残置物撤去で業者選びをする時のコツ4選|撤去費用を抑える方法も解説
家やオフィス・工場などから退去する際には、「残置物」の片付けが必要になるケースがあります。室内に残された物品をすべて撤去するのは大変な作業であり、自分たちで行うのは難しいと感じる方も多いでしょう。
今回は残置物撤去を依頼できる業者や、各種業者の選び方、撤去費用を抑えるコツについて詳しく解説します。
「残置物の撤去が大変で自分では難しい」
「費用をかけずに残置物を片付けたい」
とお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
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残置物撤去って何をするの?
残置物撤去とは、引っ越しや家屋の売却・賃貸物件の退去時に、前の住人が置いていった物品や家具やゴミなどを整理・処分する作業です。
一般的には、住居やオフィスなどを新たに利用するために、必要のない物品をすべて取り除く目的で行います。
残置物には、家具や家電・衣類・食器・書籍からゴミまで、さまざまな種類があり、放置されたままの不要物や、故人の遺品、さらには悪臭や害虫が発生している物品が含まれるケースも。
残置物撤去の作業は、単なる物品の回収だけでなく、状況によって専門的な対応が求められます。
たとえば長期間ゴミが放置されたため、異臭や害虫が発生している場合には特殊清掃が入る必要があり、専門の業者に依頼するのが一般的。
残置物撤去は、新たな入居者や利用者が清潔な環境で暮すためにも大切な作業です。
残置物撤去をしてくれる業者は3つ
残置物撤去を依頼する際に依頼可能な業者は主に以下通りです。業者によって得意分野が異なるため、あらかじめ違いを知っておくとよいでしょう。
ここではそれぞれの特徴について解説します。
不用品回収業者
不用品回収業者は、家庭やオフィスから不要になった物品を回収し、処分する業者です。家具・家電から大型のゴミまで、さまざまな種類の物品を取り扱っており、必要に応じて柔軟に対応してくれます。
まだ使用可能な物品は、リサイクルやリユースが可能かの判断を行い、買取してくれるケースも。基本的になんでも引き取ってくれるため、引っ越しや大掃除といった大掛かりな作業の際に便利です。
遺品整理業者
遺品整理業者は、故人が残した遺品を整理し、買取や回収を行っている業者です。遺品には、故人の思い出が詰まった大切な品々が含まれているため、単なる物品の処分以上に慎重な対応が求められます。
遺品整理業者は、依頼者の意向を尊重しながら丁寧に遺品を整理し、適切に供養や廃棄を行うのが特徴。
遺品の取り扱いに関する専門知識や経験を持っているため、精神的に負担の大きい遺品整理を安心して任せられます。
特殊清掃業者
特殊清掃業者は、通常の清掃では対処しきれない特殊な状況に対応する業者です。たとえば孤独死が発生した場合や、大量のゴミ屋敷など、強烈な臭気や衛生問題が発生している現場の清掃が専門。
特殊清掃業者は、専門装備や消臭技術を使用し、現場を迅速かつ安全に元の状態に戻します。
残置物撤去の際に、通常の清掃業者では対処できない状況が発生した場合には、専門の特殊清掃業者へ依頼するとよいでしょう。
残置物撤去が高くなるのはどうして?
残置物撤去の費用は、様々な原因によって高額になるケースがあります。ここでは主な理由を解説します。
不用品が多すぎるから
残置物撤去の費用が高くなる最も一般的な理由の一つは、撤去しなければならない不用品の量が非常に多い場合です。不用品が多いと、その分だけ回収や運搬、処分にかかる手間と時間が増えます。
また物品の種類によっては、処分に特別な手続きや費用がかかるケースも。たとえば大型家具や家電、危険物の処理が必要な場合などが挙げられます。
様々な要因が重なり、費用が大幅に増加することも。請求後に驚かないためにも、前もって見積もりを取っておくのが安心です。
作業範囲が広すぎるから
作業範囲が広い場合も、残置物撤去の費用が高額になる原因の一つです。たとえば一軒家全体や複数の部屋があるオフィスビルなどが挙げられます。
大きな建物全体での残置物撤去が必要な場合、作業にかかる時間と労力が増えるためです。さらに狭い通路や複雑なレイアウトなど、作業が困難な環境であればあるほど、追加の費用が発生する可能性があります。
特殊な状況の場合、業者は事前に現地調査を行い見積もりが高額になることも少なくありません。
高所作業が多いから
高所作業が必要な場合も、残置物撤去の費用がアップする原因です。たとえばビルの高層階からの撤去作業や、屋根裏部屋や高い棚からの物品の取り外しなど、高所での作業には特別な機材や安全対策が必要です。
また高所作業には特別な資格を持つ作業員が必要であり、その分人件費が上乗せされるケースも。高所作業のリスクを考慮した上での追加費用が発生するのが一般的です。
残置物撤去業者を選ぶコツ4つ
残置物撤去業者を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと、信頼できる業者が見つかります。ここでは業者選びのコツを4つ見ていきましょう。
見積書を出してくれるか
業者が事前に詳細な見積書を出してくれるかを確認しましょう。見積書があれば、作業内容や費用が明確になり、追加料金が発生する可能性を減らせます。
また見積もりが詳細であればあるほど、業者の信頼性が高いといえるでしょう。事前の現地調査をしっかりと行い、納得のできる見積もりを提示してくれる業者を選びましょう。
廃棄物収集運搬業許可を持っているか
廃棄物の収集や運搬を行うには、様々な許可が必要です。特に残置物撤去業者が廃棄物収集運搬業の許可を持っているかどうかはチェックしておきましょう。
廃棄物収集運搬業を持っている業者は、法律に基づいて廃棄物を適切に処理することができ、不法投棄の心配もありません。無許可での廃棄は違法であり、トラブルの原因となる可能性があります。必ず許可を確認しましょう。
必要なサービスを提供しているか
残置物撤去にはさまざまな作業が含まれるため、業者が必要なサービスを提供しているかを確認しましょう。たとえば大量の不用品がある場合には、買取サービスを提供している業者が便利です。
また悪臭の除去や害虫駆除などの特殊な状況に対応できる業者を選ぶと、一通りの作業を一括で依頼でき、時間とコストの節約にもなるでしょう。
実績は豊富か
業者の実績も選定時の重要なポイントです。実績が豊富な業者は、さまざまなケースに対応してきた経験があるため、安心して依頼できるでしょう。実績や評判は口コミサイトのほか、業者のホームページやSNSなどから確認可能です。
残置物撤去の費用を抑えるコツ
残置物撤去の費用は様々な工夫で抑えられます。ここでは費用を抑えるためのコツを紹介します。
できる範囲で作業をしておく
依頼前に自分でできる範囲の作業を行っておくとよいでしょう。たとえば以下の作業が手軽にできておすすめです。
- 小さな不用品をあらかじめ分別して捨てておく
- まだ使える物品をリサイクルショップに持ち込む
- できる範囲で掃除をしておく
自分でできる作業はできるだけ行っておきましょう。業者に任せる作業が少なくなれば、その分コストも抑えられます。
相見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ると様々な比較できるためオススメです。相見積もりを取ると、費用やサービス内容を比較し、最も希望に近い業者を選べるでしょう。
業者によって提供するサービスや費用が異なるため、よく比較検討すると料金を抑えることにも繋がります。
不用品買取を併用する
不用品の中には、まだ価値のある物品も含まれている場合があります。いらない物品を不用品回収業者に買取ってもらうと、撤去費用の一部を相殺可能です。
特に家電や家具、アンティーク品などは、思いがけない高値で買い取られる可能性も。不用品回収を利用するなら、買取サービスの併用も検討してみましょう。
残置物撤去ならエコトミーへ
残置物撤去をお考えなら、ぜひエコトミーにご相談ください。エコトミーは、豊富な実績と確かな技術で、あらゆる状況に対応可能なサービスを提供しています。
契約前には必ず見積もりをお渡しし、費用面での不安を与えません。見積もり以上の費用はかからないため、安心してご依頼頂けます。
作業はお客様のご要望に合わせたプランをご提案し、スムーズな撤去作業をお約束。まずはお気軽にお問い合わせください。誠実かつ丁寧な対応いたします。