一人暮らしの遺品整理は誰が行う?対応の流れや注意点を紹介
一人暮らしの親族が亡くなったときに、誰が遺品整理を行うべきか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
自宅で亡くなられた場合、特殊清掃が必要になることもあるため、誰が責任を持って対応することになるのか理解しておくことは重要です。
本記事では、一人暮らししている親族が亡くなった際に、誰が遺品整理を行うべきか解説し、流れや注意点も掘り下げます。
昨今、一人暮らししている高齢者も増えているため、頭に入れておきましょう。
この記事を読むための時間:5分
一人暮らしの遺品整理は誰が行う?
一人暮らしで亡くなったからといって放置しておくわけにはいかず、誰かが遺品整理を行わなければなりません。
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持ち家の場合は相続人が行う
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賃貸物件の場合は連帯保証人が行う
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身寄りがない場合はどうなる?
上記の3通りについて解説します。
持ち家の場合は相続人が行う
持ち家に一人暮らししており、相続人が決まっている場合は相続人が遺品整理します。
関連する権利や義務も相続されるため、相続を放棄しない限り、遺品整理を行う責任は相続人が背負うことになります。
賃貸物件の場合は連帯保証人が行う
賃貸物件の場合は連帯保証人、もしくは相続人が行います。
連帯保証人は借主の生活を管理する義務があるため、亡くなった後の遺品整理も行わなくてはなりません。
相続人が連帯保証人になっている場合は、相続を放棄したとしても遺品整理の義務を果たす必要があります。
身寄りがない場合はどうなる?
身寄りがない場合は、役所が故人の戸籍を元に親族を探します。
持ち家の場合、相続人となる親族がいなければ国が処分することになります。
賃貸物件では、親族も連帯保証人もいなければ、大家さんや賃貸の管理者が遺品整理しなければなりません。
一人暮らしの親族が亡くなった際の遺品整理までの流れとは?
一人暮らしの親族が亡くなった際の遺品整理までの流れを解説します。遺品整理の義務が生じる場合、以下の手順になります。
- 亡くなった状態で発見される
- 警察や管理会社からの連絡を受け取る
- 死亡届を提出する
- お通夜・葬儀を行う
- 落ち着いてから遺品整理を始める
亡くなった状態で発見される
一人暮らしの自宅で亡くなった場合、近所に住んでいる方や大家さん、親族が見つけることが多いです。
臭いに異変を感じたことで発見されることもあります。
警察や管理会社からの連絡を受け取る
親族が亡くなったことを、警察や管理会社から説明されます。
自宅の外で亡くなることもあるため、必ずしも近隣の方が見つけてくれるわけではありません。
また、近くに住んでいる人が少ない場合、亡くなってから数日経って発見され、連絡を受け取ることもあります。
死亡届を提出する
死亡が確認された後、医師から死亡診断書を受け取ります。
死亡診断書とともに、死亡届を自治体に提出します。亡くなってから7日以内に親族や同居人からの提出が必要です。
また、葬儀や火葬を行うために死体火葬埋葬許可交付申請書の提出も行います。
遺族がいない場合、自治体が火葬までの作業を行います。
お通夜・葬儀を行う
死亡届や火葬許可証の手続きが完了したらお通夜、葬儀を行います。しかし、これらは必ずしも行わなければいけないわけではありません。
遺言書やエンディングノートに葬儀について記載されていることもあるため、できる限り故人の意思を注いで対応しましょう。
また、お通夜や葬儀はすぐに行えるものではないため、死亡届の提出よりも先に葬儀社やお寺を手配することも多いです。
落ち着いてから遺品整理を始める
葬儀が完了し、作業や手続きが落ち着いてから遺品整理を始めます。
相続に関する手続きは10ヶ月以内に行う必要があるため、それに間に合うようにスケジュールを決めて行いましょう。
トラブルに発展することがないように、遺品整理の進め方について必ず遺族で話し合いましょう。
遺族同士で遺品整理を行うのであれば、四十九日の後でも問題ありません。しかし、賃貸だと契約期間があるため、いつまでに退去すべきなのかを考えて日程を決めましょう。
また、特殊清掃が必要な場合や、ものが多く人手も時間も足りない場合は遺品整理業者に依頼するのも一つの手です。
一人暮らしの遺品整理の注意点とは?
一人暮らしの遺品整理では注意すべき点が多く、知らなければトラブルに発展する可能性もあります。本記事では以下3つの注意点を紹介します。
- 孤独死した場合は安易に部屋に入らない
- 賃貸の場合は解約時期に注意する
- 特殊清掃が必要な場合は業者に依頼する
孤独死した場合は安易に部屋に入らない
家族で暮らしていれば同居人の異変にすぐ気づけますが、一人暮らしだと異変に気づきにくいでしょう。
最近顔を見ていない、異臭がすると感じた頃には、自宅で孤独死してすでに数日が経過している可能性があります。
何か異変を感じたら安易に部屋に入るのではなく、警察に連絡しましょう。
腐敗臭が部屋に充満していると、部屋に入ることで気分を害するだけでなく、健康被害を受ける恐れがあります。また、近隣住民にも悪影響を与えかねません。
賃貸の場合は解約時期に注意する
賃貸の場合、解約時期を決定しなければなりません。
月末までの契約になることが多いため、月末までに遺品整理や原状回復を行います。期限までに遺品整理を進められず、引き渡せない状態の場合は、大家さんと話し合って決めましょう。
解約時期を決めず、空いた時間に遺品整理するというやり方でも問題ありませんが、毎月家賃が発生するためおすすめできません。
特殊清掃が必要な場合は業者に依頼する
一人暮らしで孤独死した場合、腐敗が進んでいることも多いです。
立ち入るだけでも感染症にかかるリスクがあるため、専門的な知識がない状態での清掃はおすすめできません。
一般的な清掃方法で臭いや汚れを取りきれないため、特殊清掃を依頼できる業者に作業してもらいましょう。
遺品整理業者では特殊清掃も同時に承っていることが多いので、同時に依頼するのがおすすめです。
まとめ:一人暮らしの遺品整理が難しい場合は業者に依頼しよう
一人暮らしの遺品整理は誰が行うべきなのか、誰が責任を負うのか判断しづらいですが、一般的に親族が対応することになります。
看取ることができず、孤独死されてしまうと遺族も辛い思いをすることでしょう。すぐに踏ん切りをつけるのは難しいですが、気持ちの整理ができたら遺品整理を行いましょう。
また、一人暮らしで高齢の家族がいる方は、生前整理を行うように伝えることをおすすめします。
エコトミーでは遺品整理のみでなく、ハウスクリーニングや特殊清掃にも対応しています。
賃貸の原状回復が必要になるのであれば、遺品整理からまとめて対応しますのでお気軽にご相談くださいませ。