遺品整理で植木を処分する方法は?処分費用や注意点を解説
遺品整理の際、植木の処分に悩まれている方は少なくありません。大切に育てられてきた植木をどのように扱うべきか、費用はどのくらいかかるのか、多くの疑問が浮かぶことでしょう。
本記事では、植木の処分方法を自治体の回収サービス利用、専門業者への依頼、売却の3つに分類し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。また、処分費用の目安や費用を抑えるコツも紹介します。
この記事を読むことで、あなたの状況にぴったりな植木の処分方法がわかります。
また当社エコトミーでは、一都三県を対象に遺品整理サービスを提供しています。
遺品整理に関する些細なご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事を読むための時間:5分
植木の処分方法
植木の処分方法は、大きく分けて3つあります。それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
1. 自治体の回収サービスを利用する
遺品整理の過程で出てくる一般的な植木鉢や小型の植木は、多くの場合、自治体の回収サービスを利用して処分できます。
メリット
- 比較的安価で処分できる
- 定期的な回収があるため、計画的に処分が可能
デメリット
- 量や大きさ、素材によっては制限がある
- 回収までに時間がかかる場合がある
- 土や大量の植木は対応できないことが多い
可燃ごみ・不燃ごみとしての回収
小型の植木鉢や植木は、多くの自治体で可燃ごみまたは不燃ごみとして回収されます。
植物や木の部分は通常、可燃ごみとして処分可能です。
植木鉢は素材によって、可燃ごみまたは不燃ごみに分類されます。プラスチック製の鉢は可燃ごみ、陶器製の鉢は不燃ごみとして扱われることが多いです。
枝木は長さは50cm未満に切断して、複数本をビニール紐などで束にして出しましょう。
粗大ごみとしての回収
大きな植木鉢や植木は、粗大ごみとして回収される場合があります。枝を適切なサイズに切り分け、自治体のごみ収集ガイドラインに従って処分しましょう。
粗大ごみの回収には事前申し込みが必要で、400円〜1,000円程度の処分費用がかかります。
いずれの方法も自治体によってルールが異なるため、必ず地域のルールを確認しましょう。
また、土は一般的には自然物として扱われ、ゴミとして回収されないことが多いです。少量であれば自宅の庭に撒くことが推奨されますが、大量の場合は不用品回収業者に相談する必要があります。
2. 専門業者に依頼する
遺品整理業者や不用品回収業者、庭木を取り扱う業者に依頼することで、植木を処分できます。
遺品整理業者への依頼
遺品整理業者は、植木を含む遺品全体の処分を一括で行うことができます。
メリット
- 植木以外の遺品も同時に処分できる
- 専門知識を持った業者が適切に処分してくれる
- 迅速な対応が可能
デメリット
- 費用が比較的高くなる可能性がある
- 植木のみの処分には不向きな場合がある
遺品整理業者は遺品全体の処分を効率的に行えるため、植木以外にも多くの遺品がある場合にとくに有効です。
エコトミーでは、多種多様な品目が混在した状態でも、スタッフが分別から搬出まで対応いたします。
見積料や相談料、通話料も無料なので、お電話やLINE・メールにて気軽にご相談ください。
不用品回収業者への依頼
不用品回収業者は、植木を含むさまざまな不用品を回収・処分します。
処分費用の目安は、植木鉢1つあたり1,000円~2,000円程度です。
メリット
- 即日回収が可能な場合が多い
- 土や植物がそのままでも回収可能
- 植木鉢が複数ある場合にも対応可能
デメリット
- 他の方法と比較して費用が高くなる可能性がある
- 業者選びに注意が必要
造園業者や解体業者への依頼
大型の植木や庭木の処分など重機が必要な場合は、造園業者や解体業者への依頼がおすすめです。
メリット
- 専門的な知識と技術を持っている
- 大型の植木にも対応可能
- 伐採後の庭の整備まで依頼できる
デメリット
- 費用が比較的高い
- 小規模な植木の処分には不向きな場合がある
注意点
専門業者に依頼する際は、以下の点に注意しましょう。
①複数の見積もりを比較する
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。単に価格だけでなく、サービス内容や対応の丁寧さなども考慮しましょう。
②許可の確認
業者が適切な許可を持っているか確認しましょう。とくに、産業廃棄物の処理を行う場合は、許可が必要です。
③作業内容をしっかり確認する
伐採、抜根、処分など、どの作業まで依頼するか明確にしておくことが大切です。あいまいな部分があると、追加料金が発生する可能性があります。
3.植木を売却する
比較的小さな植木や状態が良い植木は、フリマアプリやオークションサイトでの売却も検討してみましょう。
処分費用を抑えられるだけでなく、場合によっては収入を得られる可能性があるというメリットがあります。また、買い手が見つかれば、植木を必要としている人の元で大切に育てられることになり、環境面でも良い選択といえます。
しかし、売れるまでに時間がかかる可能性があり、希少価値のある植木でないと売却が難しいというデメリットも。一般的な植木の場合、買い手を見つけるのは容易ではありません。
また、個人間の取引の場合はトラブルに注意が必要です。取引条件や受け渡し方法をしっかり確認しましょう。
以上、植木の処分方法を検討する際は、植木の大きさや量、植木の状態などを考慮しましょう。
植木の処分費用の目安
植木の処分費用は、木のサイズや量によって変わります。
一般的な相場は、軽トラック1台分の処分量で1万円~3万円程度です。
上記の処分費用にプラスして、伐採費用や伐根費用、整地費用や重機費用がかかる場合もあります。
伐採費用の目安
伐採費用は、おもに木の高さによって決まります。
木の高さ | 費用の目安 |
---|---|
3m未満 | 5,000円前後 |
3m~5m |
10,000円~20,000円 |
5m以上 | 30,000円前後 |
高さが5メートルを超える大型の植木の場合、さらに高額になる可能性があります。
また、木の種類によって費用が大きく変動することもあります。特殊な種類の木や処分が難しい木の場合、通常よりも高額になる可能性があるため、事前に専門業者に相談するのがおすすめです。
伐根費用の目安
伐根(根っこの除去)費用は、おもに幹の太さによって決まります。
幹の太さ | 費用の目安 |
---|---|
15cm未満 | 4,000円前後 |
15~30cm | 5,000円~10,000円 |
30cm以上 | 15,000円前後 |
太さが30cmを超える大木の場合、さらに高額になることがあります。
その他の追加費用
植木の処分には、伐採や伐根以外にも以下のような追加費用が発生する場合があります。
- 整地費用:1㎡あたり500円前後
- 重機費用:クレーン車やパワーショベルの使用で2万円~20万円程度追加
作業の難易度も費用に影響します。周囲の建物や電線との位置関係、地形の特性などによって作業が複雑になれば、それに応じて費用も増加します。
とくに、狭い場所や高所での作業は追加の安全対策が必要となり、費用が上がる傾向にあります。
費用を抑える方法
植木の処分費用は、状況によっては高額になる場合もありますが、費用を抑える方法もあります。
例えば、伐採・伐根・処分を一括で依頼すると、個別に依頼するよりも割安になることがあります。複数の作業をまとめることで業者側の効率が上がり、その分費用が抑えられるためです。
また、適正な価格を知るためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。業者によって価格設定や作業内容に差があるため、少なくとも3社以上から見積もりを取り、それぞれの内容を比較検討することをおすすめします。
まとめ
植木の処分方法には、自治体の回収サービスや専門業者への依頼、売却の3つの選択肢があります。
自治体の回収サービスは比較的安価ですが、制限があることに注意が必要です。
専門業者への依頼は、遺品整理業者や不用品回収業者、造園業者など、状況に応じて選択できます。売却は処分費用を抑えられる可能性がありますが、時間がかかる場合があります。
処分費用は植木のサイズや量によって変わり、軽トラック1台分で1万円~3万円程度が目安です。伐採や伐根、整地などの追加作業が必要な場合は費用が増加します。費用を抑えるには、作業をまとめて依頼したり、複数の業者から見積もりを取ることが効果的です。
植木の処分方法を選ぶ際は、植木の大きさや量、状態、処分にかけられる時間や予算を考慮しましょう。
また、エコトミーでは、一都三県を対象に遺品整理や不用品回収サービスを提供しています。
最短即日で対応していますので、遺品整理の依頼を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。
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