粗大ゴミを処分する方法とは?お得に捨てる方法や費用相場を解説
粗大ゴミはさまざまな方法で処分でき、安く処分したいと考えている方も多いです。
引っ越しや大掃除などで複数の家具や家電を処分することになると、費用も手間もかかるため大変です。特に、自治体に処分を依頼する場合、粗大ゴミの定義や処分方法が自治体によって変化するため、引越し時は注意しなければなりません。
本記事では、粗大ゴミの定義や、処分方法、費用相場について詳しく解説します。
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そもそも粗大ゴミの定義とは?
粗大ゴミの定義は自治体によって違うため、一概にはいえません。そのため、本記事では一般的な粗大ゴミの定義を紹介します。
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高さ・幅・奥行きのいずれか1辺が30cm以上のゴミ
- 粗大ゴミとして捨てられない家電4品目
- 粗大ゴミとして処分できないもの
それぞれ詳しく解説します。
高さ・幅・奥行きのいずれか1辺が30cm以上のゴミ
粗大ゴミは一般的に、高さ・幅・奥行きのいずれかが30cmを超えるゴミのことを指します。自治体によっては100kg未満などの条件が含まれる場合もあります。
例えばベッドやソファ、マットレス、テーブル、自転車などが該当します。
また、サイズが該当していなくても、小型家電や特殊な処分方法が求められるものが粗大ゴミに分類されることもあります。
粗大ゴミとして捨てられない家電4品目
以下の家電は、粗大ゴミとして処分できません。
- エアコン
- テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
家電リサイクル法の対象となる4品目の処分にはリサイクル料金が発生します。
リサイクル料金は製品によって異なり、1,000円から5,000円程度になることが多いです。
処分方法は、買い替えるのか、処分するのかによって違います。
買い替えの場合は、家電を購入する小売店に引き取りを依頼することになります。
処分のみの場合は、以前購入した小売店に処分を依頼します。しかし、小売店がわからない場合や販売店がなくなっている場合は、最寄りの小売店や一般廃棄物収集運搬許可業者に処分を依頼しましょう。
郵便局で家電リサイクル券を購入し、指定取引場所に自己搬入して処理してもらうことも可能です。
粗大ゴミとして処分できないもの
一部の物品は、粗大ゴミとして処分できず特別な処理が必要になります。
汚物や生ごみ、危険物、医療廃棄物などが該当し、具体的には以下などが挙げられます。
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火薬
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ガソリン
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消火器
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バッテリー
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ピアノ
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岩
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タイヤ
これらは専門の業者に処分を依頼する必要があるため、頭に入れておきましょう。
粗大ゴミを処分する6つの方法
粗大ゴミの処分方法として、大きく以下の6つが挙げられます。
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自治体に回収してもらう
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粗大ゴミを持ち込み処分してもらう
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リサイクルショップで買い取ってもらう
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フリマアプリやオークションに出品する
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下取りしてもらう
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不用品回収業者に依頼する
それぞれ解説します。
自治体に回収してもらう
最も一般的なのが、自治体に処分してもらう方法です。
粗大ゴミ1点につき、数百円から数千円程度の処理費用がかかりますが、安価で回収してもらえます。
毎月指定のタイミングで行われ、処分するための予約を取り、決められた場所に搬出する必要があります。
安価で回収してもらえるメリットがありますが、処理するタイミングや場所に制限があり、予約が埋まっているとすぐには回収してもらえません。
また自治体によって粗大ゴミ処理券の購入方法や料金が違うため、自治体のホームページで確認しましょう。
粗大ゴミを持ち込み処分してもらう
自治体に回収してもらう方法として、粗大ゴミを持ち込み処分することもできます。
その場合、粗大ゴミ処理券を購入し、指定の廃棄物処分場に持ち込みます。
自治体だと処分までに時間がかかる可能性がありましたが、自己搬入であればすぐに回収してもらうことが可能です。
ただし、搬入するための車が必要になったり、受付時に申請書の提出が必要になったりする点に注意しておきましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
まだ使用できるのであればリサイクルショップで買い取ってもらう手もあります。
不用品が人の役に立つだけでなく、処理費用にお金がかからず儲けにもつながるのでおすすめです。
特に家電リサイクル法の対象となる4品目は処分にかかる料金が高いため、まだ使える状態であれば買取を依頼してみましょう。
リサイクルショップに持ち込むことですぐに査定してもらえますが、自宅への出張買取に対応している場合もあります。
また、量が多く持ち運びに手間がかかる方や、サイズや重量の問題で搬出できない場合は出張査定してもらいましょう。買取金額に合意できればその場で引き取ってもらえるため、粗大ゴミの処分に関する多くの悩みを解決できます。
フリマアプリやオークションに出品する
フリマアプリやオークションで転売するのも一つの手です。
自身で値段設定できるため、価値が高いものであればリサイクルショップよりも高い金額での買取に期待できるでしょう。
しかし、その分写真を撮ったり、梱包や発送、購入者とのやり取りなど、手間がかかります。
またリサイクルショップと違い、売却後すぐにお金が入るわけではない点にも注意しておきましょう。
下取りしてもらう
家具や家電などの粗大ゴミを買い替える場合、購入先のお店で下取りしてもらう方法があります。
下取りが可能かどうかは購入先のお店によりますし、下取りに対応しているものも多くありません。
下取りにはリサイクル料金がかかりますが、買い替え時に割引してもらえたり、ポイント還元してくれたりとメリットがあります。
買い替える場合は、家電量販店での下取りも視野に入れておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者を利用することで、手間をかけずに粗大ゴミを処分できます。
最短で即日対応してくれるため、引越しなどですぐに処分したい場合にも便利です。
また、不用品回収業者は自宅まで収集に来てくれるため、搬出が難しい大きな粗大ゴミにも適しています。
手間がかからない分、その他の処分方法よりも料金が高くなりがちですが、業者によってお得に利用できるパック料金を用意されていることも多いため、大量の粗大ゴミをまとめて処分したい方におすすめです。
粗大ゴミの処分にかかる費用相場とは?
主要な粗大ゴミの処分にかかる費用相場は以下となります。
自治体 | 不用品回収業者 | |
ベッド | 1,000円〜2,000円程度 | 5,000円〜7,000円程度 |
ソファ | 1,000円〜3,000円程度 | 5,000円〜10,000円程度 |
タンス | 1,000円〜2,000円程度 | 5,000円〜7,000円程度 |
リサイクル料金 | 不用品回収業者 | |
テレビ | 1,000円〜4,000円程度 | 5,000円〜10,000円程度 |
冷蔵庫 | 3,000円〜6,000円程度 | 5,000円〜10,000円程度 |
洗濯機 | 2,000円〜4,000円程度 | 5,000円〜10,000円程度 |
一般的な金額として記載しておりますが、自治体や不用品回収業者によって料金が違うので、お住まいの自治体や利用する不用品回収業者のホームページからご確認ください。
まとめ:粗大ゴミの処分は自分に合った方法を活用しよう
粗大ゴミの処分は不用品回収業者の方が料金は高くなりますが、その分処理に必要な手間が少なくなります。
どちらかで利用を悩んでいる方は、費用と楽さのどちらを取るかで判断するとよいでしょう。
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