遺品整理の便利グッズ13選!分類方法や思い出の品の整理術も紹介
「遺品整理をする予定があるけど、どんなものを準備すればいいんだろう」
このようにお悩みの方もいるでしょう。
遺品整理は心身ともに大きな負担がかかる作業ですが、適切な準備と知識があれば、その負担を大幅に軽減できます。
この記事では、遺品整理を効率的かつ衛生的に進めるために必要な便利グッズや衛生管理の方法、遺品の分類方法、さらには思い出の品の整理術まで、幅広くご紹介します。
遺品整理業者の利用についても解説しているので、自分で行うか業者に依頼するかの判断材料になるでしょう。
また当社エコトミーでは、一都三県を対象に遺品整理サービスを提供しています。
遺品整理に関する些細なご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事を読むための時間:5分
遺品整理に必要な便利グッズ13選
遺品整理は心身ともに負担の大きい作業です。しかし、適切な道具を使うことで作業効率を上げ、負担を軽減できます。
ここでは、遺品整理に欠かせない便利グッズを紹介します。
大容量ゴミ袋
45L以上の大きさのゴミ袋を選び、燃えるゴミ・燃えないゴミ・資源ゴミなど種類別に用意しましょう。
ダンボール
遺品の仕分けや保管に使用します。サイズ違いを準備し、マジックペンで中身を記入できるようにしておきましょう。
透明収納ボックス
小物類の整理に便利です。中身が見えるので作業効率が上がります。
ガムテープ
ダンボールの封や家具の補強に使います。幅広タイプがおすすめです。
養生テープ
床や壁の保護、遺品のラベリングに使用します。
ロープ
書類や雑誌などをまとめる際に便利です。家具や布団などをまとめる際にも役立ちます。
手押し台車
重い家具やダンボールの運搬に便利です。階段の多い場所ではキャスター付きが活躍します。
ホウキ・チリトリ
作業中に出るほこりや細かいゴミを掃除するために使用します。掃除機もあると便利です。
防塵マスク
ほこりが多い環境での作業時に必須です。とくに長期間放置された部屋の整理には欠かせません。
軍手・ゴム手袋
手の保護と衛生管理に使用します。軍手は重量物、ゴム手袋は水回り作業に適しています。
消臭スプレー
長期間放置された部屋や、タバコの臭いなどがする遺品に使用します。作業環境を快適に保ちましょう。
殺虫剤
害虫が出てくる可能性があるため、バルサンなどの害虫駆除剤を用意しておくと安心です。
カメラ
遺品の記録撮影用にあると便利です。スマホでも可能ですが、専用のデジタルカメラがあるとなお良いでしょう。
これらのグッズを適切に使用することで、遺品整理をより効率的かつ衛生的に進められます。
作業前に現場を下見し、必要なグッズを事前に準備しておくと良いでしょう。
遺品整理中の衛生管理
遺品整理作業中の衛生管理は、作業者の健康を守り、安全に作業を進めるために重要です。
長期間放置された部屋や、故人の疾病によっては感染リスクがある場合もあるため、適切な対策が必要です。
ここでは、衛生管理の基本と、必要な装備について解説します。
マスクと手袋の重要性
マスクと手袋は、遺品整理における最も基本的な防護具です。
マスクはN95規格のものがおすすめで、ほこりや微生物から呼吸器を効果的に保護できます。
長時間の作業の場合は、マスクを定期的に交換することを忘れないでください。
手袋については、状況に応じて軍手とゴム手袋を使い分けましょう。どちらの場合も使い捨てタイプを選び、こまめに交換することで衛生的に使えます。
消毒用アルコールの活用法
消毒用アルコールは、遺品整理中の衛生管理に欠かせないアイテムです。
作業の合間や休憩時、とくに飲食前には必ず手指の消毒を行いましょう。
また、ハサミやカッターなどの共用する道具は、使用前後に消毒することが大切です。作業終了時には、テーブルや椅子など触れた場所の消毒も忘れずに行ってください。
さらに、スマホやカメラなど、作業場に持ち込んだ個人の携帯品も定期的に消毒することをおすすめします。これらの物品は意外と細菌が付着しやすいため、注意が必要です。
消毒用アルコールは70~80%濃度のものが効果的とされています。
使いやすさを考えると、スプレータイプを用意するのが良いでしょう。さまざまな場面で素早く使用でき、衛生的な作業環境の維持に役立ちます。
遺品の分類方法
遺品整理を効率的に進めるためには、適切な分類方法が重要です。
ここでは、遺品を4つのカテゴリーに分け、それぞれの特徴と対処法を解説します。
保管すべき遺品
保管すべき遺品は、法的・感情的に重要なものです。具体的には、以下のようなものが該当します。
- 重要書類:戸籍謄本、年金手帳、保険証書、預金通帳など
- 貴重品:現金、貴金属、宝石類
- デジタル遺品:パソコン、スマホ、タブレットなど
- 思い出の品:写真、アルバム、手紙、日記など
- 故人がとくに大切にしていたもの
- 歴史的・芸術的価値のあるもの
これらの遺品は、相続手続きや思い出の品として重要です。適切に整理し、安全な場所に保管しましょう。
処分する遺品
一方で、以下のような遺品は処分を検討する必要があります。
- 使用済みの日用品:タオル、歯ブラシ、化粧品など
- 古くなった衣類や靴
- 傷んだ家具や電化製品
- 期限切れの食品や薬
これらの遺品は、衛生面や安全面を考慮して適切に処分しましょう。
とくに、薬品や電池などは決められた回収方法に従って処分することが重要です。
寄付や譲渡する遺品
まだ使用可能な遺品の中には、寄付や譲渡に適したものがあります。
- 比較的新しい衣類
- 本や雑誌
- 日用品(食器、調理器具など)
- 趣味用品(楽器、スポーツ用品など)
これらの遺品は、NPO法人や慈善団体への寄付、または親族や知人への譲渡を検討しましょう。
故人の思いを誰かに引き継ぐことで、遺品に新たな価値を見出すことができます。
リサイクルできる遺品
環境への配慮から、以下のような遺品はリサイクルを検討しましょう。
- 衣類:資源回収や販売店の回収ボックスで回収
- 紙類:古紙回収で再利用
- 小型家電:自治体の回収ボックスや家電量販店で回収
- 家電4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機):家電リサイクル法にもとづいて適切に処理
- 家具:自治体の粗大ゴミ回収やリサイクルショップで再利用
- 自転車:自治体の回収や専門店でのリサイクル
これらの遺品を適切にリサイクルすることで環境負荷を減らし、資源の有効活用につながります。
また、大量の遺品を分類して、それぞれ処分するのは大変な作業です。そこで、遺品整理業者の利用について解説します。
遺品整理業者に依頼するメリット
遺品整理は感情的にも身体的にも負担の大きい作業です。自分たちで行うことも可能ですが、専門業者に依頼することで多くのメリットがあります。
以下、おもなメリットを詳しく解説します。
1. 労力と時間の節約
遺品整理業者に依頼することで、大きな労力を使わずに済みます。とくに以下のような場合に効果的です。
- 遺品の量が多い場合
- 大型家具や重量物がある場合
- 遺族が遠方に住んでいる場合
業者は効率的に作業を進めるため、自分たちで行うよりも短時間で整理を完了できます。
2. 人手の確保が不要
遺品整理業者に依頼することで、親族や知人に協力を依頼する必要がなくなります。
- 遺族間の負担の偏りを避けられる
- 予定調整の手間が省ける
- プライバシーを保護できる
とくに、遺族間の関係が複雑な場合や、故人の私生活を他人に知られたくない場合に有効です。
3. プロフェッショナルな仕上がり
専門知識と経験を持つプロが作業を行うため、以下のようなメリットがあります。
- 片付け忘れがない
- 効率的な分類と整理ができる
- 貴重品の見落としを防げる
また、遺品の取り扱いに慣れているため、大切な思い出の品を傷つけるリスクも低減できます。
4. 不用品の回収・処分・買取サービス
多くの遺品整理業者は、以下のサービスも同時に提供しています。
- 不用品の回収
- 粗大ゴミの処分
- リサイクル品の仕分け
- 価値のあるものは買取してもらえる
遺品整理と不用品の処分、そして価値あるものの売却もすべて任せられます。
5. スケジュールの柔軟性
退去日などの期限がある場合でも、業者は期日に合わせて作業を完了します。以下のような場合にとくに有効です。
- 賃貸物件の契約終了が迫っている場合
- 相続に関する手続きの期限がある場合
- 遺族の都合で短期間での整理が必要な場合
遺品整理と買取のエコトミーでは、最短即日対応可能です。
土日祝日も予約可能なため、ぜひお気軽にご相談ください。
思い出の品の整理術
思い出の品は遺品整理の中でも特別な扱いが必要です。以下では、おすすめの整理術を紹介します。
写真や手紙のデジタル化方法
写真や手紙をデジタル化することで、劣化を防ぎ、簡単に共有できるようになります。おもな方法は以下のとおりです。
①家庭用スキャナーを使用
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- 解像度は300dpi以上がおすすめ
- 写真の向きや明るさを調整可能
②スマホのアプリを利用
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- Google フォトスキャンやAdobe Scanが人気
- 手軽に高品質なスキャンが可能
③コンビニのマルチコピー機を使用
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- 1枚20〜30円程度でスキャン可能
- 24時間使える
④専門業者に依頼
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- 1枚10〜50円程度の費用
- 大量の写真を一度に処理できる
デジタル化する際は、ファイル名に日付や内容を含めるとあとで探しやすくなります。
また、バックアップを取ることも忘れずに行いましょう。
クラウドストレージの活用法
クラウドストレージを活用することで、デジタル化した思い出の品を安全に保管し、簡単に共有できます。
①写真や動画の保存
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- 高画質のまま大量の写真を保存可能
- 自動バックアップ機能を活用
②スキャンした文書の保存
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- 手紙や重要書類をPDF形式で保存
- OCR機能を使って文字検索も可能に
③ 家族や友人との共有
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- アルバムを作成し、特定の人とだけ共有
- コメント機能を使って思い出を語り合える
人気のサービスには、Google ドライブ、Dropbox、iCloudなどがあります。
利用の際は、以下の点に注意しましょう。
- セキュリティ設定を確認し、適切に管理する
- 重要なデータは複数の場所にバックアップを取る
- 共有設定を慎重に行い、意図しない公開を防ぐ
デジタル化とクラウドの活用で、物理的なスペースを節約しつつ、必要な時にすぐアクセスできる環境を整えましょう。
まとめ
遺品整理を行う際は、まずは必要なグッズを準備し、作業の計画を立てましょう。
大切な思い出の品は、デジタル化して保存することをおすすめします。一人で抱え込まず、家族や専門家の力を借りることも検討しましょう。
遺品整理は精神的にも肉体的にも大変な作業です。
遺品が大量にある場合や、時間が限られている場合は、遺品整理業者の利用も検討してみてください。
エコトミーでは、一都三県を対象に遺品整理や不用品回収サービスを提供しています。
経験豊富なスタッフが迅速かつ丁寧に対応いたします。
最短即日で対応していますので、遺品整理の依頼を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
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