ゴミ屋敷は自力で片付けできる?手順やポイントを解説
「業者に片付けを依頼するといくらくらいかかるのだろうか」
「何から手を付ければよいのかわからない」
ゴミ屋敷からの脱却を試みた多くの方が、上記のような悩みを持つことでしょう。しかし、ゴミ屋敷は自力で片付けられるものなのでしょうか。
本記事では自力でゴミ屋敷を片付ける方法やポイントを詳しく解説します。どうしても外部に頼りたくない方、バレたくない方は本記事を参考にして自力での片付けに踏み切りましょう。
この記事を読むための時間:5分
ゴミ屋敷は自力で片付けできる?
ゴミ屋敷は自力で片付けられるレベル、片付けられないレベルに分けられます。
ゴミの量や質、部屋の広さなどによっては業者が介入しなければ脱却できない可能性も考えられます。
まずは片付けようと思っている自宅がどのレベルのゴミ屋敷なのか確認しましょう。
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自力で片付けできるゴミ屋敷のレベル
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業者に依頼すべきゴミ屋敷のレベル
それぞれ解説します。
自力で片付けできるゴミ屋敷のレベル
自力で片付けできるゴミ屋敷のレベルは以下のような条件となります。
- ゴミの量が床から膝上くらいまでの高さ
- 水回りが使用できる
- 分別しやすいゴミが多い
- 仕分けるためのスペースを確保できる
身動きが取れるレベルのゴミの量であれば、まだ自力で片付けできる余地があります。
仕分けの作業や動線を確保するために、スペースを確保できなければなりません。
また、ゴミ屋敷の片付けでは大量に水を使います。そのため水回りが一切使えない家の片付けは思うように進められません。
業者に依頼すべきゴミ屋敷のレベル
前述した4つの条件で満たされていない部分が1つでもあれば業者に依頼すべきといえます。
他にも、一軒家のような広い家でゴミ屋敷になっているケースや、害虫、腐敗臭が発生しているケースも業者に依頼すべきでしょう。
一軒家のゴミ屋敷は片付けるためにかなりの根気が必要となります。自力で片付けしても頓挫してしまう可能性が高いです。
また、害虫や腐敗臭が発生している場所で長時間作業することで、健康面に悪影響を与えることになります。業者に依頼すれば、害虫や腐敗臭への対策を講じながら対応してもらえます。
ゴミ屋敷を自力で片付けるメリット・デメリットとは?
ゴミ屋敷を自力で片付けるメリットには、以下が挙げられます。
- 業者に依頼するよりも安く片付けられる
- 他人にバレることなく片付けられる
- 自分のペースで丁寧に作業できる
業者に依頼すると1日で片付けてもらえることも多いですが、その分費用も高くなります。自力で片付ければお金はほとんどかかりません。
また、他人に部屋を見せたくないため業者を利用したくない方も多く、自力で片付ければ誰にもバレずに片付けられます。
丁寧に仕分けをしたい方にも自力での片付けの方が向いているといえるでしょう。
一方、以下のデメリットもあるため、自力で作業を行う場合は以下も頭に入れておきましょう。
- 労力や時間がかかる
- 片付け後のゴミの処分に手間がかかる
- 害虫の対策や処分も自力で行うことになる
自力でゴミ屋敷を片付けるメリットは多いですが、デメリットにも目を向け、自力では厳しいと感じたら片付け業者の利用を考えましょう。
ゴミ屋敷を自力で片付ける手順とは?
ゴミ屋敷を自力で片付ける場合、以下の手順で行いましょう。6つの手順を詳しく解説していきます。
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準備を行う
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明確にゴミと判断できるものを捨てる
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不要なものを捨てる
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ゴミを処分する
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残ったものを収納する
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水回りや床などを掃除する
準備を行う
まずは必要な道具を揃えます。手袋、マスク、水、殺虫剤、ゴミ袋、段ボールなどです。
準備を怠り途中で作業を中断することになると、モチベーションの低下にもつながるため注意しておきましょう。
段ボールは必要なものを収納するためだけでなく、ゴミ袋の代わりとしても活用できます。捨てるものが多い場合、直立していてゴミを入れやすい段ボールの利用もおすすめです。
明確にゴミと判断できるものを捨てる
明確にゴミと判断できるものから片付けていきましょう。
例えば、空のペットボトル、コンビニ弁当の容器、新聞紙、チラシなどは、迷うことなくゴミと判断できるはずです。
明確にゴミと判断できるものから片付けていけば、比較的短時間で進捗を感じられるため、モチベーションにもつながります。
不要なものを捨てる
ゴミを捨てたら不要なものの片付けに移ります。
洋服や靴、雑貨、本、小型家電など残すべきか処分すべきか判断しながら進めていきます。仕分けに時間をかけてしまうと作業が捗らず、想像以上に時間がかかります。
テキパキ作業し、どうしても捨てにくいものは保留にして、次のものに取り掛かりましょう。
ゴミを処分する
自治体のゴミ収集日に合わせてゴミを出します。
タイミングが悪ければ収集日まで大量のゴミを保管しなければならないため、ゴミの収集日を確認した上で作業に取り掛かることをおすすめします。
大量のゴミが出た際は不用品回収業者に引き取りに来てもらうことで、すぐに処分できます。
残ったものを収納する
ゴミの処分まで完了したら、残ったものを収納していきます。
収納する際にものの住所を決めて片付けることで、ゴミ屋敷化の再発防止につながります。
水回りや床などを掃除する
収納まで完了したらゴミ屋敷からは脱却できていますが、長年ゴミ屋敷に住み続けていたことで水回りや床、壁などが汚れている場合が多いです。
きれいな部屋にすることは、今後片付けを習慣化するモチベーションにもつながります。片付けるだけでなく、必ず掃除まで行いましょう。
ゴミ屋敷を自力で片付けるためのポイントとは?
ゴミ屋敷を自力で片付けるための手順を理解しても、その通りに実行できるとは限りません。以下のポイントを頭に入れて片付けに臨みましょう。
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心構えしておく
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とにかく手を動かす
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迷ったら捨てる
心構えしておく
自力でゴミ屋敷の片付けを行っても1日で終わることはほとんどありません。
小さな原因で挫けそうになることは多々あるため、ゴミ屋敷の片付けに取り掛かる際に時間も労力もかかることを心構えしておきましょう。
どうしてゴミ屋敷を脱却したいのかという、強くブレない意志が必要です。
とにかく手を動かす
ゴミ屋敷を片付けるための計画を練ったり、理想の暮らしを思い描くことも大切ですが、手を動かさなければ片付けは進みません。
ゴミ屋敷の片付けで最も重要なのは手を動かすことです。
ゴミやものの量は膨大なため、久々に見つけたものに対して懐古するのは後回しです。できる限り無心で作業を進めていきましょう。
迷ったら捨てる
自力でゴミ屋敷を片付ける際、迷う時間も非常にもったいないです。
ゴミ屋敷を脱却することが目的であれば、迷うくらいなら捨てるべきと割り切っても問題ないでしょう。
仕分けはゴミ屋敷の片付けにおいて時間を取られる作業であるため、1年以上使っていないものは捨てるなど、基準を決めておきましょう。
まとめ:ゴミ屋敷を自力で片付けられない場合は迷わず業者に依頼しよう
ゴミ屋敷の片付けを自力で行うのは容易ではありません。
協力者を仰ぐことで人手不足が改良され、自力で片付けできるかもしれませんが、他人に頼りたくない方も多いため、現実的とは言いづらいです。
自力での片付けが難しいと感じたら、片付けを諦めるのではなく、片付け業者に相談しましょう。
エコトミーはゴミ屋敷の片付け業務や不用品回収業務を行っています。
ゴミ屋敷の片付けで出たゴミを回収するのにおすすめの積み放題プランも用意していますので、ゴミ屋敷でのお困りごとがあればお気軽にご連絡いただければと思います。