ゴミ屋敷の片付けの費用相場とは?金額の決まり方や業者の選び方を解説
ゴミ屋敷からの脱却を考える方が最も気になるのは、片付けにかかる費用ではないでしょうか。ゴミ屋敷の片付けは一般的な掃除とは作業内容が違うため、イメージしづらいことでしょう。
本記事ではゴミ屋敷の片付けの費用相場や金額の決まり方、業者の選び方を解説します。
ゴミ屋敷から脱却するために業者の利用を考えている方は、参考にしていただければと思います。
この記事を読むための時間:5分
ゴミ屋敷の片付けの費用相場はどれくらい?
結論からお伝えすると、ゴミ屋敷の片付けにかかる金額を正確にお伝えすることは難しいです。どの程度のゴミ屋敷なのかによって金額が決まるためです。
ここからは以下のように3つの観点で費用を解説します。
- ゴミ屋敷のレベルによって金額が大きく変わる
- 【トラックの積載量別】ゴミ屋敷の片付けの費用相場
- 【間取り別】ゴミ屋敷の片付けの費用相場
ゴミ屋敷のレベルによって金額が大きく変わる
ゴミ屋敷といっても、依頼者によって溜まっているゴミやものの量が異なります。同じくらいの量のゴミだとしても片付けが難しいゴミもあり、金額が前後する要因になります。
床にゴミが散らばっていて、足の踏み場もない状態のゴミ屋敷でも業者に依頼すればすぐに片付けてもらうことは可能です。
しかし、ゴミが天井近くまで積み上がっているゴミ屋敷もあります。その場合、古いゴミはどんどん圧迫されているため、見た目の数倍ゴミが溜まっていることも少なくありません。そうなってくると、業者に依頼しても1日で対応してもらえない可能性があります。
このようにゴミ屋敷のレベルによってゴミの量に幅があります。そのため、一概に費用を算出することが難しいのです。
【トラックの積載量別】ゴミ屋敷の片付けの費用相場
トラックの積載量 | スタッフの人数 | 費用相場 |
軽トラック |
1〜2人 |
30,000円〜80,000円程度 |
2tトラック |
2〜4人 |
100,000円〜200,000円程度 |
4tトラック | 4〜10人 | 200,000円〜 |
一人暮らしであれば、軽トラック、2tトラックで対応できることが多いですが、間取りが広くなると2tトラックを複数回利用したり、4tトラックを利用することになるでしょう。
トラックが大きくなればスタッフの数も作業時間も増えるため、金額が高くなります。
ゴミの量によっては相場の金額に収まらないこともあるため、目安程度に考えておきましょう。
【間取り別】ゴミ屋敷の片付けの費用相場
部屋の広さ | 費用相場 |
1R〜1K程度 | 30,000円〜80,000円程度 |
1LDK〜2DK程度 |
100,000円〜200,000円程度 |
2LDK〜4DK程度 | 200,000円〜 |
4LDK〜 | 300,000円〜 |
一人暮らしの場合は10万円程度、一軒家の場合は20万円以上程度必要だと考えておきましょう。
しかし、間取りだけではどの程度の作業量になるか把握しづらいため、必ずしもこの金額で収まるとはいえません。
ゴミ屋敷の片付けの費用相場はどのように決まる?
ゴミ屋敷の片付けの費用相場を決めるのは、大きく分けると以下の5つの要素です。
-
ものやゴミの量・トラックのサイズ
-
片付けに必要な人数
-
作業時間
-
処分する不用品の量
-
依頼するサービス
それぞれ解説します。
ものやゴミの量・トラックのサイズ
ものやゴミの量によって利用するトラックのサイズが変化します。
同じ間取りでもゴミの量に3倍程度の差が出ることもあります。そのため部屋の広さだけで費用を判断するのは難しいです。
片付けに必要な人数
早く作業を終わらせるためには多くのスタッフを動員することになります。スタッフが多くなるとその分人件費が高額になります。
ただし部屋の大きさによって作業できる人数に限度があるため、一人暮らしの部屋では2〜3名程度で対応することが多いです。
作業時間
ものが多くなると作業時間が増えるのはもちろんですが、作業に対する注文が多かったり、ゴミの種類が多く分別が難しくなると作業時間が長くなります。
処分する不用品の量
ゴミ屋敷の片付けでは処分するものと残すものの仕分けをしますが、不用品を処分するのにも費用がかかります。
長い間ゴミ屋敷に埋もれていたことで、処分しなければならないほど汚れたり傷んでしまうこともあります。まだ使えるものであれば買い取ってもらえる場合もあるため、買取に対応している業者を選ぶとよいでしょう。
また、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電4品目は、処分するためにリサイクル料金の支払いが必要になります。
依頼するサービス
長らくゴミ屋敷状態が続いた場合、ものやゴミを処分したからといって部屋がきれいになるわけではありません。
フローリングに紙がこびりついていたり、壁が汚れていたりとハウスクリーニングが必要な場合もあります。
また、ゴミ屋敷では害虫が発生することも多いため、害虫駆除を依頼するケースも少なくありません。
業者によって基本料金に含まれる作業、含まれない作業に差があるため、利用時に注意して確認しましょう。
ゴミ屋敷の片付け業者の選び方とは?
ゴミ屋敷の片付けは、業者によってサービス内容や費用相場が大きく異なります。中には悪徳業者も存在しており、相場よりもはるかに高い金額を請求されたり、作業の質が悪かったりすることもあります。
以下の方法を参考に、信頼できる業者を選びましょう。
-
口コミ評価を確認して選ぶ
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一般廃棄物収集運搬業許可が確認できる業者を選ぶ
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可能であれば相見積もりを取る
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サービス内容が明確な業者を選ぶ
口コミ評価を確認して選ぶ
ゴミ屋敷の片付け業者選びに口コミ評価の確認は欠かせません。
利用者がどのような業者だったのかを記載してくれているため、初めて利用する方でも信頼度の高い情報を得られます。
料金やサービス内容、スタッフに対する情報を確認し、業者選びの参考にしましょう。
一般廃棄物収集運搬業許可が確認できる業者を選ぶ
ゴミ屋敷の片付け業者は、不用品を回収するため一般廃棄物収集運搬業許可を取得しなければいけません。
一般廃棄物収集運搬業許可は市町村からの許可がなければ取得できず、そもそも市町村が募集を締め切っている場合もあります。
中には資格を取得せずに無許可で運営している業者もありますが、悪徳業者の可能性が高いため許可を確認できない業者の利用は控えましょう。
可能であれば相見積もりを取る
不当な見積もりを提示してくる片付け業者もいるため、相見積もりをおすすめします。
相見積もりを取れば、安い業者を選択できますが、極端に金額が安い業者を選ぶのはおすすめできません。極端に安い見積もりを提示し、追加料金を請求する悪徳業者も存在するためです。あくまで適正な金額の範囲内で安い業者を選びましょう。
ゴミ屋敷は現地での見積りになりますが、極力他人に見られたくないため見積もりは一度だけにしたいと考える方もいます。
その場合は、部屋の状況からどれくらいの金額になるか頭に入れてから見積もりを行い、想定内の金額であれば依頼するという形がおすすめです。
サービス内容が明確な業者を選ぶ
片付け業者によってサービス内容が違います。片付け以外のハウスクリーニングや害虫駆除、水回りの掃除などがオプションサービスなのか、基本料金に含まれているのかを確認しておきましょう。
確認を怠ると、片付けが完了してもきれいとはいえない状態で終わってしまう可能性があります。
また、見積もりを依頼した際にどの作業にいくらかかるのか、内容を明確に伝えてくれない業者は利用を控えましょう。
まとめ:ゴミ屋敷の片付けの費用相場は部屋の状況によって大きく異なる
ゴミ屋敷の片付けの費用相場は一概にお伝えするのが非常に難しいです。部屋の状況によって大きく変化するため、本記事で記載した金額も一例として留めておきましょう。
ゴミ屋敷から脱却したいものの、どの程度の費用がかかるのか見当がつかない方は、まずは見積もりだけを依頼してみるのも一つの手段です。
エコトミーでは、ゴミ屋敷の片付けの無料見積もりを行なっております。即契約していただく必要はありませんし、相見積もりを取ってもらっても構いません。
ゴミ屋敷の片付けに踏み切りたい方はぜひお問い合わせください。
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