遺品整理で出た粗大ごみの処分方法!大量に処分したい時のコツも解説
相続が発生した場合、故人が使用していた家具や電化製品の処分を行う遺品整理が必要です。しかし「大量の家具をどのように処分すればいいの?」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、遺品整理で出た家具処分方法やスムーズに片付けるコツついて解説します。遺品整理で出た粗大ゴミの処分に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むための時間:7分
遺品整理で出た粗大ゴミの処分方法は?
遺品整理は、大切な人の思い出とともにたくさんの物品が出てくることがあります。特に大型家具や電化製品などの粗大ゴミの処分は、大変な作業です。粗大ゴミを捨てる方法は、主に以下の方法があります。
自治体の粗大ゴミに出す
自治体の粗大ゴミ回収サービスは、比較的安価で利用できます。具体的な料金は自治体によって異なりますが、一般的には数百円から数千円程度とみておきましょう。
また自治体が提供するサービスであるため、不正な処分やトラブルの心配がありません。自治体のサービスは法令に基づいて運営されており、処分も確実に行われます
ただしデメリットもあるため注意が必要です。自治体に依頼する場合、前もって申し込みが必要で、指定された日に粗大ゴミを出す必要があります。
またゴミの種類や個数を詳細に申告する必要があり、面倒に感じる人もいるかもしれません。
他にも回収日が月に数回しかない場合が多く、急いで処分したい場合には不向きです。特に、急な引っ越しや大量のゴミが出た場合には、回収日まで待たなければならないため、スケジュール調整が難しくなる可能性があるでしょう。
処分を決めたら早い段階で予約を行い、スムーズに処分するのがコツです。
自治体のクリーンセンターに持ち込む
自治体のクリーンセンターに直接持ち込むと、即日処分が可能です。持ち込み先のクリーンセンターが営業している時間内であれば、いつでも処分ができるため、急いでいる際に重宝するでしょう。
また自治体が行っているため処分費用は一般的に低く設定されています。多くの自治体では、回収を頼むよりも低い料金設定がされており、処分費用を抑えたい人にもおすすめです。
ただし粗大ゴミを自分で運搬する必要があり、大きな家具や家電を持ち運ぶのは大変です。特に車を持っていない場合や、大型のアイテムを持ち運ぶ手段がない場合には、利用が難しいでしょう。
またクリーンセンターの営業時間内に持ち込む必要があり、忙しい人はタイミングが合わないかもしれません。多くのクリーンセンターは平日のみの営業であり、時間の都合が難しい場合があります。
不用品回収業者に回収してもらう
業者が自宅まで来て回収してくれるため、手間がかかりません。自分で運搬する必要がなく、業者にすべてを任せることができるため、特に高齢者や体力に自信のない人にとっては非常に助かります。
また即日対応してくれる業者も多く、処分を急いでいる時にもおすすめ。多くの業者は緊急対応を行っており、問い合わせを行った当日に回収に来てくれる場合もあります。
ただし自治体のサービスに比べて料金が高くなることが多いため注意が必要です。あらかじめ見積もりを取り、おおよその料金を把握したうえで依頼しましょう。
また一部の悪質な業者によるトラブルが報告されているため、信頼できる業者選びも重要なポイントのひとつです。口コミやレビューをチェックし、信頼できる業者を探しましょう。
遺品整理業者に処分してもらう
遺品整理の専門業者なら、遺族の気持ちに寄り添い、丁寧に遺品を整理してくれます。そのため精神的な負担を減らしながら作業したい人にもおすすめでしょう。
また遺品整理全般を一括で任せられるため、粗大ゴミだけでなくその他の物品もまとめて処分できます。家具や電化製品だけでなく、衣類や書籍、細かな日用品なども一括して処分可能なため、整理作業が大幅に楽になるでしょう。
ただし専門的なサービスである分、料金が高くなることが多いです。一般的に作業量が増えるほど料金は高くなるため、前もって見積もりを取っておくと安心でしょう。
フリマアプリ・オークションサイトに出品する
粗大ゴミをフリマサイトやオークションで売り、お金を得ながら処分もできます。特に骨董品やアンティーク家具、希少な電化製品などは高値で取引されることがあるため、出品してみるとよいでしょう。
ただし出品作業や購入者とのやり取り、発送などに時間と手間がかかります。出品手続きを行ったあとは、売れるまでの間も継続的なやりとりが必要なため、忙しい人には不向きと言えるでしょう。
また必ずしも売れるわけではなく、いつまでも売れ残る可能性があります。特に需要が低い物品や状態が悪いものは、売れにくく、部屋のスペースを圧迫する危険も。一定期間売れなければ、思い切って処分も検討しましょう。
知人に譲る
もし知人や友人に欲しい人がいれば、譲ってしまうのもよいでしょう。知人に譲ることで感謝され、物品も有効に使われます。
引き取りに来てもらえば、手間が少なく済む点も魅力。自分で運搬する必要がなく、発送の手間も省けます。
ただし必要とする人がいない場合は譲れません。もし周りに必要とする人がいない場合は、ジモティーや地域の掲示板などで希望者を探すのもおすすめです。
リサイクルショップに買取してもらう
リサイクルショップに持ち込めば、その場で現金化が可能です。不要な物品を処分しつつ、現金を手に入れることができるため、一石二鳥の方法でしょう。
売却した物は他の人に再利用されるため、環境にも優しい処分方法といえます。また廃棄物の削減に貢献できるため、手軽にエコ活動がやってみたい人にもおすすめです。
ただし必ずしも高く売れる保証はなく、状態や需要によって買取価格が低くなる可能性もあります。特に傷や汚れが目立つものや、古い型の電化製品などは、思い切って処分も検討しましょう。
遺品整理で出た大量のゴミをスムーズに捨てるコツ
遺品整理は大切な人の思い出が詰まった品々を整理する大変な作業です。しかし同時に大量のゴミが出ることも避けられません。
特に大型家具や電化製品などの粗大ゴミは、自分だけで処分するのは難しい場合が多いため、無理をしないようにしましょう。ここでは遺品整理で出た大量のゴミをスムーズに捨てるためのコツについて解説します。
前もってゴミの回収日を調べておく
スムーズにゴミを捨てるためには、前もってゴミの回収日を調べておくことがスムーズです。
各自治体にはゴミの回収スケジュールがあり、特に粗大ゴミの回収日は限られていることが多いためよく確認しましょう。自治体のウェブサイトやゴミ収集カレンダーを確認し、計画を立てておくと困りません。
ゴミ回収日を確認する際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 粗大ゴミの回収日:…月に数回しかない場合が多いため、事前にスケジュールを確認しましょう。
- 普通ゴミやリサイクルゴミの回収日:…ゴミごとの回収日を把握しておくことで、効率的にゴミを分別し、捨てることができます。
- 申し込み方法:…粗大ゴミの場合、事前の申し込みが必要な自治体が多いです。電話やネットフォームでの申し込み方法を確認しておきましょう。
ゴミ回収日の前日に作業を行う
ゴミ回収日の前日に作業を行えば、ゴミを出し忘れることなく、スムーズに回収してもらうことができます。またゴミを長い間、自宅で保管する必要もありません。
前日に作業を行う際には、以下の点に注意しましょう。
分別を徹底する
ゴミの種類ごとに分別を徹底することで、回収作業がスムーズになります。リサイクル可能なもの、粗大ゴミ・一般ゴミなど、しっかりと分けておきましょう。
袋や紐でまとめる
ゴミを袋や紐でしっかりとまとめれば、運びやすくなり、回収もスムーズに行われます。特に危険物やバラけやすいものは、ゴミ袋を何重にもするなどし、中身が出ないよう注意しましょう。
外に出す準備をしておく
ゴミをいつでも外せる準備をしておきましょう。前日に作業を行うことで、回収当日にバタバタせずに済み、余裕を持って対応することができます。
不用品回収業者に依頼しておく
不用品回収業者に依頼することで、大量のゴミを一度に処分できます。遺品が大量にある場合、自分だけで処理するのは大変な労力を要するため、専門業者に依頼するとスムーズに作業が進むでしょう。
不用品回収業者に依頼する際のポイントは以下の通りです。
信頼できる業者を選ぶ
業者選びは非常に重要なポイントです。口コミや評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。ぼったくりに遭わないよう、複数の業者から見積もりを取ることも大切です。
事前の見積もりを依頼する
業者に依頼する際には、事前に見積もりを依頼し、料金を確認しておきましょう。後から高額な料金を請求されるトラブルを避けられます。
見積もりは合計金額だけに注目せず、必ず内訳までチェックしてください。不明瞭な請求は前もって確認するとトラブルになりません。
対応範囲を確認する
業者によっては、処分できるゴミの種類が限られている場合があります。自分が処分したいゴミが対応可能な範囲に含まれているか、事前に確認しておきましょう。
出張買取を依頼する
出張買取を依頼することで、まだ使用できる物品を処分するだけでなく、お金も得られます。特に家具や家電など、再利用可能なものは出張買取を依頼するのがよいでしょう。
出張買取を依頼する際のポイントは以下の通りです。
査定の準備
出張買取を依頼する際には、遺品の状態を確認しておきましょう。可能な範囲でキレイにしておくと、査定結果がよくなります。またパッケージや取扱説明書・付属品などはなるべく揃えておきましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
出張買取の業者も複数ありますので、複数の業者に見積もりを依頼し、じっくりと比べてみましょう。買取の基準は、業者によって異なります。最も高い買取価格を提示してくれる業者を選びましょう。
買取可能な物品を確認する
業者によって買取対象となる物品が異なる場合があります。自分が売りたい物品が買取可能かどうか、事前に確認しておくと後悔しません。
まとめ
粗大ゴミは一般ゴミとは異なり、処分が難しいもののひとつです。大量に処分する場合、計画を立てないと自宅に何日も置いておくことになりかねません。
初めての遺品整理でどうすればいいかわからないという方には、ぜひエコトミーにご相談ください!
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