遺品整理で買取できる遺品が出てきたときの対応
家族や近親者が亡くなった際、遺品を整理する必要があります。遺品整理を行う場合、遺品をそのまま捨ててしまうのではなく、買取に出すことも視野に入れるといいでしょう。高く売却できれば相続人で分配することも可能です。
今回は高く売れる遺品や少しでも高く売れる業者の選び方について解説します。遺品買取を検討している人は、参考にしてください。
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遺品整理で買取できる遺品が出てきたときはどうする?
遺品整理をしていると、時折思いがけない価値のある品物が見つかることがあります。そんな時、どのように対応すればよいのでしょうか?
遺品は価値をしっかりと見極めないと損をする可能性があります。ここでは遺品の価値を知る方法を見ていきましょう。
鑑定士に価値を診断してもらう
専門的な知識を持つ鑑定士に依頼すれば、遺品の正確な価値を知ることができます。特に骨董品や美術品、宝石類などの高価な遺品は、専門の鑑定士に見てもらうとよいでしょう。
鑑定士は主に大手の質屋やリサイクルショップにいる場合が多いです。信頼できるお店を探してみましょう。
ネットで調べてみる
鑑定士に頼む前に、自分である程度の情報を集めることも可能です。手元に現物があるなら、グーグルレンズを使って調べてみましょう。
グーグルレンズを使えば、スマートフォンで撮影した遺品の画像から、そのアイテムに関する情報を検索できます。
似たようなアイテムの市場価値や詳細情報を簡単に確認できるため、自分で価値を見極める際に役立つでしょう。
オークションに出品してみる
価値があると感じた遺品は、オークションに出品するのもよいでしょう。インターネットオークションサイトを利用すれば、多くの人々に見てもらえるため、思わぬ高値がつくこともあります。
またほかの出品物を見れば、おおよその相場も確認できますよ。オークションに出す際は購入時期やブランド・型番など、商品の情報は明確に記載しましょう。情報量が多いほど注目度が高まり、高値がつきやすくなります。
親族・遺族に聞いてみる
遺品整理を進める中で、親族や遺族に価値を聞いてみるのもよいでしょう。遺品には故人の思い出が詰まっている場合が多いものです。
そのため価値があるかだけでなく、品物にまつわるエピソードや思い出も分ります。親族や遺族にとって特別な意味を持つ品物であれば、売却する前に意見を聞きましょう。
勝手に処分するとトラブルの原因になります。円満に話し合いを進め、全員が納得できる処分方法を考えましょう。
遺品整理で買取できる遺品の一例
遺品整理の際、買取可能な遺品はたくさんあります。ここでは買取できる可能性が高い遺品を見ていきましょう。
遺品の種類 |
説明 |
宝石・貴金属 |
指輪、ネックレス、ブレスレットなどの金やプラチナ、ダイヤモンドなど。 |
美術品 |
絵画、彫刻、陶器、骨董品などの芸術作品。 |
時計 |
高級腕時計や懐中時計など。 |
古銭・記念硬貨 |
古い硬貨や記念コイン、紙幣など。 |
着物 |
高級な着物や帯などの和装品。 |
家具 |
アンティーク家具や高級家具など。 |
カメラ |
古いフィルムカメラや高級デジタルカメラなど。 |
楽器 |
ピアノ、バイオリン、ギターなどの高級楽器。 |
レコード |
レアなレコードや高価なオーディオ機器。 |
切手 |
珍しい切手や切手コレクション。 |
これらの遺品は、それぞれの分野で専門家による評価が必要な場合もあります。価値を見定めた上で、処分方法を話し合いましょう。
遺品整理でお金が出てきたら?
遺品整理をしていると、現金が見つかることがあります。故人の現金も相続財産の対象となるため、少額でも持ち出してはいけません。ここでは現金の取扱い方法について解説します。
1. 親族に報告する
まず現金が見つかったことを親族や遺族に報告しましょう。お金が見つかった場合、それが遺産分割の対象となる可能性があります。
遺言書がある場合は、その指示に従って分配を行ってください。遺言書がない場合は、法定相続人全員で話し合い、分割方法を決定します。
2. 法定手続きを進める
見つかった現金が相続財産となる場合、遺産分割協議書の作成や、相続税の申告などの法定手続きを進める必要があります。必要に応じて、弁護士や税理士に相談するとよいでしょう。
3. 必要な手続きが済んだら適切に保管する
手続きが済むまでは、現金は安全な場所に保管しましょう。銀行の貸金庫を利用するなど、紛失や盗難のリスクを最小限に抑える方法を検討してください。
4. 寄付や供養を検討する
現金を、故人の意志を尊重して寄付することや、お寺や神社で供養することも一つの選択肢です。故人の遺志を尊重しつつ、社会貢献にもつながります。
遺品整理で買取できる遺品が出てきても勝手に売らない
遺品整理をしていると、思いがけず価値のある品物が見つかることがあります。しかし、無断で売却することは避けましょう。
ここでは遺品を勝手に売ってはいけない理由や、もし売られてしまった時の対処法について解説します。
相続に関係ある可能性がある
遺品には、故人の財産が含まれていることが多く、金銭的な価値が高い場合は相続の対象となります。
勝手に売却してしまうと、他の相続人との間でトラブルが生じる可能性があります。遺産分割協議を行い、すべての相続人の合意を得た上で、処分方法を決定することが重要です。
もし貴金属など金銭的価値の高い遺品が勝手に売却された場合、売却から2年以内であれば、その店舗に返還請求が可能です。
店舗に現物が残っていれば、無償で返品してもらえます。店舗が被った損害は、遺品を売却した者に請求可能です。
形見分けを検討する
遺品の中には、故人の思い出が詰まった貴重な品物も含まれています。そのため形見分けを検討するのもよいでしょう。
形見分けを行うことで、故人を偲ぶ気持ちを共有し、遺族間の絆を深めることができます。形見分けの際は、故人の意志や遺族の希望を尊重し、公平に分配するよう心掛けましょう。
形見分けは親族や家族だけでなく、知人や友人に対しても可能です。その際、ラッピングをして渡す必要はありませんが、綺麗な状態で渡すようにしてください。
相続するなら税金がかかる場合がある
相続財産には相続税がかかる場合があります。特に高価な品物や現金が相続財産に含まれる場合、相続税の申告が必要です。
相続税の課税対象や税額については、専門の税理士に相談すると手続きがスムーズに進みます。適切な手続きを踏まないと、後々税務上の問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。
遺品整理で買取できる遺品を捨てないために
遺品整理を進める中で、価値のある遺品を誤って捨ててしまわないよう注意が必要です。ここでは大切な遺品を正しく残す具体的な方法についてご紹介します。
専門家に遺品整理を相談する
遺品整理のプロに相談することで、価値のある遺品を見逃さずに済む可能性が高まります。専門家は経験と知識が豊富であり、遺品がもつ本当の価値を的確に見極めてくれるでしょう。
もし処分を迷ってしまう遺品でも、第三者の視点から冷静に判断してくれるため、整理がスムーズに進みます。
遺品整理サービスを提供する業者を利用すれば、しっかりとした分類・整理がされるため、価値のある遺品が見逃されることもありません。
買取ができる業者に依頼する
遺品整理の際に、買取サービスを提供する業者に依頼することも有効です。買取業者は、遺品の中から価値のあるものを適正な価格で査定し、買い取ってくれます。
そのため遺品が再活用されるだけでなく、遺族にとっても経済的なメリットがあるでしょう。買取業者を選ぶ際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。口コミや評判を参考にしながら、実績のある業者を選びましょう。
遺品買取業者へ依頼する際のポイント
遺品整理を進める上で、信頼できる買取業者を選ぶのが大切です。信頼できる業者を選ぶことで、適正な価格で遺品を買い取ってもらえるでしょう。ここでは遺品買取業者へ依頼する際のポイントをご紹介します。
スタッフの対応が丁寧
スタッフの対応に注目してみましょう。相談から見積もりまで丁寧な対応をしてもらえるかチェックします。
遺品整理は故人の思い出が詰まった大切な作業ですので、スタッフが礼儀正しく、親切な態度で接してくれると気持ちのいいものです。丁寧な対応をしてくれる業者であれば、安心して依頼することができ、気持ちよく作業を進めることができるでしょう。
真剣に話を聞いてくれる
遺品整理には遺族の感情が大きく関わってきます。そのため業者が遺族の話を真剣に聞いてくれることが大切です。
故人や遺品にまつわるエピソードや希望をしっかりと聞き取り、それに応じた対応をしてくれる業者であれば、安心して遺品整理や買取を依頼できるでしょう。
見積もりが無料
業者を選ぶ際には、見積もりが無料であることも重要なポイントです。無料で見積もりを提供してくれる業者であれば、費用面での不安を解消しやすく、相見積もりも取りやすいでしょう。
見積もりの際には、具体的な説明や内訳を提示してくれるかも確認すると良いです。
遺品整理の実績が豊富
買取を依頼するなら、遺品整理の実績が豊富な業者を選びましょう。実績が豊富な業者は、さまざまなケースに対応してきた経験があり、専門的な知識や技術を持っています。
実績のある業者であれば、遺品を適正な価格で買い取ってくれるでしょう。業者のホームページや口コミを確認し、実績を確認するのがおすすめです。
遺品整理で買取できる遺品が出てきたときは、まず価値の見極めをしよう
モノの価値は、「高かったものだから売れる」といった単純な基準で決まるわけではありません。
大切なのは、品物の価値をきちんと見極められる信頼できる専門家に任せることです。エコトミーでは、「こんなものが売れるのかな?」といったささいなご相談も大歓迎です。
お客様に寄り添い、親身になってお話を聞かせていただきます。経験豊富なスタッフが対応いたしますので、安心してご相談ください。
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