ゴミ置き場のカラス対策が必要な理由とは?具体的な5つの対策を紹介!
カラスによってゴミを荒らされているゴミ置き場を目撃した経験はありませんか。
朝方にゴミを出してから収集されるまでの時間帯に、カラスはエサを狙って活動します。
ゴミ置き場が荒らされてしまうと、ゴミ置き場が汚くなる以外にも、臭いが蔓延したり、害虫や害獣を寄せ付ける原因になったりと、たくさんのデメリットがあります。
本記事ではゴミ置き場のカラス対策が必要な理由と具体的な対策、注意点について解説します。
カラスの生態を知って適切なカラス対策を行い、被害を最小限に抑えましょう。
この記事を読むための時間:5分
ゴミ置き場のカラス対策が必要な理由とは?
ゴミ置き場のカラス対策をしなければ、ゴミ袋を破られ、ゴミが散乱することになるでしょう。
しかし、どうしてカラス対策を講じなければならないのでしょうか。カラスの生態から紐解いていきます。
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カラスは視力がよい特徴がある
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カラスは記憶力が優れている
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カラスは早朝の時間帯が活発
カラスは視力がよい特徴がある
カラスは嗅覚の機能が弱いかわりに視力が発達しており、人間の約5倍ほどといわれています。
ゴミ出しを行う時間帯だと、まだ薄暗い場合もありますが、視力のよいカラスには問題ありません。
視力のよさは、遠方のゴミ置き場のゴミを見つけられるだけでなく、色の識別にも長けています。
透明、半透明なゴミ袋に入れられて、透けたゴミの色から、何が捨てられているかを認識して、エサが入っているゴミ袋を引き当てるのです。
カラスは記憶力が優れている
カラスは視力以外に、記憶力も優れているといわれています。
一度エサにありつけたゴミ置き場のことを覚えているため、セキュリティの甘いゴミ置き場は何度も襲撃されることになります。
また、視力がよいカラスは、赤色=高タンパクな肉の色と認識して覚えています。視力と記憶力のよさからゴミの狙いを定めているのです。
カラスは早朝の時間帯が活発
カラスに限らず、鳥類は早朝が活発な時間帯となっています。
カラスは人間を恐れているため、人間があまり活動していない時間帯で、ゴミ出しが行われる朝方に活動していると考えられます。
人間の生活習慣も記憶しており、朝方の活動がエサにありつけるチャンスだと認識しています。
ゴミ置き場のカラス対策5選!
ゴミ置き場はカラスがエサを狙う絶好の場所であるため、対策しなければさまざまな方法で荒らされてしまいます。
小さな積み重ねでゴミ置き場の清潔を保てます。
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ゴミ出しの時間帯を徹底する
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生ゴミを隠してゴミ出しする
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生ゴミを減らす
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開閉式のゴミステーションを設置する
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カラス避けネットを利用する
それぞれ解説します。
ゴミ出しの時間帯を徹底する
ゴミ置き場に長時間ゴミが置かれていると、カラスから狙われる時間が長くなります。そのため、午前5時〜8時までのようにゴミ出しの時間帯が定められているのです。
自治会や自治体で決められた時間は、人が活動を始める時間帯のため荒らされる可能性が低くなります。
深夜帯にゴミ出ししないように徹底しましょう。
生ゴミを隠してゴミ出しする
カラスは目で判断してゴミ袋を狙います。
嗅覚が弱いため、生ゴミが見える位置になければ荒らされることも少なくなるでしょう。
生ゴミを排出してしまうのは仕方がないことなので、極力ゴミ袋の中心に入れたり、新聞紙に包んで見えないように工夫したりして処分しましょう。
生ゴミを減らす
カラスのエサとなる生ゴミの量を減らすのも一つの手です。
視力のよいカラスでも生ゴミが見つからなければ、ゴミ置き場が荒らされにくくなります。
生ゴミが出ないように料理をアレンジすれば、カラスからの被害にも遭わず、環境にも優しいため一石二鳥です。
コンポスト、生ごみ処理機などを利用すれば、ゴミ袋の中に生ゴミを入れることがなくなるので、カラスに狙われることも少なくなります。
開閉式のゴミステーションを設置する
開閉式のゴミステーションを用意すれば、カラスが侵入できないため最も有効な対策となります。
カラスに狙われなくなるほかにも、鍵をかけることで外部の人の利用を制限でき、セキュリティ性能が高まります。
しかし、開閉式のゴミステーションを用意するのに費用がかかる点に注意しましょう。
カラス避けネットを利用する
カラス対策として、カラス避けネットを活用している自治体も多いです。
カラス避けネットは安価で準備でき、正しく利用することでカラスの侵入を防げます。
ただし、使用方法を誤るとカラスが容易に侵入できてしまうため、使い方を自治体で共有しておく必要があります。
ゴミ置き場のカラス対策にネットを使用する際の注意点
ゴミ置き場のカラス対策にネットを使用するのは有効ですが、使用方法を間違えるとうまく対策できません。
以下の方法を守ってカラスを対策しましょう。
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網目が細かいネットを選ぶ
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ネットに重りを乗せる
- 侵入できる隙間を作らない
それぞれ解説します。
網目が細かいネットを選ぶ
カラスはゴミ袋をくちばしで突いてくるため、ネットの網目が粗ければネットを超えてゴミ袋に貫通してしまいます。
ネットとゴミ袋が離れているのであれば、網目が15mm以下のネットで問題ありませんが、ゴミ袋とゴミが近い場合は、4mm程度の網目が細かいネットを選びましょう。
また、網目が細かくてもくちばしでちぎられる可能性があるため、強度も重要です。
ネットに重りを乗せる
ネットを被せるだけではめくれてしまうので、カラスに侵入されてしまいます。そのためネットに重りを乗せてめくれないようにしましょう。
ゴミ置き場で利用する重りとして、水が入った2Lのペットボトルなどを置いておきましょう。カラスは力が弱いので、重りとして十分効果があります。
利用者全員が重りを使わなければネットをかける意味がなくなるため、利用者に重りを活用することを共有しておきましょう。
侵入できる隙間を作らない
重りを置いてもネットに隙間ができてしまっては意味がありません。
重りと同様に、利用者で徹底しなければ侵入されてしまうため、自治会等でゴミ出しのルールを共有しておきましょう。
ゴミ置き場のカラス対策に関するよくある質問
ゴミ置き場に関するよくある質問に回答します。
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ゴミ袋を黒い袋に変えると効果がある?
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ゴミ置き場を荒らしてくるカラスを殺処分したい場合は?
本記事では上記の2つを取り上げました。
ゴミ袋を黒い袋に変えると効果がある?
ゴミ袋を黒い袋に変えると、中のゴミが見えなくなるため効果的です。
しかし、黒のゴミ袋だとゴミ収集時に中身が見えないため、収集員の方は正しく分別されているのか視覚的に判断できなくなります。
また、指定のゴミ袋に入れなければゴミ出しできない自治体も存在します。ゴミ袋が指定されていなくても、透明、半透明のゴミ袋しか使用してはいけない場合もあるため、黒いゴミ袋が使用できるとは限りません。
カラス対策には有効ですが、カラス対策以外も考慮し、総合的に判断しましょう。
ゴミ置き場を荒らしてくるカラスを殺処分したい場合は?
あまりにゴミ置き場でのカラスの被害がひどくなると、殺処分できないのかと考える方もいるかもしれません。
結論からお伝えすると、許可なく殺処分を行うことはできません。
鳥獣保護管理法という規制があり、許可なく野生の鳥を捕獲したし処分したりすることが禁止されています。
懲役や罰金の可能性もあるため、カラスの被害が深刻な場合は自治体に問い合わせましょう。
まとめ:カラス対策してゴミ出しのトラブルを減らそう
ゴミ置き場のカラス対策について取り上げました。
カラスの対策となるルールを決めることと、利用者の間でルールを守ることが大切です。
カラス問題にお困りの方は本記事を参考に対策いただければと思います。
また、処分が難しいものや大量のゴミが出た際は、エコトミーをご活用ください。
自治体で処分してもらえないものでも、最短即日で対応します。お気軽にご相談くださいませ。