【2024最新】遺品整理を安くする方法とは?コツや注意点も解説
家族や親族が亡くなったとき、遺族は遺品整理を行わなければなりません。
遺品整理は精神的に辛いと感じる方も多く、時間も労力もかかるため、業者への依頼を考える方もいます。
遺品整理業者を利用するのであれば、できるだけ安く利用したいと誰もが考えることでしょう。
本記事では遺品整理を安くする方法や注意点について解説します。遺品整理業者を利用を考えている方の一助になれば幸いです。
この記事を読むための時間:5分
そもそも遺品整理の料金はどうやって決まる?
そもそも遺品整理業の料金はどのように決まるのか疑問に思う方も多いでしょう。遺品整理業者に依頼する前に相場を理解することは重要です。
遺族間で話し合わずに業者を利用し、想像以上の支払いが必要になった場合、トラブルに発展する可能性もあります。料金について把握しておくに越したことはないでしょう。
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- 荷物の量や部屋の広さ
- 処分する遺品の量
- 買取品の有無
- オプションサービスの有無
- 作業日や時間帯
- 建物や道路の状況
上記の6つについて解説します。
荷物の量や部屋の広さ
部屋の広さや間取りは料金に直結します。間取りから作業人数や作業時間の目処が立てられるため、料金相場を提示できます。
エコトミーの遺品整理の相場は以下のとおりです。
間取り | 費用相場 |
1K | 30,000円~ |
1LDK | 77,000円~ |
2LDK | 132,000円~ |
3LDK | 187,000円~ |
4LDK | 242,000円~ |
部屋の広さに対して荷物の量が多ければ、相場よりも費用がかかることもあります。極端な話ですが、遺品整理を依頼する家がゴミ屋敷状態だった場合、相場よりもはるかに高額になるでしょう。
処分する遺品の量
遺品は残すものと処分するものに分けられます。遺品の処分にはお金がかかるため、処分するものが増えると費用は高額になります。
処分する遺品の量が多ければ、大きなトラックを手配したり、作業員の数を増やしたりしなければなりません。
また、ベッドやマットレス、タンスなどの大きなものの処分は、コストが高くなりがちです。
ほかにも、家電リサイクル法の対象品目であるエアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機の処分には、リサイクル料金の支払いが必要になるため注意しておきましょう。
買取品の有無
遺品整理で価値のあるものが見つかることも多く、遺品整理業者が買い取ってくれる場合は支払い時に差し引かれます。お金になるブランド品や骨董品、貴金属などがあれば買い取ってもらいましょう。
また、価値があるのか判断しづらいものは買取専門店に買取を依頼するのも一つの手です。
鑑定士が在籍している遺品整理業者はそこまで多くありません。買取専門店で鑑定士に価値を見てもらうことで買い取ってくれるものが増える可能性もあります。
しかし、遺品整理の工数が増えてしまうため、手間がかかることを考慮して行いましょう。
オプションサービスの有無
オプション料金がかかりますが、遺品整理業者では消臭・消毒作業やハウスクリーニング、遺品供養なども依頼できます。
部屋を使わなくなってから遺品整理するまでの期間が長くなると部屋は傷んでしまいます。害虫が発生したり、臭いが気になったりなど、オプションを依頼することが多くなるため、早めに遺品整理を行うことをおすすめします。
また、業者によってオプション料金を設定する範囲に違いがあります。
特殊な清掃が必要な場合は、オプションサービスが豊富な業者や、多くの業務を無料で依頼できる業者に依頼するのおすすめです。
作業日や時間帯
遺品整理業者を利用する場合、業者に依頼し、見積もりに納得できれば契約し作業してもらいます。依頼から作業までの期間が短くなると業者が都合をつけづらくなるため料金が高くなりがちです。
持ち家であれば時間的に余裕がありますが、賃貸に住んでいて退去日が決まっている場合は早めに依頼しましょう。
また、立ち会いの必要がなければ作業の時間帯を考える必要がありませんが、依頼主が立ち会える特定の時間帯に限定して依頼する場合、多くの作業員を動員する必要があるため料金が高くなります。
建物や道路の状況
遺品整理の作業は建物や道路の状況に大きく影響されます。
一軒家でトラックの駐車スペースが確保できれば問題ありませんが、以下の条件に当てはまる場合、料金が高くなる可能性が高いです。
- アパートやマンションの階数が高い
- アパートやマンションにエレベーターがついていない
- 敷地内にトラックの駐車スペースがない
- 自宅が駐車できない道路に面している
- トラックの駐車場が遠い
トラックへの荷物の積み込みがスムーズできない場合、料金が高くなることが多いです。
遺品整理を安くする方法とは?
遺品整理を安くするための具体的な方法を5つ紹介します。
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複数業者から相見積もりを取る
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できる限り整理してから業者に依頼する
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価値があるものは買い取ってもらう
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清掃を自力で行う
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スケジュールに余裕を持たせる
それぞれ解説します。
複数業者から相見積もりを取る
遺品整理業者を利用する場合は必ず複数業者から見積もりを取りましょう。相見積もりを取ることで遺品整理の相場が把握できます。
見積もり金額に納得して契約しても、作業後に高額な追加料金を請求してくる悪徳業者も存在します。そのため、追加料金を請求されることがあるかも確認しておきましょう。
また、見積もりは現地で取ることが多いため、業者の特徴や担当者の態度を確認する機会とも捉えられます。
見積もり時に信頼できる業者か判断することで悪徳業者を回避できる可能性が高くなり、結果的に費用を抑えられます。
できる限り整理してから業者に依頼する
遺品整理はゴミの量が多ければ多いほど高額になるため、できる限り整理してから業者に依頼しましょう。
棚や机、ベッドなど、一人で解体しづらいものは業者に任せ、本や食器、衣服など、処分しやすいものから整理すれば量を減らせます。
しかし、故人との思い出が詰まった遺品が多いと精神的にも疲れるため、無理のない範囲で行いましょう。
また、遺品整理で何から手をつけていいのかわからない方は、以下の記事を参考にしていただければと思います。
価値があるものは買い取ってもらう
価値があるものを買い取ってもらうことで遺品整理の料金が安くなります。
買取専門店やフリマアプリでも売却できますが、手間をかけたくない方やすぐに売却したい方は遺品整理業者に買い取ってもらうとよいでしょう。
また、遺品整理業者に買取を依頼する場合は、古物商許可証を取得しているか確認しましょう。
古物商許可証は遺品整理に必要な資格ではありませんが、中古品の売買を行う際に必要になる資格です。資格を取得せずに買取業務を行なっている遺品整理業者の可能性があるため、利用を控えましょう。
清掃を自力で行う
遺品整理業者に搬出のみを依頼し、その後の部屋の清掃を自力で行えば安く業者を利用できます。
ただし、自宅で亡くなっており、特殊清掃が必要な場合は業者に依頼しましょう。
また賃貸の場合は、退去時に原状回復しなければならないため、自力での修繕が難しい場合は清掃まで業者に依頼する方が得策といえます。
スケジュールに余裕を持たせる
早めに予約すれば、業者は作業員を集めやすいため、割安で利用できる可能性が高いです。
日程がギリギリになると業者が見つかりにくく、見つけられても見積もりが高額になることがあります。
遺品整理に業者を利用する場合、独断で決められるわけではありません。遺族とすり合わせる時間なども加味して、早めの行動を心がけましょう。
遺品整理を安くするための注意点とは?
遺品整理業者の中には悪質な業者も存在します。そのような業者の被害に遭わないためにも注意すべき点が3つあります。
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追加料金の発生について確認しておく
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回収不可能な品目を確認しておく
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遺品整理士が在籍している業者を選ぶ
それぞれ解説します。
追加料金の発生について確認しておく
見積もり金額に納得して契約しても、作業後に追加料金を請求される可能性があります。そのため、見積もり時に追加料金の有無や条件も確認しなければなりません。
現地での見積もりを行わなければ金額がズレる可能性が高いため、現地で見積もりしてくれる業者がおすすめです。
追加料金の請求は悪徳業者の手口としてよく見受けられますが、優良な業者でも追加料金が発生することがあります。見積もりだけでなく、追加料金も確認した上で契約に踏み切りましょう。
回収不可能な品目を確認しておく
回収不可能な品目を設けている業者もいます。安価で引き取ってもらえると思っていたものを回収してもらえず、個別での処分を余儀なくされるケースもあります。
例えば、グランドピアノは重く搬出が難しいため、回収できない業者が多いです。
回収不可能な品目がホームページに掲載されていないか確認しておきましょう。回収不可能な品目の一覧が見つからない場合は直接業者に聞いてみることをおすすめします。
遺品整理士が在籍している業者を選ぶ
遺品整理士の資格を取得していなくても遺品整理業務を行えますが、取得している業者はより信頼できる業者といえます。
遺品整理業界には、高額な請求でぼったくったり、遺品を盗難したりする悪徳業者が存在します。
遺品整理業者は人生で何度も利用するものではありません。そのため業者選びに失敗してしまう方もいますが、遺品整理士が在籍している業者を選べば不当な金額を請求されることがなく、質の高い作業にも期待できます。
まとめ:遺品整理を安くする方法は優良な遺品整理業者に頼むべき
遺品整理を安くするには自力で作業するのが一番ですが、大掛かりな作業になるため自力でできる範囲は限られます。結果的に遺品整理業者に依頼する方が金銭的コストも時間的コストも抑えられる可能性が高いです。
エコトミーは遺品整理士の資格を取得して業務を行なっています。古物商許可証も取得しているため、遺品の買取ももちろん可能です。
初めての遺品整理で不安なこともあるかと思いますので、お悩みがあればお気軽にご相談ください。リーズナブルな金額でお部屋だけでなく、気持ちの整理もサポートします。