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形見分けとは?適した品物やタイミング・注意点を詳しく解説

 

形見分けという言葉を聞いたことがある方でも、実際に行ったことがある方は少ないのではないのでしょうか。

 

形見分けにはルールがあり、故人ものであれば何でも形見にしていいわけではありません。また、形見分けのやり方がわかっていなければ相手に無礼だと思われてしまうこともあります。

 

本記事では形見分けとは何なのか、適した品物やタイミング、注意点を解説しますので、形見分けを行う方は参考にしていただければと思います。

 

この記事を読むための時間:5分

 

形見分けとは?

 

 

形見分けとは、故人が愛用していたものを友人や遺族に分けることです。

 

故人が愛用していたものには魂が込められているとされており、それらを受け継ぎ、個人を偲ぶ目的で行われます。

 

海外でも似た風習はありますが、日本独自の文化の一つといえるでしょう。

 

また、遺族で話し合って遺産を分け合う遺産分割とは違う位置付けとなります。

 

形見分けに適した品物とは?

 

 

故人にとって大事なものだからといって、何でも形見にできるとは限りません。例えば、現金やペットなどは形見には不適切です。

 

以下は形見として配られることの多い品物です。

 

  • 日常的に使っていたもの
  • 着用していた衣服やそのリメイク

  • 集めていたコレクション

  • 仏具

 

それぞれ解説します。

 

日常的に使っていたもの

 

日常的に使っていたものは形見に選ばれやすいです。

 

例えば、腕時計や万年筆、ネクタイ、アクセサリーなどが挙げられます。

 

日常的に使っていたものは故人をより身近に感じられるため、偲びながら大切に使えるでしょう。

 

着用していた衣服やそのリメイク

 

直接身につけていた衣服は、より故人を感じられるため形見に選ばれることがあります。

 

髪飾りや着物が代表例であり、特に着物は柄がきれいなため形見として受け取る方も少なくありません。

 

また、形見分けでは故人が使っていたものをリメイクすることもあります。着物を数珠入れや小物入れとしてリメイクすれば喜んでもらえるでしょう。

 

集めていたコレクション

 

趣味として集めていたコレクションも形見になります。

 

しかし、同じ趣味を持つ方でなければ喜んでもらえない可能性があるでしょう。

 

例えば、本やレコード、絵画などが挙げられます。中には価値が高く、贈与税が発生するものもあるため、価値を確認し慎重に選びましょう。

 

仏具

 

仏具は仏教徒の方が使う道具のことで、数珠が一般的です。

 

本来、数珠は葬儀で棺に入れられるものですが、家庭によっては数珠を引き継ぐこともあります。

 

形見分けを行うタイミングとは?

 

 

形見分けを行うタイミングは、宗教によって違いがあります。仏教、神道、キリスト教の3種類に分けて解説します。

 

仏教の場合

 

仏教では、四十九日法要の後に行うのが一般的です。

 

五七日や三十五日が忌明けとされる地域や家庭もあります。

 

神道の場合

 

神道では、忌明けとなる五十日祭の後に形見分けを行うことが多いです。

 

宗派によっては三十日祭で形見分けが行われることもあります。

 

キリスト教の場合

 

キリスト教には形見分けという風習がありませんが、日本では故人が亡くなった1ヵ月後に行う追悼ミサで形見分けが行われることが多いです。

 

形見分けを行う際の注意点とは?

 

 

形見分けを行う立場になることは決して多くありません。形見を長く大切に使ってもらうためにも以下の4つの注意点を守って形見分けしましょう。

 

  • きれいにした状態で渡す
  • 相手に相応しいものを渡す
  • 半紙に包んで渡す
  • 無理に押し付けない

 

それぞれ解説します。

 

きれいにした状態で渡す

 

常日頃から使っていたからといって、必ずしもきれいな状態とは限りません。

 

汚い状態で渡してしまうと、形見を受け取った相手も嬉しい気持ちが薄れてしまうことでしょう。

 

万年筆であればインクが出るか、腕時計であれば故障していないかなども確認した上で、きれいにして渡します。衣服であればクリーニングして清潔な状態にしておきましょう。

 

相手に相応しいものを渡す

 

形見分けは相手に喜んでもらえて、大切に使ってもらえるものが適切です。そのため、相手に相応しいものを選んで渡しましょう。

 

生前大切にしていたからといって、マニアックなコレクションを配っても、相手に全く喜んでもらえない可能性があるため注意が必要です。

 

形見に相応しいものを無造作に配るのではなく、誰に対して渡すのかを考えて形見分けを行いましょう。

 

半紙に包んで渡す

 

形見分けという言葉からプレゼントのように思っている方もいるかもしれませんが、形見分けに包装は必要ありません。裸のまま手渡しするのも可能です。

 

半紙に包んで渡す場合、仏教であれば「遺品」、神道であれば「偲び草」と表書きして渡します。

 

また、形見は手渡しで行われます。距離が離れている方に渡す場合、郵送でも問題ありませんが可能な限り手渡ししましょう。

 

無理に押し付けない

 

形見分けは無理に押し付けてはいけません。

 

形見分けを断られることは少ないですが、もらっても使えないからと断られることもあるでしょう。

 

形見は人に譲ったり現金化したりするのが御法度であるため、受け取りにくい可能性もあります。無理やり渡すものではないため、断られた場合は素直に引き下がりましょう。

 

形見分けに関するよくある質問

 

不用品整理の基本ステップ

 

形見分けに関するよくある質問を4つまとめました。形見分けのマナーにまつわる内容が多いため、形見分けを行う前に確認しておきましょう。

 

  • 形見分けは必ず行うべき?

  • 形見は目上の人に渡してもよい?

  • 形見に相続税がかかることはある?

  • 生前に形見分けしても問題ない?

 

必ず行うべき?

 

形見分けは遺品整理のように必ず行うものではなく、日本独自の風習であるため必須ではありません。

 

しかし、可能な限り形見分けすることをおすすめします。

 

形見分けは故人との思い出を共有し、偲ぶことで心の整理を行います。故人のためにも可能な限り行うことを推奨します。

 

目上の人に渡してもよい?

 

形見分けは、立場が上の人から下の人に対して行われるものです。

 

本来は目上の人に対して形見分けするのは失礼だとされていましたが、昨今では目上の人に対して渡されることも増えています。

 

親しい関係性であれば渡しても問題ないと思いますが、しきたりを大事にする方もいるため、渡す前に一言添えておくとよいでしょう。

 

相続税がかかることはある?

 

高価なものを形見に選んでしまうと相続税や贈与税の対象となる恐れがあります。例えば、絵画や着物など、素人にはわかりにくいですが高価な場合があります。

 

遺品の価値が年間で110万円を超えると税金が課せられるため注意が必要です。

 

また、形見分けで配るものの価値に差があると、受け取った側でトラブルに発展することもあるため、資産価値がないと判断できるものを選びましょう。

 

生前に形見分けしても問題ない?

 

生前に形見分けしても問題ありません。形見分けは本来、亡くなってから行われるものでしたが、生前に行われることも増えています。

 

生前に行うことで本人の意向を反映しやすくなり、適切なものを本人から手渡しできるためです。

 

本人を通して形見分けすることで、トラブルにもつながりにくくなるためおすすめです。

 

まとめ:形見分けは適した品物・タイミングで行おう

 

 

形見分けにはさまざまなルールがあるため、しきたりを重んじる方に対して無礼になることもあります。そのため、適した品物を適切なタイミングでお渡ししましょう。

 

また、形見分けはトラブルに発展する可能性もあるため、遺品整理、遺産分割を行った後で行いましょう。

 

エコトミーでは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で遺品整理を行っています。

 

「四十九日が近づいているが遺品整理が終わっていない」「遺品整理を行うための時間も人手も足りない」という方はお気軽にご相談くださいませ。

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