書類処分は水につけるのが正解?見られたくない書類を水で安全に処理する方法を解説
不要になった書類の処分方法に悩んでいませんか?
個人情報の漏洩を防ぐために、まず思い浮かぶのはシュレッダーを使う方法です。しかし自宅にシュレッダーがない場合、他の方法を検討する必要があります。
今回は簡単にできる「水につけて書類を処分する方法」を詳しくご紹介します。さらに、「水を使う」以外にも書類を処分できる方法を解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
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書類処分の際に情報が流出する危険があるって本当?
書類処分を行う際、情報が流出する危険性があります。特に個人情報や企業機密が含まれる書類の場合、適切に処分しないと第三者に情報が流出し、悪用されるかもしれません。
単にゴミとして捨てたり、適当に破って処分するだけでは、悪意のある人物によって復元され、情報が不正利用される可能性もあるでしょう。
例えば、以下の情報が書かれた書類の処分は慎重に行う必要があります。
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 口座番号
- クレジットカード情報
上記が記載された慎重に扱わなければなりません。また企業が保有する契約書や取引に関する資料も同様に、適切な処分が求められます。このため書類を処分する際には、情報漏えいを防ぐための対策が必要です。
ただ専門業者に依頼すると費用がかかってしまうため、秘密書類に処分方法に悩む人も多いのではないでしょうか。
もし書類を確実に処分したいと思ったら、水に浸けて処分する方法を検討してみましょう。水に浸けることで紙が崩れ、文字が読めなくなり、情報が漏洩するリスクを大幅に減らせます。
書類を水につけて処分するメリット
書類を水に浸して処分する方法には、いくつかのメリットがあります。以下では、内容について具体的に説明していきます。
文字がにじんで読めなくなる
水に浸すことで、インクがにじみ、書類に書かれた文字が読めなくなります。特にインクジェットプリンターやボールペンで書かれた文書は、浸水によって速やかに文字が消え、情報の流出を防げます。
そのため重要な個人情報や機密情報が悪用されるリスクが減るでしょう。
手で破るより簡単にできる
書類を手で細かく破るよりも、水に浸す方が作業は簡単です。手で破る場合、力が必要だったり、書類が思うように細かくならないこともあります。
しかし水に浸すと紙が柔らかくなり、容易に崩れるため、破る手間が少なく済みますよ。さらに浸水後は紙がもろくなるため、少ない力で紙を処理できる点もメリットです。
紙の量が減る
水に浸すと紙は柔らかくなり、押しつぶすことでコンパクトにまとめられます。そのため紙の体積が減り、処分する際にゴミの量が少なくなるでしょう。
さらにゴミ袋のスペースも節約できます。大量の書類がある場合でも、この方法で簡単に紙の量を減らすことが可能です。
処分費用がかからない
書類を水に浸して処分する方法は、家庭で簡単にでき、費用もかかりません。シュレッダーや専門業者に依頼する場合は、機器の購入費用や業者のサービス料金が必要です。
しかし家庭にある桶やバケツを使うだけで、無料で効果的に書類を処分できる点が大きなメリットです。
水につけて書類を処分する手順
書類を水に浸して処分する際には、いくつかの手順を踏みましょう。以下に、具体的な手順を紹介します。
桶やバケツを用意
書類を水に浸すための容器を準備します。大きめの桶やバケツが最適ですが、場合によっては洗面台や風呂桶を使っても構いません。容器にはたっぷりの水を張っておきましょう。
書類を細かくする
書類をそのまま水に浸ける前に、細かくちぎっておくとよいでしょう。紙を小さくしておくことで、水が浸透しやすく、処理も早く終わります。また細かくすると、文字が読みにくくなり、さらに情報漏えいのリスクも減らせます。
水に浸すしてなじませる
準備ができたら、書類を水に浸します。水が十分に浸透するよう、紙全体をしっかりと水に浸けてくださいね。しばらくの間放置し、紙が水を吸収して柔らかくなるのを待ちましょう。
水をかき混ぜる
書類が十分に浸透したら、容器内の水をかき混ぜて紙をほぐします。紙が崩れやすくなり、文字がさらに読めなくなります。書類が完全に崩れるまで、数分間かき混ぜると効果的です。
紙を手で絞る
書類が十分に浸水したら、手で絞りましょう。紙がしっかりと崩れていれば、手で簡単に絞ることができ、嵩が減るため処分しやすくなります。
水分を含んだままではゴミ袋が重くなってしまうため、できるだけ水を絞り出しましょう。
可燃ゴミとして捨てる
絞り終えた紙は、可燃ゴミとして通常のゴミと一緒に捨てることができます。水に浸して文字が消えた状態であれば、情報漏えいのリスクはほぼありません。
自治体のゴミ出しルールに従い、一般ごみとして処分しましょう。
書類を水につけて処分する際の注意点
書類を水に浸して処分する際には、いくつかの注意点があります。早速見ていきましょう。
排水溝には流さない
紙を水に浸した後、そのまま排水溝に流すことは絶対に避けましょう。紙が詰まり、排水溝の詰まりや配管の故障につながる可能性があります。
水を排水する際は、紙をきちんと取り除き、ゴミとして捨てるようにしましょう。
長時間紙を放置しない
紙を水に浸けて長時間放置しすぎるのは避けましょう。紙が完全に溶けてしまい、処分が難しくなるケースがあります。
また紙が水を吸いすぎると重くなり、処理が大変になるため、ある程度の時間で取り出し、処理を進めましょう。
直接溶解できる業者に頼む方法も
大量の書類がある場合や、家庭での処分が難しいと感じる場合は、直接溶解できる業者に依頼する方法もあります。
溶解業者は、紙を専用の機械で溶かして処分するため、確実に情報を漏らさずに処分できます。特に企業機密や大量の書類を扱う場合には、この方法が安全かつ確実です。
水につける以外の書類処分方法6選
水に浸す方法以外にも、書類を安全に処分する方法はいくつかあります。ここでは6つの代表的な処分方法を紹介します。
シュレッダーバサミで切る
シュレッダーバサミを使って書類を細かく切ると手軽に処分できます。シュレッダーがなくても、家庭で簡単にできる方法としておすすめです。紙を細かく裁断することで、情報が読み取れなくなり、リスクを軽減できます。
焼却処分
書類を完全に処分する最も確実な方法は、焼却処分です。ただし自宅で焼却するのは法律で禁止されている場合があるため、自治体の焼却施設や、業者に依頼して焼却してもらう方法を選びましょう。確実に書類を消滅させたい場合におすすめです。
サインペンや墨汁で重要箇所を黒塗りにする
書類の重要な部分、特に個人情報や機密情報が含まれる箇所を、サインペンや墨汁で黒塗りにして隠す方法も効果的です。特定の情報が読めなくなり、個人情報の漏洩を防げます。
手でちぎって読めない状態にする
手で書類を細かくちぎる方法も、手軽な処分方法です。特に少量の書類であれば、破るだけで十分な情報保護が可能です。
小さく破って文字が読めないようにすることで、情報の漏えいを防ぎましょう。
漂白剤に浸す
書類を漂白剤に浸すと、インクが溶けて文字が消えやすくなります。水に浸す方法と同様に、情報が読み取れなくなるため、個人情報の保護に効果的です。
ただし漂白剤は取り扱いに注意が必要です。塩素系の漂白剤と酸性のものが混ざると、有害な塩素ガスが発生するため、十分に注意してください。
不用品回収業者に依頼する
大量の書類を一度に処分したい場合や、自分で処理するのが難しい場合には、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。
業者によっては、書類の溶解処理や安全な破棄を行ってくれるため、安心して任せられます。
書類の処分はエコトミーへ
書類の処分を簡単かつ安全に行いたいなら、専門業者のエコトミーにおまかせください。エコトミーは、経験豊富な自社スタッフが適切なリサイクルを行い、個人情報や機密情報の漏洩を防ぎます。
最短即日から対応しております。ほかの不用品の回収を依頼する際に、まとめて引き取ってもらうことも可能ですので、家庭や企業で発生する不要な書類の処分に困った際は、ぜひエコトミーにご相談ください!