ゴミ置き場のトラブル事例とは?ゴミ出しのルールや対処法も解説
ゴミ置き場は自治体や自治会、マンションの管理人などが管理していますが、ゴミ置き場で起きるトラブルをゼロにすることは難しいです。
トラブルを未然に防ぐために必要となる、ゴミ出しのルールやトラブルの対処法について解説します。
ゴミ置き場の管理を行う方は、本記事を参考に治安のよいゴミ置き場を目指していただければと思います。
この記事を読むための時間:5分
そもそもゴミ置き場にはどんなルールがある?
主なルールとしてゴミを出す日や時間帯が指定されており、指定されたタイミング以外でゴミ出ししてはいけません。
また、自治体によって定められたゴミの分別が必要で、可燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみなど、適切に分別しなければなりません。
ゴミ袋も自治体によって指定される場合が多く、守らないとゴミを回収してもらえないケースもあります。これらのルールが守られないと他の住民にも迷惑をかけることになります。
ゴミ置き場のトラブル事例とは?
ゴミ置き場では以下のようなトラブルが発生することがあります。
- 決まった時間にゴミを捨てない
- ゴミが回収されずにゴミ捨て場に残っている
- 入居者以外の方のゴミ捨て
- ゴミ置き場から異臭が発生する
- 自治会がゴミ置き場を使わせてくれない
5つの事例を詳しく解説します。
決まった時間にゴミを捨てない
指定の時間を守らずにゴミを捨てる行為はよくあるトラブルの一つです。
特に夜間や早朝にゴミを出すと、セキュリティ性能の低いゴミ置き場では動物に荒らされてしまうことがあります。
決まった時間にゴミを捨てなければ、ゴミ置き場が不衛生な状態が続くため、近隣住民に不快な思いをさせる可能性もあります。
ゴミが回収されずにゴミ捨て場に残っている
ゴミが適切に分別されていなかったり、指定の袋を使用していなかったりする場合、ゴミ収集業者に回収を拒否され、ゴミ置き場にゴミを残されてしまいます。
正しい状態で捨てられていなければ注意されることになり、改善後に回収してくれます。このような事態が続くとゴミ置き場が悪臭を放つことにつながり、害虫やネズミなどの発生原因にもなります。
入居者以外の方のゴミ捨て
ゴミ置き場は、そのエリアの住民のみが利用するのが原則ですが、外部の人が勝手にゴミを捨てにくるという問題もあります。
例えば、マンションに併設されたゴミ置き場は、マンションの住民のみ利用可能な場合がほとんどです。
しかし、ゴミを投げ入れられたり、区外の方にゴミ置き場を利用されゴミ置き場が満杯になってしまう恐れがあります。
ゴミ置き場から異臭が発生する
不適切に捨てられた生ゴミや、長期間放置されたゴミから異臭が発生することもあります。
特に気温が高い夏場はゴミの腐敗が早まるため、ゴミ出しの時間を適切に守らなければなりません。近隣住民が不快な思いをするだけでなく、衛生面でも問題が生じることでしょう。
自治会がゴミ置き場を使わせてくれない
自治会は任意参加の場合が多いため加入していない方もいますが、稀に自治体に加入しなければゴミ置き場を利用させてもらえない地域があります。
ゴミ置き場の設置や清掃を自治会が管理しているため、管理に協力しない方には利用を許可しないという理屈です。
自治会をやめる、引越し先の自治体に参加しないなどの理由でゴミ置き場が利用できなくなる場合、自治会と交渉しなければなりません。
ゴミ置き場のトラブルを放置するとどうなる?
ゴミ置き場でのトラブルが起きた際に放置すると、さらに大きなトラブルに発展する恐れがあります。
- 近隣住民のモラル低下
- 新規入居者の減少
- 不法投棄の増加
近隣住民のモラル低下
ゴミ置き場で起きたトラブルを放置したままになると、他の住民もゴミ捨てのルールを守らなくなる可能性があります。
これは割れ窓理論と呼ばれており、トラブルを放置することは更なるトラブルの助長につながるため、トラブルの早期改善が求められます。
ゴミ捨てに対する高い意識によってゴミ置き場の清潔が守られているため、近隣住民全体のモラル低下は街に悪影響を及ぼします。
新規入居者の減少
マンションやアパートのゴミ置き場が汚い状態で放置されると、物件の印象が悪くなり、新規入居者が減少する可能性があります。
マンションやアパートへの入居を決める際に、内見だけでなくゴミ置き場を確認する方も多いです。なぜなら、ゴミ置き場の清潔さはマンションやアパートの治安に影響しているからです。
ゴミの分別をしないことが当たり前になっている、管理人が仕事をしていないなどの不信感を抱くことになるでしょう。特に、異臭や害虫の発生が顕著な場合は、物件そのものの魅力が損なわれてしまう可能性が高いです。
不法投棄の増加
ゴミ置き場の管理が不十分になると、不法投棄が増加する傾向にあります。
不法投棄とは、道端や人気のない場所にゴミを捨てるだけでなく、ゴミ置き場への投げ入れや、入居者以外の利用なども該当します。
ゴミ置き場が荒れている状態が続くと、申請せずに粗大ゴミを捨てられたり、分別していないゴミを区外から捨てに来るなどのトラブルが発生します。
ゴミ置き場のトラブルを減らすための対処法とは?
ゴミ置き場でのトラブルを減らすための4つの対処法を解説します。
- ゴミ捨てできる時間帯を決める
- 防犯カメラの設置
- ゴミ捨てのルールを守らない方に通知する
- ゴミ置き場のスペースを縮小する
自治体や自治会、マンションの管理人などでゴミ置き場のトラブルに悩まされている方はこちらを参考に対処してみましょう。
ゴミ捨てできる時間帯を決める
ゴミ捨てできる時間帯を明確に決めておきましょう。一般的には回収日の朝何時までに置いておくと決まっているゴミ置き場が多いです。
ゴミ置き場に長時間ゴミが置かれることが治安を悪化させる原因になるため、利用できる時間を短時間にすることでトラブルが減少することでしょう。
館内でゴミを保管できるマンションであれば、ゴミ置き場が荒れることは少ないため24時間利用可能でも問題ないでしょう。
防犯カメラの設置
ゴミ置き場に防犯カメラを設置することで、不法投棄やルール違反を抑止する効果があります。
カメラの存在が住民や外部の人に対して効果的で、いざ不法投棄が発生した際に、証拠としてカメラ映像を確認できます。
お金がかけられないのであれば、ダミーを用意するだけでも抑止力アップにつながるでしょう。
ゴミ捨てのルールを守らない方に通知する
ゴミ捨てのルールを守らない住民には注意を促すことが重要です。監視カメラを設置するのであれば、ルールを守っていない方をすぐに見つけられるはずです。
伝えても改善が見られない場合は、自治体やマンションの管理会社に相談し、対応してもらいましょう。
直接的な対話が難しい場合は、掲示板やチラシ、回覧板などでゴミ捨てのルールを再度告知するのも有効です。
ゴミ置き場のスペースを縮小する
ゴミ置き場のスペースが大きすぎると、不法投棄を招く原因となります。利用者がゴミを置けるだけの広さがあれば十分なため、スペースは大きすぎないようにしましょう。
粗大ゴミを不法投棄したり、区外からゴミを捨てたりするのに、場所が狭ければ抑止力が高まります。
まとめ:ゴミ置き場はトラブルに気をつけて対処しよう
ゴミ置き場のトラブルは、放置すると大きな問題に発展する可能性があります。
適切なルール設定や対策をすることで、トラブルを未然に防げるため、ゴミ置き場は利用者全員が守るべきマナーを徹底しましょう。
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