終活でやることとは?やることリスト12選をまとめて解説!
終活を考えているものの、何から手をつけていいのかわからない方は少なくありません。
そもそも終活には始めるタイミングも行うべき作業も決まっておらず、正解がありません。
本記事では終活でやることをリストにまとめましたので、初めて終活を行う方は参考にしていただければと思います。
この記事を読むための時間:5分
そもそも終活とは?
終活とは、人生の終わりに向けて行う準備のことです。
これだけ聞くとネガティブに捉える方もいますが、残された時間を充実して過ごすための前向きな作業です。
終活を行うことは遺族の負担軽減にもつながります。亡くなってからの作業は想像以上に多く手間がかかるため、遺族のためにも終活しておきましょう。
また、本人が亡くなった後に最もトラブルになりやすいのが遺産相続になるため、終活は相続先を明確にする目的でも行われます。
終活でやることとは?
終活でやるべきことを12個リストアップしました。
行うタイミングによってはまだ必要ないものもあるでしょう。まずは手をつけやすい作業から初めていきましょう。
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亡くなるまでにやりたいことをまとめる
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断捨離
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エンディングノートの作成
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遺言書の作成
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資産の確認
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口座を整理する
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葬儀の準備
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住まいを見直す
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デジタルデータを整理する
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利用しているサービスを見直す
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医療や介護の意思表示をする
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緊急時の連絡先を共有する
それぞれ解説します。
亡くなるまでにやりたいことをまとめる
終活では、亡くなるまでにやりたいことをまとめましょう。
仕事や子育てなどで時間を追われている状態では、残りの人生でやりたいことを考える時間は意識しなければ取れません。
亡くなるまでにやりたいことをまとめることで、自分の人生で本当に必要なものが見えてきます。終活の指針を決めるためにも重要な作業といえます。
断捨離
断捨離は終活におけるメインの作業といっても過言ではありません。
必要なものだけを自宅に残し、不要なものを処分していきましょう。
高齢になると体力が低下するため、快適に暮らすために邪魔になるものは排除すべきです。
しかし、時間も労力もかかるため、思うように作業を進められない方も多いでしょう。人手が欲しい方は業者に依頼するのも一つの手です。
エンディングノートの作成
エンディングノートは自分が亡くなった時のことを考えて、希望や伝えたいことを記しておくノートです。
残された家族へのメッセージや葬儀の行い方、友人への連絡、使用していたスマートフォンのパスワードなどを自由に記載できます。
法的な効力はないため、残された人たちに対する素直な気持ちを残しておきましょう。
また、エンディングノートを作成しておけば、何かが起きた時に家族の方がパニックにならず動きやすくなります。
遺言書の作成
終活を行う方は遺言書を必ず作成しておきましょう。遺言書を作成することで、資産の相続先を選べます。
遺言書を作成しなかった場合、親族に相続され、身寄りがいない方は国のものになってしまいます。
相続先は親族以外の人の選択できるため、国にお金を渡したくない方はお世話になった方に相続するのも一つの手です。
資産の確認
終活では資産の確認を行いましょう。
終活は今後の人生のよりよいものにするための作業です。資産を確認し、余裕があれば贅沢したり旅行したりと新たな選択肢が生まれるでしょう。
また、資産を確認すれば老後資金にどれだけ回せるかも判断できます。
資産には預貯金以外に、有価証券や保険、実物資産もあります。借金がある場合、いくら借り入れているのかも確認しておきましょう。
口座を整理する
複数の口座を持っている方は、その個数やパスワードを把握し、エンディングノートに記録しておきましょう。
使っていない口座を整理し、最低限の口座だけを利用するようにすれば、不正利用されたり、紛失時のトラブルがなくなることでしょう。
口座の締結も手間になるため、残された家族の負担を減らすためにも整理しましょう。
葬儀の準備
終活では葬儀の準備も行いましょう。自身の死を弔ってほしい方をリストアップし、エンディングノート記載しておきましょう。
葬儀の準備は残された家族の作業になるため、まとめておくことで葬儀の負担を大幅に減らせます。
また、葬儀は生前予約が可能です。希望通りの葬儀にするため家族にも協力してもらい、葬儀社に意向を伝えましょう。
住まいを見直す
見落としがちですが、住まいの見直しも終活の大切な作業です。
体力が低下してくると階段の上り下りがキツくなります。エレベーター付きのマンションに引っ越したり、平屋を検討したりするのもおすすめです。
また、子どもの世帯と共に暮らすことや、住みやすい部屋にリフォームすることも検討してみるとよいでしょう。
デジタルデータを整理する
デジタルデータはプライベートなもののため、見られたくない方も多いです。
扱っていたデータを責任持って消去してもらえるように、アカウント情報をまとめておきましょう。
また、使っていないアカウントなどは削除しておくのがおすすめです。デジタルデータは一生残り続けるものが多く、パスワードが流出する恐れもあります。
必要なものだけを残し、それ以外は整理しておきましょう。
利用しているサービスを見直す
新聞やサブスクリプションのような定期購読、定期購入系のサービスも見直しましょう。
親族がこれらのサービスに登録していることを知らなければ、亡くなってからも利用料金を支払い続けることになります。
ほとんど使っていないのに登録したままで、無駄にお金を払い続けているものがあるかもしれません。不要なサービスに登録したままの状態になっていないか確認しておきましょう。
医療や介護の意思表示をする
自分の身に大きな事故が起きた際の対処についてもまとめておきましょう。
- 介護が必要な場合どこで過ごしたいか
- どのような病院で治療を受けたいか
- 延命治療を受けたいか
認知症になったり、怪我で動けなくなったりすることもあるでしょう。会話や意思疎通が亡くなる直前まで問題なく行えるとは限りません。
正常な判断ができるうちに家族と話し合い、意向を伝えておきましょう。
緊急時の連絡先を共有する
家族に緊急時の連絡先を共有しておきましょう。エンディングノートに記載しておくのもよいでしょう。
自分の身に何かあった時に、頼りにしているかかりつけ病院や友人に連絡が取れると安心です。
何か起きた時にパニックにならず対応してもらえるようになり、お互いのためになるでしょう。
終活に関するよくある質問
終活に関するよくある質問をまとめました。
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終活を始めるタイミングはいつ?
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終活は身寄りがなくてもするべき?
それぞれ解説していきます。
終活を始めるタイミングはいつ?
終活を始めるタイミングは特に決まっていません。
定年退職となる60代で行ったり、子どもが自立し実家を出たタイミングで行うことが多いです。
しかし、20代で終活を行う方もいます。大規模な作業で労力がかかるため、体力があるうちに自分と向き合いたいと考えている方も少なくありません。
「思い立ったが思い立ったが吉日」という言葉あるように、始めようと思った時に行動しましょう。
終活は身寄りがなくてもするべき?
終活は身寄りのない方にも必要な作業です。
終活を行わなければ、孤独死してしまった際に誰にも気づいてもらえないリスクがあります。
- 死後事務委任契約
- 任意後見契約
- 財産管理等委任契約
身寄りがない方は前述した作業以外に、上記も行うことをおすすめします。
まとめ:終活は元気なうちに始めよう
終活の作業は多く、労力も時間も想像以上にかかるでしょう。そのため体力のあるうちに行いましょう。
終活は自分の人生を見直す貴重な機会でもあり、家族とも真剣に向き合える時間にもなります。
本記事を参考にできることから終活を始めてみましょう。
また、エコトミーでは1人では難しい終活の作業を協力させていただきます。断捨離、探しもの、不用品の処分などの対応が可能です。
1人で行うのが難しい方はご依頼いただければと思います。
0120-103-253