不用品回収の業者の断り方とは?ぼったくり業者のトラブル事例も解説
不用品回収業者の中には、無理に契約を押し付けようとしてくる悪質な業者が存在します。また、依頼していないのに突然家に押しかけ、不用品がないか訪ねてくる業者もいます。
このような業者に遭遇したとき、断ろうと思っていても罪悪感があり断りづらいと思う方もいるのではないでしょうか。
本記事では、不用品回収の業者の断り方を紹介しますので、対応に困る業者と遭遇した際の参考になれば幸いです。
この記事を読むための時間:5分
そもそも不用品回収の自宅訪問は違法?
不用品回収の自宅訪問は特定商取引法によって定められている、「不招請勧誘の禁止」に該当します。特定商取引法ガイドでは以下のように定められています。
事業者は、訪問購入に係る売買契約の締結についての勧誘の要請をしていない者に対し、相手方の自宅等で売買契約の締結について勧誘をし、又は勧誘を受ける意思の有無を確認してはいけません。いわゆる飛込み勧誘や、単に相手方から査定の依頼があった場合に、査定を超えて勧誘を行うことは、法に抵触することになります。
出典:https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/doortodoorpurchases/
つまり、依頼していないのに自宅を訪ねて、買取を勧誘することが禁止されています。
ですが、違法にもかかわらず飛び込みで不用品回収を行おうとする業者が存在するのが事実です。違法業者は利用せず、不用品があるときは自身で業者を選んで依頼しましょう。
不用品回収業者のトラブル事例とは?
一部の悪質な不用品回収業者に巻き込まれることで、トラブルになることがあります。
トラブルになるのは突然家に来た業者だけではありません。突然業者から電話がかかり被害に遭ったり、見積もりを依頼した業者が悪徳業者で被害に遭うこともあります。
今回は以下の3つのトラブル事例を紹介します。
- 無料回収のはずが高額請求される
- 同意していないものを回収される
- 自宅に上がり込み盗難される
無料回収のはずが高額請求される
無料回収と謳っているにもかかわらず高額請求するのは悪徳業者の常套手段です。無料でなくても、見積もりの金額から大幅に上乗せした金額を請求されるパターンもあります。
突然自宅に訪問してくる業者や街を巡回している廃品回収車にありがちな例です。
証拠を残さないようにするため、見積書を作成せずに進めようとしてくることも少なくありません。
同意していないものを回収される
こちらは突然自宅にやってくる悪徳業者が頻繁に行なっている手法です。
不用品回収は玄関先で行うことが多く、玄関から見える範囲のものに対して処分できることを伝え、回収しようとします。
ひどい場合は同意していないにもかからず回収されてしまい、その費用まで取られてしまいます。気の弱そうな方や女性を狙って行われるため、極めて悪質です。
自宅に上がり込み盗難される
複数人で回収に訪れ、依頼者の目を盗んで盗難する悪質な業者も存在します。
こちらは特定商取引法に引っかかるというレベルではなく、犯罪です。
足跡がつかないようにするため、電話番号や住所は確認できません。突然家に来た業者が行う手法になるため、安易に玄関ドアを開けないように日頃から用心しておきましょう。
不用品回収の業者の断り方とは?
不用品回収の業者の断り方を解説します。
悪徳業者に遭遇した際に使えるのはもちろんですが、優良な業者を断る場合でも使えます。優良業者でも、なかなか引き下がってくれないと感じたら以下の断り方を使いましょう。
- 断る理由を明確に伝える
- 相手に会話する隙を与えない
- 感情的にならない
- 曖昧な返事をしない
断る理由を明確に伝える
まず、断る理由を明確に伝えましょう。
ちゃんと断らなければ相手はどんどんクロージングを進めてきます。
「家に不用品はない」「自分の判断で不用品を決められない」などのように、毅然とした態度で具体的な理由を伝えましょう。
そうすることで反論の余地がなくなり、業者に対して有効となります。
相手に会話する隙を与えない
相手は巧みな言葉で丸め込んでくるため、会話する隙を与えないのが有効です。
何を言われても断ることが決まっているのであれば、相手が話し始めるたびに、無視して断り文句を言いましょう。
それを繰り返すことで相手が根負けすることになるため、聞く耳を持たずに対応しましょう。
感情的にならない
悪徳業者は強い言葉を使ったり、恫喝まがいなことをしたりすることもあります。
損してもいいからこの状況から早く逃れたいという気持ちもわかりますが、感情に流されてはいけません。
恫喝してまで不用品を回収するのであれば、違法な業者である可能性が極めて高いです。そして、感情的になって丸め込もうとするのが悪徳業者の狙いです。
受け入れてしまうと後悔することは目に見えているため、一度深呼吸して、冷静に対処しましょう。
曖昧な返事をしない
曖昧な返事をしてしまうと、相手はそこに付け入る隙を見出します。
断り方に迷いがあるのはもちろんですが、理由なく断るだけではつけ込まれる可能性もあります。
迷っている、困っている様子を相手に見せず、ハッキリとした対応を心がけましょう。
不用品回収の業者の断り方に関する3つのポイント
不用品回収業者の断り方に関するポイントを紹介します。特に、家に突然やってくる業者を断る際に有効なポイントです。
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安易にドアを開けないようにする
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困ったらすぐに警察に相談する
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怪しいと感じたら録画・録音しておく
安易にドアを開けないようにする
最もシンプルで有効な方法として、安易にドアを開けないことが挙げられます。
どんな悪徳業者であっても、相手が出てこなければ不用品回収のしようがありません。
カメラ付きのインターホンであれば、相手を確認し、離れた状態でやり取りできるためおすすめです。
ドアチェーンやドアスコープを利用するなど、すぐにドアを開けない癖をつけましょう。不用品回収の業者以外に、訪問販売や宗教の勧誘などでも役立ちます。
困ったらすぐに警察に相談する
自宅の中に入られてしまい帰ってもらえない、脅迫的な態度を取られる、予定があるのに迷惑しているなど、困りごとがあればすぐに警察に相談しましょう。
警察を呼ばなくても、「警察を呼びますよ」と伝えるだけで悪徳業者が去っていく可能性は高く、有効な手段といえます。
突然家に来た不用品回収業者と契約してしまっても、クーリングオフが使えることが多いです。しかし、クーリングオフには手間がかかるため、警察というワードを出して、業者を利用せずに関係性を断ち切るのが得策です。
怪しいと感じたら録画・録音しておく
悪徳業者か判別できないものの、怪しいと感じたら録画や録音を行うのがおすすめです。
悪徳業者で被害に巻き込まれてしまった場合、動画や音声は証拠として使えます。また追加で高額請求された際には、録音していることを伝えるのも有効です。
まとめ:不用品回収の業者の断り方はきっぱり伝えるのがベスト
不用品回収の業者のほとんどは優良であるものの、一部の悪質業者は手段を選ばずに利用者を陥れようとしてきます。
そのような相手に対しては、感情に流されることなくキッパリと断りましょう。
また、突然家に来る業者は違法な回収を企んでいる可能性が高いため、不用品が出た際は業者に依頼して引き取りに来てもらいましょう。
エコトミーでは不用品回収を行なっており、訪問見積もりを無料で行っています。見積もり後、他社との相見積もりを取っていただいても構いません。
気になる方はぜひお電話にてご相談いただければと思います。
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