アクリル板の処分方法とは?費用や注意点を解説
コロナ禍になり、あらゆるところでアクリル板が使用されるようになりました。
主に飲食店で使用されることが多く、感染対策を目的として利用されましたが、現在では目にする機会も少なくなりました。
中にはアクリル板の処分方法がわからず、処分せずに所持したままの方もいることでしょう。
本記事ではアクリル板の分別や処分方法、処分にかかる費用、注意点などを解説します。
たくさんのアクリル板を所持している方も多く、割れると危険なものでもあります。処分にお困りの方は不用品回収業者に依頼する選択肢も頭に入れておきましょう。
この記事を読むための時間:5分
アクリル板の処分方法とは?
アクリル板の処分方法は大きく以下の5つに分けられます。自治体によって処分方法にばらつきがあるため、お住まいの地域でどのような処分が推奨されているのか確認しておきましょう。
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一般ゴミとして捨てる
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粗大ゴミとして捨てる
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不用品回収業者に依頼する
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リサイクルに出す
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売却する
それぞれ解説します。
一般ゴミとして捨てる
アクリル板はプラスチックでできているため、一般ゴミして処分できます。ただし、アクリル板のサイズにもよります。
自治体によりますが、ゴミ袋に入るサイズでなければ一般ゴミとして処分できません。自治体が定めている一般ゴミのルールを確認し処分しましょう。
また、仕事で利用したアクリル板は事業系ゴミとなるため、一般ゴミとして処分できなくなります。
粗大ゴミとして捨てる
サイズの大きいアクリル板は粗大ゴミとして処分します。
1辺が30cmを超えるものを粗大ゴミとする自治体が多いですが、プラスチック製品は1辺が50cm以上の場合を指すこともあります。
パーテーションとして使用されるアクリル板は1辺が50cmを超えるものも少なくありません。
自治体が粗大ゴミをどのように定義しているか確認してから処分しましょう。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼するのもおすすめの処分方法です。
アクリル板を処分する際、1枚だけ処分することは少なく、数枚から数十枚程度の処分になるでしょう。
不用品回収業者はたくさんのものを処分することで1品あたりの費用を安くできるため、処分する不用品の個数が多い方におすすめです。
リサイクルに出す
アクリル板はプラスチックの専門業者やリサイクル業者に引き取ってもらうことも可能です。
プラスチック専門業者であれば素材にかかわらずリサイクルしてもらえます。再生樹脂としてリサイクルできるため、一般的なリサイクル業者よりも引き取ってもらえる可能性が高いです。
ただし、プラスチック専門業者でも少量であれば引き取ってもらえない場合があるため、まとめて依頼することをおすすめします。
売却する
ネットオークションやフリマアプリで売却することも可能です。
アクリル板は加工しやすいため、DIYを趣味としている方からの需要があります。
ただし、サイズが大きいため、梱包や発送の手間がかかります。そこまで高い利益を出すことは厳しいでしょう。
アクリル板の処分にかかる費用とは?
アクリル板の処分にかかる費用は以下の通りです。
処分方法 | 費用 |
一般ゴミとして捨てる | 無料 |
粗大ゴミとして捨てる | 数百円 |
不用品回収業者に依頼する | 数百円〜 |
リサイクルに出す | 無料 |
売却する | 無料(送料がかかる) |
リサイクルや売却であれば費用がかかりませんが、アクリル板を処分することで多くの利益を出すことは難しいです。
一般ゴミとして処分できる自治体の場合は、一般ゴミとして処分するのがおすすめです。サイズが大きいため一般ゴミして捨てられない場合は粗大ゴミとして処分しましょう。
大量のアクリル板を使用し、廃棄することになった場合はまとめて不用品回収業者に引き取ってもらうのがおすすめです。
その他の不用品もまとめて持って帰ってもらえるので、利便性が高く、好きなタイミングですぐに捨てられるのもメリットです。
アクリル板を処分する際の注意点とは?
アクリル板を処分する際は以下の2点に注意しておきましょう。
- 仕事で使用したアクリル板は産業廃棄物として処分する
- 自治体のルールに従って処分する
それぞれ解説します。
仕事で使用したアクリル板は産業廃棄物として処分する
自宅で使用したアクリル板と仕事で使用したアクリル板は処分の方法が異なります。
自宅で使用していれば一般ゴミとして処分できますが、飲食店や接客業で使用されたアクリル板は産業廃棄物として扱うことになります。
複数のアクリル板を処分される方の多くは、業務用に活用しており、事業系ゴミとなることが多いのではないでしょうか。
産業廃棄物は産業廃棄物収集運搬業の資格を取得している不用品回収業者に依頼しなければなりません。
小さなアクリル板であれば、事業系ゴミの処理券を購入して自身で処分することも可能です。
自治体のルールに従って処分する
アクリル板は自治体によって捨て方にばらつきがあるため、自治体のルールに従って処分しましょう。
- 小さなものであれば可燃ゴミに分類される
- 不燃ゴミに分類される
- 粗大ゴミとして処分する
- 自治体で回収してもらえない
そもそもアクリル板を回収してもらえない自治体もあります。処分する前に分別やゴミの扱われ方を確認しておきましょう。
アクリル板を自治体で処分する際の出し方とは?
アクリル板を自治体で処分する場合、以下の2点に注意しておきましょう。
- 破損時のことを考えて処分する
- 割れものであることを記載しておく
アクリル板は丈夫なものですが、万が一壊れてしまうと処理が難しくなるものでもあります。アクリル板の取り扱いには注意が必要です。
破損時のことを考えて処分する
アクリル板は丈夫なので簡単に破損してしまうことはありません。
しかし、絶対に破損しないわけではないため、破損した時のことを考えて処分する必要があります。
たとえば、道路に面したゴミ置き場に処分する際、アクリル板が車道に落ちてしまうかもしれません。丈夫なアクリル板でも車に轢かれると砕けてしまうでしょう。
ガラスのように破片が飛び散ることは少ないですが、割れたアクリル板は鋭利なため、収集員の方が怪我をしてしまうかもしれません。
事故が起きないように気をつけて処分したり、割れても被害を抑えられるように新聞紙に包んで処分するなどの配慮を心がけましょう。
割れものであることを記載しておく
不慮の事故を防ぐためにも、アクリル板に割れものであることを記載しておきましょう。
ゴミ袋に入れて捨てることが多くなると思いますが、ゴミ袋の上からわかるように表記するのがおすすめです。
粗大ゴミとして処分する場合、そのまま処分する方もいますが、透明なアクリル板に記載しても見えにくいため、新聞紙などに包んで見えるように記載しておきましょう。
まとめ:アクリル板の処分は怪我に気をつけて行おう
アクリル板が原因で怪我をしてしまうことは滅多にありませんが、破損してしまうと非常に危険です。
処分する際は危険を伴わない方法で処分しましょう。また、作業員の方が回収する際にアクリル板であることがわかるように配慮しましょう。
エコトミーではアクリル板の回収も行っています。分別を考える必要はありませんし、大量に処分したい場合でも引き取ることが可能です。
アクリル板以外にも不用品があれば引き取りますので、お気軽にご活用くださいませ。