油の正しい処分方法とは?大量の油の処分方法や注意点・タイミングも解説
使用済みの油をそのまま排水口に流していませんか?
油を適切に処分することは、環境保護において非常に重要です。
油を正しく棄しなければ、排水管の詰まりの原因になったり、水質汚染や自然火災を引き起こしてしまう可能性もあります。
本記事では、油の正しい処分方法や大量の油の処理方法、注意点や処分のタイミングについて詳しく解説します。
自宅で揚げ物をする場合は、必ず油の処分方法を理解してから行いましょう。
この記事を読むための時間:5分
そもそも油って何ゴミ?
家庭から出る使用済みの食用油は、基本的には可燃ゴミとして処分します。
ただし、自治体によっては資源ゴミとして回収し、リサイクルを行っている場合もあります。
資源ゴミとして回収する場合は、液体の状態で回収場所まで持ち込みこともあります。
お住まいの地域のゴミ回収ルールを確認し、適切に分別して処分しましょう。
油の正しい処分方法とは?
使用済みの油を正しく処分するための方法として以下の4つがあげられます。
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使用済みの油はシンクに直接流してはいけない
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新聞紙やペーパータオルを使って処分する
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牛乳パックに処分する
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凝固剤で固めて処分する
それぞれ紹介します。
使用済みの油はシンクに直接流してはいけない
使用済みの油はシンクに直接流してはいけません。
油をシンクに直接流すと、排水管の詰まりや水質汚染の原因となるためです。
油は水よりも軽く、水中で冷えると固まりやすいため、排水管内で固着し、詰まりを引き起こします。排水管の詰まりは悪臭の原因にもなるため連鎖します。
また、油が河川や海に流れ込むと、水質汚染や生態系への悪影響を及ぼす可能性もあります。
少量の油であってもさまざまなリスクを生み出してしまうため、正しく処分しなければなりません。
新聞紙やペーパータオルを使って処分する
少量の油を処分する場合、新聞紙やペーパータオルに吸わせてから可燃ゴミとして捨てる方法がおすすめです。
新聞紙やペーパータオルでしっかりと吸収し、そのまま可燃ゴミとして処分します。
油が温かいうちの方が吸収しやすく、温度が冷めたらビニール袋などに入れて処分しましょう。
温かいうちにビニール袋に入れてしまうと自然発火する恐れがあるため注意しなければなりません。この方法は手軽で、少量の油を処分する際に適しています。
牛乳パックに処分する
比較的多くの油を処分する際には、牛乳パックを利用する方法が便利です。
- 自然発火を防ぐために新聞紙やペーパータオルに水を少量しみ込ませる
- 空の牛乳パックに新聞紙やペーパータオルを詰める
- 冷ました油をゆっくりと注ぎ入れる
- 口をテープでしっかりと封をし、可燃ゴミとして処分する
この方法は油が漏れにくく、大量の油でも安全に処分できます。
凝固剤で固めて処分する
市販の油凝固剤を使用して、油を固めてから処分する方法も効果的です。手順は以下の通りです。
- 使用済みの油がある程度熱いうちに凝固剤を規定量入れる(80℃程度)
- かき混ぜて油全体に凝固剤を行き渡らせる
- 油が冷めて固まるのを待つ
- 固まった油を取り出しビニール袋に入れて可燃ゴミとして処分する
凝固剤はスーパーやドラッグストアで入手可能です。
手を汚さずにたくさんの油を処分できる方法としておすすめです。
また、凝固剤が自宅になければ片栗粉で代用することも可能です。凝固剤ほどは固くなりませんが、粘度が高くなりそのままの状態よりも処分しやすくなります。
大量の油の処分方法とは?
業務用などで大量の油を処分する場合、以下の方法で処分しましょう。
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産業廃棄物処理業者に依頼する
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リサイクル可能な業者に依頼する
それぞれ解説します。
産業廃棄物処理業者に依頼する
大量の油が家庭から出ることは少なく、業務用として飲食店で使われた食用油や、エンジンオイルなどの鉱物油は産業廃棄物として扱われることになります。
大量の油が出た場合は産業廃棄物として処理業者に依頼しましょう。
産業廃棄物として油を処分する場合、産業廃棄物収集運搬業許可という資格が必要になります。
資格を取得している業者はホームページから確認できるため、必ず確認した上で信頼できる業者に依頼しましょう。
リサイクル可能な業者に依頼する
使用済みの油をバイオディーゼル燃料などにリサイクルする業者も存在します。
このような業者に依頼することで、環境に配慮しながら資源を有効活用できます。
特に飲食店などで頻繁に油を廃棄する場合、定期回収に来てくれる業者も存在するため、リサイクルという選択肢も検討してみましょう。
油を処分する際の注意点とは?
油を処分する際には、以下の点に注意してください。
- 冷ましてから処分する
- 土に捨てたりトイレに流したりしない
- 自治体のルールを守る
それぞれ解説します。
冷ましてから処分する
熱い油を処分しようとすると、容器が破損したり自然発火したりする恐れがあります。
必ず油を十分に冷ましてから処理を行ってください。
また、気温が高くなる夏場に、油を染み込ませた紙をそのままにしておくのも危険なため注意しましょう。
土に捨てたりトイレに流したりしない
油を土に捨てると土壌の浸透を妨げ、植物の成長に悪影響を及ぼします。
特に灯油やガソリンなどは土壌汚染を引き起こす原因になりやすいです。
汚染した土壌はきれいな土と入れ替えたり、薬剤で浄化したりできますが、かなりの労力がかかります。
トイレに流すと排水管の詰まりや水質汚染の原因となります。
また、便器の故障につながったり、トイレから悪臭が発生することもあるため、正しい方法で処分しましょう。
自治体のルールを守る
油の処分方法は自治体によって異なるため、事前に各自治体のゴミ分別ルールを確認しましょう。
一部の自治体では、資源ゴミとしてリサイクル回収している場合もあります。
油の処分に関するよくある質問
油の処分に関するよくある質問をまとめました。
- 油を処分するタイミングとは?
- 未使用の油の処分方法とは
それぞれ解説します。
油を処分するタイミングとは?
食用油は、オイルポットなどを使用して何度も使う人もいるでしょう。油は使用することで酸化するため、いつまでも使用できるものではありません。
目安として、以下のような変化が見られたら処分を検討しましょう。
- 色が濃くなった
- 粘度が増した
- 異臭がする
- 泡立ちが消えにくい
- 180℃程度で煙が出る
何週間も使っていない油であっても、一度使用してから長期間経過した油は使用を控えましょう。
未使用の油の処分方法とは?
未使用の油であっても処分方法は使用済みの油と特に違いがありません。
ボトルに入ったままでは処分できない場合が多いため、牛乳パックに入れたり、凝固剤を使ってビニール袋に入れたりすることになるでしょう。
廃棄してしまうのはもったいないため、可能であればリサイクルに回すことをおすすめします。
まとめ:使用済みの油は適切な方法で処分しよう
油の適切な処分方法を知ることで、環境への負荷を減らし、火災等につながることなく安全に処分できるようになります。
シンクに流すのは厳禁であり、環境に悪いだけでなく、排水管の故障や悪臭の原因にもつながります。
新聞紙や牛乳パック、凝固剤などを活用して正しく処理しましょう。
また、大量の油は専門業者に依頼することが望ましいです。
エコトミーでは産業廃棄物収集運搬業許可の資格を取得していますので、飲食店などで出た油を産業廃棄物として回収できます。
油の処分にお困りの方はぜひ活用していただければと思います。