古くなったブラウン管テレビをどのように処分すればよいか分からず、放置していませんか。

ブラウン管テレビは家電リサイクル法の対象品に指定されており、粗大ごみとして捨てることはできません。適切に処分しなければ、法律違反となる可能性があるため、注意が必要です。

今回はブラウン管テレビを正しく処分するための方法について詳しく解説します。ぴったりの処分方法を選ぶための参考にしてくださいね。

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粗大ゴミでは処分出来ない！家電リサイクル法の対象

家電製品の中には、粗大ゴミとして簡単に処分できないものがあります。その代表的な例が、ブラウン管テレビです。

ブラウン管テレビは、1990年代から2000年代初頭にかけて多くの家庭で使用されていましたが、液晶テレビの普及に伴い、多くのブラウン管テレビが不要となりました。

しかしこれらのテレビは粗大ゴミとして処分することができません。理由は、家電リサイクル法が適用されるためです。

家電リサイクル法とは、特定の家電製品の廃棄に関して、製造業者や販売業者がリサイクルを促進するための義務を負う法律です。具体的には、以下が対象となっています。

• エアコン
• テレビ（ブラウン管、液晶、プラズマ）
• 冷蔵庫・冷凍庫
• 洗濯機・乾燥機

法律の目的は、上記のような家電製品に含まれる有用な資源を回収し、再利用することで環境負荷を軽減するためです。

ブラウン管テレビは、内部に多くの有害物質を含んでいるため、適切に処分しなければ環境に悪影響を及ぼすかもしれません。

例えばブラウン管には鉛が含まれており、適切に処理されないと、土壌や水質汚染の原因となることがあります。

したがって、ブラウン管テレビを処分する際には、家電リサイクル法に基づいた適切な方法を行う必要があります。

ブラウン管テレビの処分方法

ブラウン管テレビを処分する方法は複数ありますが、どの方法を選ぶにしても、法令に従った適切な手続きを踏みましょう。ここでは具体的な処分方法について詳しく説明します。

指定引取場所に持ち込みして処分

家電リサイクル法に基づく最も基本的な処分方法は、指定引取場所に直接持ち込む方法です。各自治体には、リサイクル法に基づいて家電製品を引き取るための指定場所が設けられています。

ブラウン管テレビを処分したい場合、まずは市区町村の窓口や公式ウェブサイトで指定引取場所を確認し、持ち込み手続きを行いましょう。

購入店に引き取りしてもらう

ブラウン管テレビを購入した店舗で引き取りを依頼する方法もあります。購入したお店がまだ営業している場合、引き取りを依頼するのが一つの方法です。

多くの場合、購入店では引き取りサービスを提供しており、リサイクル料金を支払うことで処分を依頼できます。

リサイクルショップへ持ち込む

まだ使用可能な状態のブラウン管テレビであれば、リサイクルショップに持ち込んでみましょう。

リサイクルショップでは、古い家電製品を買い取ってくれる場合があります。ただしブラウン管テレビは現在の市場価値が低いため、引き取ってもらえない可能性もあります。

家電量販店で引き取り

大手の家電量販店では、家電製品のリサイクルサービスを提供している場合があります。例えば新しいテレビを購入する際に、古いブラウン管テレビを引き取ってもらう方法です。

この方法なら、新しいテレビの配送と同時に古いテレビを回収してもらうことができるため、手間がかかりません。

引き取りにはリサイクル料金と、場合によっては収集運搬費が別途かかることがあります。家電量販店のサービスを利用する際は、事前に料金や手続きについて確認しておきましょう。

買い替え時ならお店に引き取ってもらう

ブラウン管テレビを新しいテレビに買い替える場合、その際にお店で引き取りサービスを利用しましょう。多くの家電販売店では、新しい製品を購入する際に古い製品を引き取るサービスを行ってます。サービスを利用すれば、新しいテレビの購入と同時に古いブラウン管テレビの処分も一括で行えるでしょう。

処分時にリサイクル料金と収集運搬費用が発生するものの、手続きが一度で済むため、忙しい人にもぴったり。買い替えのタイミングであれば、処分のための追加費用が割引されるケースもあります。

引っ越し時なら引っ越し業者に引き取ってもらう

引っ越しを機にブラウン管テレビを処分する場合、引っ越し業者に引き取りを依頼しましょう。引っ越しと同時にブラウン管テレビの処分を依頼できるため、手間がかかりません。

引っ越し業者を選ぶ際は、不要品の引き取りサービスが含まれているかどうかを確認するとスムーズです。ただしリサイクル料金が別途かかる場合があるため、事前に料金を確認しておくとよいでしょう。

リサイクル法を気にしなくていい処分方法は？

もし「リサイクルするのが面倒！」と感じる場合、リサイクル法を気にせずに処分する方法もあります。以下の方法を試してみましょう。

フリマアプリ・オークションサイトで売る

使用可能な状態のブラウン管テレビであれば、フリマアプリやオークションサイトで販売可能です。

特にレトロなデザインやゲーム機との互換性を求める人々の間では、ブラウン管テレビの需要は意外と高いでしょう。

ただし出品にあたっては、動作確認の有無を含め、状態をチェックしたうえで行いましょう。また配送に際しては、ブラウン管テレビの重量や大きさを考え、梱包や運搬に十分な注意を払う必要があります。

ジモティーで引き取り手を探す

ジモティーなどの地域密着型掲示板を利用して、ブラウン管テレビの引き取り手を探してみてもよいでしょう。地域内でのやり取りが基本となるため、直接引き取りに来てもらうことができ、配送の手間も省けます。

すぐに処分したいなら、無料にすると引き取り手が見つかりやすいでしょう。ただし取引相手が信頼できる人物かどうかを確認することが重要です。引き取りに関するトラブルを避けるためにも、事前に詳細な取り決めをしておきましょう。

不用品回収業者に引き取り処分を依頼

不用品回収業者に依頼すれば、ブラウン管テレビを簡単に処分できます。回収業者は、家電リサイクル法に基づいて適切に処分してくれるため、安心して利用できるでしょう。

また自宅まで回収に来てもらえるため、運搬の手間がかからない点も大きなメリットです。

ただし不用品回収業者の中には、悪徳業者も存在するため、利用する際には注意が必要です。許可を持っている業者かどうかを確認し、料金や処分方法についても事前に確認しておおきましょう。

解体して捨てる

自己責任の範囲で、ブラウン管テレビを解体し、素材ごとに分別して捨てる方法もあります。ただし、この方法は非常に手間がかかる上に、事故やケガの危険もあるため、あまりおすすめできません。

特にブラウン管には高電圧が残っている場合があり、誤って触れると感電の危険があります。

また解体作業中に破損させた場合、有害物質が漏れ出す可能性があるため、十分な知識と設備がない限り、この方法は避けましょう。

ブラウン管テレビを処分する際の注意点

ブラウン管テレビを処分する際には、いくつかの注意点があります。適切な処分を行わないと、思わぬトラブルや危険が伴うことがあるため、以下の点に注意して処分を進めましょう。

2人以上で運搬する

ブラウン管テレビは非常に重く、かつサイズが大きいため、運搬時には2人以上で行いましょう。特に階段を使っての移動や車への積み込みは、一人で行うと危険です。

重量があるため、無理に持ち上げると腰を痛めたり、テレビが落下して破損するリスクがあります。

安全に運搬するためには、十分な準備と慎重な動作が必要です。可能であれば、専用の台車やクッション材を使用して、衝撃を吸収しながら移動させましょう。

悪徳業者に注意

ブラウン管テレビの処分を業者に依頼する際、悪徳業者に注意する必要があります。適切な許可を持たない業者や、極端に安い料金を提示する業者は、悪徳業者の可能性があるため注意しましょう。

このような業者に依頼すると、結果的に環境汚染を引き起こすだけでなく、自身が法的責任を問われる可能性もあります。

信頼できる業者を選ぶためには、口コミや評判を確認し、業者が適切な許可を持っているかどうかを確認しましょう。また契約前に見積もりを取り、料金やサービス内容を明確にしておくことも大切です。

売却の際は付属品も一緒に持ち込む

ブラウン管テレビを売却する際には、リモコンや電源コードなどの付属品も一緒に持ち込みましょう。買取価格が上がる場合や、取引がスムーズに進むことがあります。

特にリモコンがないとテレビの操作ができないため、買い取り額に響く恐れがあります。付属品が全て揃っているかを確認した上で、売却を進めましょう。

簡単にブラウン管テレビを処分するならエコトミー

ブラウン管テレビの処分は意外にも手間がかかる作業です。もし「忙しくて手続をする時間がない」「すぐに処分したい」と思ったら、エコトミーへご相談ください。

エコトミーは、家電リサイクル法に基づいて適切な処分を行っている不用品回収業者です。

電話一本で回収を依頼でき、自宅までスタッフが訪問してブラウン管テレビを回収に伺います。リサイクル料金や運搬費用も見積もりお出しするため、後から追加料金が発生する心配もありません。

ブラウン管テレビの処分にお困りの際は、エコトミーをご利用ください。簡単で安全、そして環境に優しい方法で、不要なブラウン管テレビを手軽に処分できます。