暖房器具の正しい処分方法とは?処分のタイミングや注意点も解説
冬になるとファンヒーターやストーブ、電気ストーブなどが欠かせません。
寒さ対策に重宝される暖房器具ですが、処分に困る電化製品でもあります。特に、灯油を使用する暖房器具はどのように処分すべきか迷ってしまう方も多いことでしょう。
本記事では、暖房器具の処分方法を種類別に解説します。
暖房器具はサイズの大きいものが多く、一般ゴミとして処分できないことが多いです。
扱い方を間違えてしまうと火事などの事故につながる可能性があるため、正しい処分方法を理解しておきましょう。
この記事を読むための時間:5分
暖房器具は大きく3種類に分けられる
一般家庭で使用されている暖房器具は主に以下の3種類です。
-
電気系暖房器具
-
石油系暖房器具
-
ガス系暖房器具
薪ストーブを使用している方もいるかもしれませんが、所持している家庭は少ないと思いますので今回は上記の3種類のみ解説します。
電気系暖房器具
電気系暖房器具は、最も使用頻度が高く、種類の豊富な暖房器具です。
部屋全体を暖めるには時間がかかりますが、静かで空気が乾燥しにくいなどのメリットがあります。
使用するために電気代が必要ですが、火事や火傷などのリスクが低いため扱いやすい暖房器具といえます。
代表的な電気系暖房器具は以下などがあげられます。
- エアコン
- コタツ
- 電気ストーブ
- 電気毛布
- ホットカーペット
- セラミックファンヒーター
- オイルヒーター
- パネルヒーター
- ハロゲンヒーター
- カーボンヒーター
石油系暖房器具
石油系暖房器具は、電気を使用しない石油ストーブと電気を必要とする石油ファンヒーターの2種類に分けられます。
石油ストーブは電気を必要としないため場所を選ばずに使用できるメリットがあり、石油ファンヒーターは部屋を短時間で温められるメリットがあります。
灯油を使用することになるため、注意して処分しなければなりません。
ガス系暖房器具
ガスを燃料としたストーブやファンヒーターがあり、屋外で使用できるカセットガスボンベタイプと室内用タイプに分けられます。
静かで空気が乾燥することも少ないためメリットは多いですが、初期費用がかかる点やガス栓が必要になる点などデメリットも多く、電気系暖房器具や石油系暖房器具ほど使用頻度は高くありません。
暖房器具を処分すべきタイミングとは?
暖房器具の寿命は一般的に10年程度とされています。寿命になると、以下のような症状が現れることがあります。
- 煙が出る
- 異音がする
- 異臭がする
- 点火に時間がかかる
- エラー表示が出る
これらの状態を放置してそのまま使用を続けると、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や爆発が起きる可能性があります。
調子が悪くなった暖房器具は使い続けることなく、早めのタイミングで処分することをおすすめします。
暖房器具の正しい処分方法とは?
暖房器具の処分方法は以下の7種類があげられます。
-
粗大ゴミとして処分する
-
不燃ゴミとして処分する
-
ゴミ処理場に持ち込む
-
買い替え時に回収してもらう
-
リサイクルショップで買い取ってもらう
-
フリマアプリやネットオークションで売却する
-
不用品回収業者に引き取ってもらう
暖房器具の種類やサイズに正しい処分方法が異なるため、これらの方法を使い分けましょう。
粗大ゴミとして処分する
サイズの大きな暖房器具は粗大ゴミとして処分が可能です。
粗大ゴミの定義は自治体ごとに異なり、不燃ゴミ袋に入らない、1辺が30cmを超えるゴミなどが対象になります。
粗大ゴミとして処分する場合、ゴミ置き場に置いておくだけでは回収してもらえません。自治体に連絡して回収を依頼する必要があります。
回収の手続きが完了したら、粗大ゴミ処理券を購入し暖房器具に貼り付けて、回収日当日の時間までに回収場所に置いておきましょう。
不燃ゴミとして処分する
不燃ゴミも粗大ゴミと同様に、自治体によって定義されています。多くの自治体では1辺が30cm以下のゴミを不燃ゴミとしています。
暖房器具は粗大ゴミとして処分することが多いですが、小型の暖房器具であれば不燃ゴミとして処分可能です。
不燃ゴミは処分に費用がかからないため、おすすめの処分方法です。
ゴミ処理場に持ち込む
暖房器具を粗大ゴミとして処分する場合、自治体のゴミ処理場に直接持ち込むこともできます。
粗大ゴミを自治体に引き取りにきてもらう場合、1点あたり数百円の費用がかかりますが、自己搬入すれば安価で処分可能です。
また自己搬入の場合、処分するゴミの量に対して一律の費用がかかることが多いため、ほかにも処分したいゴミがある方におすすめです。
買い替え時に回収してもらう
暖房器具を買い替える場合、ホームセンターで購入すれば古い暖房器具を引き取ってくれる場合があります。
店舗への持ち込みが必要だったり、灯油を抜いておく必要があったりと条件があります。
無料で引き取ってくれるお店もありますが、費用が発生する場合もあります。最寄りのホームセンターで引き取ってもらえるか確認しておきましょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう
状態のよい暖房器具であれば、リサイクルショップで買い取ってくれる場合があります。
買い取ってもらえるものは限られますが、費用をかけずに暖房器具を処分できるだけでなく、収入になることもあります。
比較的新しい暖房器具が引越し等で必要なくなった場合など、リサイクルショップでの売却を検討してみましょう。
フリマアプリやネットオークションで売却する
リサイクルショップ以外にも、フリマアプリやネットオークションでの売却も検討してみましょう。
リサイクルショップで売却するよりも出品や発送の手間がかかりますが、自分で値段を決定できるため、需要のある暖房器具は高く売却できる可能性が高くなります。
不用品回収業者に引き取ってもらう
不用品回収業者に引き取ってもらうことも可能です。
粗大ゴミとして処分する場合、手続きに手間がかかり、朝の8時までに所定の場所にゴミ出しする必要があるなどの制約があります。
不用品回収業者に依頼すれば自宅まで引き取りに来てもらえるだけでなく、都合のよい時間帯を指定することも可能です。
また、繁忙期になると回収してもらえるまで1ヶ月近くかかる場合もありますが、不用品回収業者なら最短即日で対応してもらえます。
自治体に回収してもらうよりも費用が高くなりますが、早く処分したい方や処分を依頼したいものがたくさんある方は不用品回収業者を利用するのが得策といえます。
暖房器具を処分する際の注意点とは?
暖房器具を処分する際は、以下の2点に注意しましょう。
-
石油系暖房器具は灯油タンクを空にして処分する
-
電気系暖房器具は電池を外して処分する
それぞれ解説いたします。
石油系暖房器具は灯油タンクを空にして処分する
ファンヒーターやストーブなどの石油系暖房器具を処分する場合、必ず灯油タンクを空にしてから処分しましょう。
灯油タンクに灯油が残った状態で処分すると、運搬中に灯油が漏れ、火災につながる恐れがあります。
石油系暖房器具は処分時に空焚きし、灯油を空にしましょう。
電気系暖房器具は電池を外して処分する
電気系暖房器具は電池を取り出して処分しましょう。
電池を残した状態だと処分時に発火する可能性があります。電池は一般ゴミとして処分できないことも多いため、自治体で決められた方法で正しく処分しましょう。
まとめ:暖房器具は種類に応じて正しく処分しよう
暖房器具にはさまざまな種類があり、それぞれ適切な処分方法があります。
暖房器具の中には大型なものもあるため、処分に困る場合は不用品回収業者のエコトミーをご活用ください。
一都三県で不用品回収を行っており、粗大ゴミ1点から対応可能です。
即日の引き取りも可能ですので、気軽にお問い合わせください。