い出を整理することです。故人の持ち物には、家族や友人との大切な思い出が詰まっています。遺品を整理することで、思い出を心の中にしっかりと留められるでしょう。
生活空間を整える
故人の遺品を整理することで、生活空間を整えられます。特に故人が長年住んでいた家では、多くの品物が溜まっており、整理しないと家が荷物で圧迫される可能性も。
遺品整理を通じて、必要なものと不要なものを分け、生活空間をスッキリとさせましょう。
相続手続きを円滑に進める
遺品整理は、遺産相続の手続きを円滑に進める役割もあります。故人の財産や重要な書類を確認できれば、相続の手続きもスムーズになるでしょう。特に貴重品や重要書類は見落とさないよう丁寧に確認する必要があります。
遺品整理をするメリット
遺品整理には、故人を偲びながら生活環境を整える重要な役割があります。主なメリットは以下の4つです。
-
- 心の整理ができる
- 相続関連のトラブルを防止する
- 不用品を適切に処分できる
- 故人の意思を確認できる
遺品整理は、故人の思い出を大切にしながら、遺族が新しい生活に向けて前向きに進むための大切な作業です。くわしく見ていきましょう。
心の整理ができる
遺品整理を通じて、故人の思い出に触れられます。その結果、悲しみを乗り越え、前向きな気持ちで新たな生活を始めるための準備が進むことも。故人の品々を一つ一つ確認することで、感謝の気持ちや思い出を振り返れます。
相続関連のトラブルを防止する
遺品整理を家族や親族で行うと、全員で故人の意思を確認できるため、相続関係のトラブルを防ぐ効果があります。
家族が単独で遺品整理をした結果、価値のあるものを勝手に捨ててしまった…といったケースも少なくありません。
故人の遺品には、思わぬ価値がある可能性があります。遺品整理の際は、家族や親族を巻き込み、全員で行うとトラブルになりにくいでしょう。
不用品を適切に処分できる
遺品整理を行うと、不要なものを適切に処分することができます。いらないものは処分し、いるものだけを残すようにしましょう。
ただし処分を迷っている物に関しては、無理に処分する必要はありません。一定期間保管しておき、気持ちが決まってからの処分でOK。また親しい友人や知人に遺品を分ける「形見分け」も検討してみましょう。
遺品整理の準備
大切な人を亡くした時、それが身近な人であるほど遺品整理の際に迷ってしまうものです。気持ちが落ち着かないまま遺品整理を初めても、つい手が止まってしまう恐れが。
取り掛かる際は、一度気持ちや考えを整理し、落ち着いた時期にはじめましょう。ここでは遺品整理にあたり、大切な心構えや必要な道具について解説します。
事前に必要な心構え
まずは遺品整理に必要な心構えからです。作業を行う前に、以下の状態を整えましょう。
-
- 時間と心の余裕を持つ
- 感情に向き合う覚悟を持つ
- 周りと協力できる環境を整える
それぞれの特徴について見ていきます。
時間と心の余裕を持つ
遺品整理は感情的に大変な作業です。そのため焦らずに時間をかけてゆっくりと進めましょう。心の余裕を持ち、無理をしないことが大切です。
ただし時間を取り過ぎてしまうと、なかなか終わらないことも。そのため、ある程度の期間を決めて進めるのもオススメです。
感情に向き合う覚悟を持つ
故人の品々には多くの思い出が詰まっています。作業中は悲しみや寂しさを感じるかもしれません。しかし、これらの感情は遺品整理において当たり前のこと。
無理に抑え込む必要はありません。感情に正直に向き合い、必要ならば家族や友人と共有しながら、心の整理を進めましょう。
周りと協力できる環境を整える
家族全員で協力して行うと、遺品整理はスムーズに進みます。家族間で役割分担を決め、話し合いながら進めれば、感情的な負担を軽減できるでしょう。
また意見の違いが出た場合は話し合いを重ね、お互いが納得した上で行えばトラブルになりません。
必要な道具
遺品整理を効率的に進めるためには、以下の道具を揃えてから始めると便利です。
-
- 段ボール箱
- ゴミ袋
- マーカーとラベル
- 手袋
- ノートとペン
- カメラまたはスマートフォン
道具を事前に揃えておけば、遺品整理もスムーズに進むでしょう。
段ボール箱
遺品を整理し、必要なものや不要なものを分類するための段ボール箱が必要です。各箱にラベルを貼り、用途別に分類すると整理がスムーズに進みます。
ごみを仕分けるほか、「いるもの」「いらないもの」とシンプルに遺品を分ける箱を作ってもOK。また処分に迷っているものがあれば「保留箱」を作って一旦入れておきましょう。
ゴミ袋
不要なものを処分するための大きなゴミ袋を用意しましょう。ゴミ袋の種類は地域の処分ルールに従い、多めに準備しておくと安心です。破れないよう、二重にしてもよいでしょう。
マーカーとラベル
各段ボール箱や袋に内容物を明記するためのマーカーとラベルを用意します。後で確認する際に中身が分かりやすくなり便利です。
手袋
古いものや汚れたものを扱う際には、手袋を着用して手を保護します。また危険な物を扱う際にも安全です。手袋はビニール手袋や軍手など、必要に応じて使い分けるとよいでしょう。
ノートとペン
整理する中で、重要な情報や思い出を書留めるためのノートとペンを用意しましょう。特に遺産相続に関わる重要な情報は忘れないように記録しておきます。
カメラまたはスマートフォン
故人の思い出として、遺品の写真を撮っておくこともおすすめの方法です。かさばる物や置き場に困る物は、写真撮影をしデータで保管しておきましょう。画像なら家族や親族間で共有しやすく、思い出を振り返る際にも便利です。
遺品整理のステップ
遺品整理は感情的にも物理的にも大変な作業です。しかし順序よく進めれば、スムーズに終わるでしょう。ここでは遺品整理を行う際のステップについて解説します。
仕分けの方法
遺品が大量にあるなら、まずは仕分けが肝心です。以下の手順に沿って、遺品を効率よく仕分けていきましょう。
全体を見渡す
まず、整理する範囲を全体的に見渡し、どの部屋から始めるかを決めます。最初から広範囲をやろうとすると挫折の危険があるため、まずは小さなスペースから始めましょう。達成感を得やすく、作業が進みやすくなります。
カテゴリーごとに分ける
遺品をカテゴリーごとに分けます。例えば、以下のように分けてみましょう。
-
- 書類
- 衣類
- 家具
- 写真
- 貴重品
仕分けは一旦ダンボールごとに詰め込むだけで問題ありません。まずはざっくりと分け、後で仕分けていきましょう。カテゴリーごとに整理すると、効率的に作業を進められます。
一つずつ手に取る
仕分けした物の中から、必要なものを選び出します。必要なものとは、故人の思い出として残したいものや、遺産相続に必要な書類・貴重品などです。
特に相続に必要な書類や印鑑は、亡くさないように注意しましょう。遺品で迷った品物は「保留箱」に入れて問題ありません。
遺品は一度捨ててしまうと二度と手に入らないケースも多いです。仕分けは慎重に行いましょう。
ラベルを貼る
残す物は、さらにラベルを貼って分類します。例えば、「保管する」「捨てる」「リサイクルする」「家族に配る」など、明確に分けることが大切です。遺品の「行先」を決めてあげると、心置きなく処分できるでしょう。
心の整理方法
遺品整理は、故人の思い出が詰まった品々を整理することであり、感情的な負担が大きい作業です。そのため心の整理がなかなか進まないかもしれません。ここでは感情の整理の仕方や向き合い方について解説します。
感情の整理と向き合い方
遺品整理を行う際、まずは気持ちを落ち着けましょう。悲しみや怒り・寂しさなど、様々な感情が湧き上がるかもしれませんが、無理に抑え込まず、受け入れて問題ありません。
故人との思い出を共有している家族や友人と話すことで、感情を共有し、心の負担を軽くできます。
また自分の感情を紙に書き出すことも効果的です。日記を書くように、その時々の気持ちや思い出を綴ってみましょう。自分自身の気持ちを整理し、心の中をスッキリさせられます。
専門家のサポートを利用する
もし悲しみが深すぎると感じたら、専門家のサポートを利用することを検討しましょう。カウンセラーやセラピストなら、話をじっくり聞いてくれ、解決の方法を一緒に考えてくれるでしょう。
また遺品整理業者を利用する方法もオススメです。心の整理を進めるためには、周囲の支えや専門家の力を借りることをためらわないようにしましょう。一人で全てを抱え込まず、必要なサポートを受ければ、遺品整理をよりスムーズに行えます。
遺品整理をする際は落ち着いた気持ちで、焦らずやろう
遺品整理は感情が高ぶってしまい、手が止まってしまう場面も少なくありません。しかし故人との思い出を振り返るのも作業のひとつ。焦らずに自身のペースで進めていきましょう。
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